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ルセ&レ・タラン・リリク~リュリ:抒情悲劇“プシュケ”(2枚組)


[Château de Versailles Spectacles 公式チャンネルより]

華やぎとドラマの交錯!リュリの牧歌的抒情悲劇を本場フランス最前線から

18世紀以前の知られざる音楽劇蘇演に大きな貢献をみせてきたフランスの古楽歌劇カンパニー、レ・タラン・リリク。特にフランス語台本のオペラは、指揮者ルセほか多くのメンバーにとって日常言語の延長上にあるといってもよい言葉と音楽性の相性の良さが抜群のパフォーマンスに繋がります。17世紀、ルイ14世の治世下にあって演劇と音楽の融合を追求し続けた王室音楽総監督リュリの劇音楽は、そんな彼らの本領がここぞとばかりに発揮される領域。Apartéから2019年に《イシス》を、また2022年秋には《アシスとガラテー》をリリースしたのも記憶に新しいところ、今度は抒情悲劇第6作《プシュケ(プシシェ)》が堂々登場!
音楽入り演劇のあり方を巡って決裂する直前の劇作家モリエールとの共作による同題のトラジェディ=バレから7年後、悲劇作家ピエール・コルネイユの弟トマ・コルネイユと長命で知られるフォントネルの台本をもとに披露された牧歌的神話劇を、本場ヴェルサイユの王室歌劇場を舞台に鮮やかに現代に甦らせます。
同作の全曲録音はcpoにも先行盤(777367)がありますが、フランスの演奏陣によるものはこれが初。
シリル・オヴィディやデボラ・カシェらフランス古楽界で押しも押されもせぬ活躍をみせる名歌手らの存在感もさることながら、自身プシュケをテーマにした歌曲アルバムも発表しているアンブロワジーヌ・ブレが喜怒哀楽の機微を鮮やかに歌い上げる題名役も見事なもの。リコーダーのセバスティアン・マルクや低音弦のエマニュエル・ジャック、無孔ナチュラルトランペットを吹きこなすジャン=フランソワ・マドゥーフら器楽勢の充実ぶりにも目を見張らされます。
同レーベルの常どおり解説も充実(原文フランス語、英独訳付)。
(ナクソス・ジャパン)

【曲目】
ジャン=バティスト・リュリ(1632-1687):《プシュケ》 ~序幕付全5幕の抒情悲劇(全曲)

台本: トマ・コルネイユ(1625-1709)、ベルナール・ル・ボヴィエ・ド・フォントネル(1657-1757)
初演: 1678年4月19日、パリ王立音楽アカデミー劇場(オペラ座)

【演奏】
<ソリストと合唱>
プシュケ/苦悩する女…アンブロワジーヌ・ブレ(ソプラノ)
美の女神ヴェニュス/ミューズ…ベネディクト・トーラン(ソプラノ)
恋の神/アグロール/ニンフ…デボラ・カシェ(ソプラノ)
花の女神フロール/シディプ/ニンフ/ミューズ…ユジェーヌ・ルフェーヴル(ソプラノ)
ヴェルテュムヌ/青年に扮した恋の神/メルキュール…シリル・オヴィディ(オートコントル〔高音テノール〕)
火の神ヴュルカン/苦悩する男/憤怒の鬼…ロバート・ゲチェル(テノール)
パレモン/海の精シレーヌ/西風の精ゼフィール/憤怒の鬼/酒の神バッコス…ファビアン・イオン(テノール)
アポロン/西風の精ゼフィール/サティール…ザッカリー・ワイルダー(テノール)
大神ジュピテール/苦悩する男/サティール…フィリップ・エステーフ(バリトン)
リカス/王/モミュス/川の神/憤怒の鬼…アナス・セガン(バリトン)
軍神マルス…マチュー・エム(バリトン)
合唱のみ…ドミニク・ボヌタン、ブノワ・プロシェロ(オートコントル)

レ・タラン・リリク(古楽器使用)
クリストフ・ルセ(クラヴサン〔=チェンバロ〕、指揮)

【録音】
2022年1月29-31日 ヴェルサイユ宮殿王室歌劇場


レ・タラン・リリク

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2022年12月01日 00:00