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Naxos~2023年1月第2回発売新譜情報(4タイトル)

ケテルビー

今回はオルソップ指揮、ウィーン放送交響楽団によるシューマン:交響曲集(マーラー版)の続編となる第3番「ライン」と第4番に、MARCO POLOレーベルからの移行盤リーパー&スロヴァキア放送響によるケテルビー:管弦楽作品集、マックス・バロスによるグァルニエリ:ピアノ作品集第2集、カンザス・ヴィルトゥオージによるサルガード:室内楽作品集第1集のCD4タイトルがリリースされます。

MARCO POLO 8.223442のレーベル移行盤
アルバート・ウィリアム・ケテルビー(1875-1959): 管弦楽作品集
エイドリアン・リーパー(指揮)スロヴァキア放送交響楽団

「ペルシャの市場にて」など、耳なじみの良い旋律による作品で知られる英国の作曲家アルバート・ケテルビー。幼い頃から音楽の才能を発揮、11歳の時には習作のピアノ・ソナタをウォーチェスター音楽祭で演奏、エドワード・エルガーに称賛されました。13歳の時にはヴィクトリア女王の奨学金を受け、トリニティ音楽カレッジに入学。グスターヴ・ホルストに師事、研鑽を積み16歳でウィンブルドンのセント・ジョン教会のオルガン奏者に就任、契約終了後はヴォードヴィル劇場の音楽監督となり、ライト・ミュージックの世界で大活躍します。
このアルバムには冒頭で紹介した「ペルシャの市場にて」(男声合唱入り)や鳥のさえずりが描写されている「修道院の庭にて」など、彼の代表作を収録。イマジネーション豊かな音楽は、聴き手の想像力を刺激します。
(ナクソス・ジャパン)

カマルゴ・グァルニエリ(1907-1993):ピアノ作品集 第2集
マックス・バロス(ピアノ)

ブラジルの作曲家グァルニエリの父はイタリア系の移民で音楽を愛し、子供たちにはモーツァルト、ロッシーニ、ベッリーニ、ヴェルディと名付けました。カマルゴ・グァルニエリの本名はモザルト(モーツァルト)で、母親から手ほどきを受けたピアノ演奏と作曲で早熟の天才ぶりを発揮し、後にはヴィラ=ロボスに次ぐ世代の作曲家として活躍しましたが、モーツァルトの名前は恐れ多いと感じたのか、Mozartの代りにM.とだけ書き、母の旧姓カマルゴをもらって筆名としました。
リリー・ブーランジェに師事し、ヨーロッパ音楽の最先端に触れた彼ですが、自分の音楽はブラジルに根差したものであるべきと考えていたようです。このアルバムに収められたのは「インプロヴィーゾ(即興)」「モメント(瞬間、少しの間)」「ヴァルサ(ブラジル風ワルツ)」と名付けられた小品で、インプロヴィーゾやモメントは2分前後の曲が多く、ヴァルサは少し長くて3,4分程度。バーで弾かれていても似合いそうな、メロディアスで哀愁の陰りを帯びた曲調が魅力です。ナザレーの曲に通じるブラジル的な情緒を感じる人も多いでしょう。インプロヴィーゾ第2番はヴィラ=ロボス、モメント第7番はエンリキ・オズワルドに捧げられています。演奏はカリフォルニアで生まれ、ブラジルで育ったピアニスト、マックス・バロス。サンパウロ音楽批評家協会のメンバーとして、ブラジル音楽の紹介に努めています。
(ナクソス・ジャパン)

世界初録音
ルイス・ウンベルト・サルガード(1903-1977): 室内楽作品集 第1集
カンザス・ヴィルトゥオージ

エクアドル生まれの作曲家ルイス・ウンベルト・サルガードの作品集。作曲家の父のもとに生まれ、8歳で首都キトの国立音楽院に入学、ピアノと作曲を学びましたが、当時のエクアドルには十二音音楽や新古典派音楽といった欧州楽壇の新しい潮流に通じている教師はいませんでした。サルガードは最新の音楽を学ぶべく欧州留学を目指すも奨学金が得られず断念、本やレコードを通してほぼ独学で現代音楽の手法を学び、これをエクアドルの民俗音楽と融合させようと試みました。彼の作品は、モダンで洗練されたハーモニーの中にエクアドルの先住民サンフアニートの舞曲を織り込み、生き生きとした音楽として結実しています。このCDには、新古典派の作風によるチェロ・ソナタや、多彩なアイディアを盛り込んだ木管五重奏曲、アポロ11号の月面着陸成功にインスパイアされた「セレーネ(ギリシャ神話の月の女神の名前)」などが収録されています。
(ナクソス・ジャパン)

ロベルト・シューマン(1810-1856): 交響曲第3番、第4番(グスタフ・マーラーによる編曲版)
マリン・オルソップ(指揮)ウィーン放送交響楽団

 

【斬新な響きが注目を集めたオルソップ&ウィーン放送響によるマーラー版のシューマン: 交響曲全集、第2弾】
ドイツ・ロマン派を代表する作曲家ロベルト・シューマンが完成させた交響曲は4曲ありますが、これらを近代以降のオーケストラで演奏すると、音が濁ったり、バランスが取れなかったりすることが多く、指揮者泣かせの曲と言われてきました。この難題に大胆な回答を出したのが、作曲家にして当代屈指の名指揮者でもあったマーラー。彼の時代のオーケストラで聴き映えがするよう、4曲の交響曲のスコアに数多くの改変やカットを加えました。それらの多くは打楽器や金管の増減などによってマーラーが重要と見なすモチーフを補強し、そうでないと考えた部分を抑えるというものでしたが、今ではシューマン自身が書いた通りではないという理由で敬遠されがちです。オルソップはマーラーのオーケストレーションを再評価すべく、ウィーン放送響と全4曲を収録。こちらは第2弾となる第3番「ライン」と第4番が収録されています。
交響曲第3番「ライン」は1850年作曲、1851年にシューマン自身によって初演されました。ラインというタイトルはシューマン自身の命名ではありませんが、悠然たる河の流れを思わせる雄大な作品です。マーラーの編曲はとりわけ管楽器の削減が特徴で、ホルン・パートの修正や第5楽章の冒頭など耳に残る部分が数多くあります。
交響曲第4番は、第1番の完成から間もなく構想され、1841年に完成した際は誕生日プレゼントとして妻のクララに贈られました。もともとは単一楽章で書かれていたせいか初演時に好評を得ることができず、10年を経てシューマンは作品に大幅な改訂を施します。現在知られているのはこちらの改訂稿で、マーラーもこの改訂稿に手を加えていますが、この曲での彼の改訂はそれほど目立つものではありません。オルソップは全体的にテンポを速めにとり、全曲をすっきりとした印象に仕上げています。
※国内仕様盤には相場ひろ氏による日本語解説が付属します。
(ナクソス・ジャパン)

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カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2022年12月20日 00:00