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オルガンの名手レオン・ベルベン~ファン・ノールト:詩篇曲とファンタジアを集めた鍵盤曲集(2枚組)


[Outhere Music 公式チャンネルより]

名手ベルベンが同時代の楽器で示す、オランダ黄金時代の巨匠の真価

17世紀初頭に連邦共和国として独立を果たし、海洋貿易大国としての豊かな富を背景に飛躍的な文化発展をみせたオランダ。その黄金時代と言われた17世紀の芸術遺産として、レンブラントやフェルメールら美術家たちの活躍に比しうるオランダの作曲家たちの業績は今なお再発見が待たれる状態が続いています(オランダの古楽器奏者たちが、バッハやヴィヴァルディなど諸外国の古楽にも適性が高く多忙すぎるせいもあるのでしょう)。

巨匠スヴェーリンク亡き後のアムステルダムで高い名声を誇ったアントニ・ファン・ノールトの作品集を、隣国ドイツの伝説的団体ムジカ・アンティクヮ・ケルンでも活躍したオランダの名手レオン・ベルベンがこうして手掛けてくれたことは、その未踏の沃野への重要な一歩と言ってよいでしょう。
英国のヴァージナル音楽からの影響を感じさせつつ、同時代の北ドイツ・オルガン楽派にも通じる精巧な多声芸術が聴かれる名品の数々を、ベルベンは作曲家と同時代の頃の姿に修復された歴史的オルガンで演奏。Raméeならではの自然派録音を通じ、強すぎない残響の中で各音の味わいをよく伝えてくれる解釈の妙はさすが名盤多数の名手というほかありません。
詩篇曲の変奏に聴く装飾音型の作り方も魅力的で、ブクステフーデやラインケンら後代の巨匠たちへと向かうヨーロッパ北方の音楽芸術の至宝をじっくり味わえます。
(ナクソス・ジャパン)

【曲目】
アントニ・ファン・ノールト(1619頃-1675):『詩篇曲とファンタジアを集めた鍵盤曲集』(1659)
[DISC 1]
1. 詩篇 第65篇(作曲者不詳、『カンプハイゼン写本』〔ユトレヒト大学図書館、資料番号Hs. 20A5〕より)
2. 4声のファンタジア 第2番
3. 詩篇 第15篇
4. 詩篇 第38篇
5. 詩篇 第6篇
6. 4声のファンタジア 第5番
7. 詩篇 第7篇
8. 詩篇 第5篇(作曲者不詳、『カンプハイゼン写本』より)
9. 詩篇 第5篇(作曲者不詳、『リュッベナウアー写本』〔ベルリン国立図書館、資料番号Ms Lynar B7〕より)
10. 詩篇 第2篇
11. 4声のファンタジア 第1番
12. 詩篇 第50篇
13. 詩篇 第66篇(作曲者不詳、『リュッベナウアー写本』より)
14. 4声のファンタジア 第6番

[DISC 2]
1. 詩篇 第119篇
2. 詩篇 第116篇(作曲者不詳、『カンプハイゼン写本』より)
3. 詩篇 第116篇(作曲者不詳、『リュッベナウアー写本』より)
4. 詩篇 第116篇
5. 4声のファンタジア 第3番
6. 詩篇 第100篇(作曲者不詳、『カンプハイゼン写本』より)
7. 詩篇 第100篇(作曲者不詳、『リュッベナウアー写本』より)
8. 詩篇 第22篇
9. 4声のファンタジア 第4番
10. ダフネ(作曲者不詳、『カンプハイゼン写本』より)
11. 詩篇 第24篇(作曲者不詳、『リュッベナウアー写本』より)
12. 詩篇 第24篇

【演奏】
レオン・ベルベン(オルガン)
使用楽器: ヤーコプ・ファン・ビルステイン1446年頃建造 ハルテュス&ヘルメル・ファン・ハーヘルベール1637-43年改修(修復: 1989年)

A=417Hz

【録音】
2022年1月22-25日 ピーテル教会、レイデン(オランダ)

収録時間: 156分


レオン・ベルベン

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2023年03月09日 00:00