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リコーダー奏者 本村睦幸の新録音!『フランスバロック・ソナタの展翅(てんし)』(HQCD)

本村睦幸

フランス趣味からイタリア趣味へ至るグラデーション

リコーダー奏者本村睦幸の最新盤は、フランスバロック・ソナタの展翅(てんし)と題した1 枚。展翅(てんし)とは、標本などにするため、昆虫などの羽をひろげること。フランス趣味・イタリア趣味の「ソナタ」に、性格的小品もまじえて、美しい1枚の絵のようにプログラムされています。

フィリドールのソナタは、「リコーダー」を楽器指定しているフランスの楽曲。シェドヴィルの作品は、ヴィヴァルディの作品13 と偽って出版されたもので、当時のフランスでヴィヴァルディの作品と思われていた曲を元にアレンジした楽章と、シェドヴィル自身による楽章を交えた構成。材料はイタリアですが、フランスのロココ趣味が色濃く反映されたユニークな作品です。
マレの作品はもともとはヴァイオリンとヴィオラ・ダ・ガンバとチェンバロのための作品ですが、ヴァイオリンのパートはトラヴェルソでもほぼ演奏可能、そしてここではトラヴェルソと同じ音域のリコーダーを用いて演奏しています。イタリアに生まれフランスに帰化したカナヴァスの作品、さらにクープランの描写的小品をはさんで、最後はオトテールのソナタでディスクが締めくくられます。
1枚全体が美しい絵画かタペストリーのよう。どの曲も心地よい素朴さ、典雅な風合いに満ちており、親密なアンサンブルにも非常に好感がもてます。
(キングインターナショナル)

『フランスバロック・ソナタの展翅(てんし)』
【曲目】
1‒5. アンヌ・ダニカン・フィリドール (1681-1728):リコーダーのためのソナタ
6-9. ニコラ・シェドヴィル (1705-1782):〈ヴィヴァルディの忠実な羊飼い〉より ソナタ 第4 番
10‒15. マラン・マレ (1656-1728):マレ風ソナタ
16‒18. ジャンバティスト・カナヴァス (1713-1784):チェロソナタ 作品2 の1
19. フランソワ・クープラン (1668-1733):恋する小夜鳴鳥
20‒25. ジャック・オトテール (1673-1763):組曲ソナタ 作品5 の4

【演奏】
本村睦幸 (リコーダー)
ジュゴンボーイズ≪山本徹(チェロ), 根本卓也(チェンバロ)≫

【録音】
2021年12月13-15日、千葉市美浜文化ホール 音楽ホール

[5.6448MHz DSD Recording & 192kHz 24bit Editing]
Microphones : Custom-made DC amplifier line-level microphones with Schoeps MK2H capsules,
designed and manufactured by Mouri Tadaharu 毛利忠晴 (PureT Records), 2013 (last modified 2018), Tokyo
Stereo Setting : A-B pair microphones
Microphone Power Supply & Preamplifier : PureT Records PT-MPP02,
designed and manufactured by Mouri Tadaharu 毛利忠晴 (PureT Records), 2017, Tokyo
AD Converter : Mytek Digital Brooklyn ADC
Recorder : TASCAM DA-3000
Master Clock : Grimm Audio CC2
DSD/PCM to PCM Converter : Weiss Saracon-DSD

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2023年05月11日 00:00