こんにちは、ゲスト

ショッピングカート

注目アイテム詳細

ジャン=バティスト・ロバンによる『神の玄義 ~2つの写本に記されたフランス・バロックの無記名オルガン作品集~』

ジャン=バティスト・ロバン

充実した内容の2つの写本と正面から向き合った、名手ロバンの好企画

フランス・バロック作品の演奏解釈で高い評価を得てきた同国の名手ジャン=バティスト・ロバンが、ルイ14世の治世末期、1711年に完成したヴェルサイユ宮殿王室礼拝堂のオルガンを使い、当時記された二つの筆写譜にある作曲者名が判っていない作品ばかりを集めて演奏。

典拠に用いたのは、鍵盤曲研究で知られ自身も演奏家として多くの録音を残しているダヴィット・モロニーが教授を務める、カリフォルニア大学バークレー校が所有する写本Ms776と、クラヴサン奏者カトリーヌ・コーモンが2008年に購入し専門家たちの間で注目された1707年の年記がある写本。
前者はフランス・バロック期の礼拝習慣に合わせ、聖職者や聖歌隊が唱える祈りの詩句と交互に演奏されるオルガン小品が讃歌5編分記されており、後者には111曲のオルガン曲が記されルベーグやボワヴァンなど17世紀の作曲家たちの作品もありつつ、実に81曲までが無記名かつ他の史料には見つからない楽曲。
ロバンは後者から曲を選んで二つの組曲を編み、前述の写本Ms776に記されている讃歌全てと共に録音しました。

鍵盤ごとに異なる音色の管を使い、多声の綾をわかりやすく描いてゆくフランス・バロック特有の語法は大クープランやマルシャンら同時代の作曲家たちの作品にも通じるものがあり、無記名なのが惜しまれる充実した小品の数々は発見の喜びをどこまでも堪能させてくれます。多くの音栓を同時に鳴らす「プラン・ジュ」の迫力も見事なもの。
18世紀当時の状態に復元された楽器から導き出されるヴェルサイユ宮殿の音響空間で、知られざる昔日の空気をお楽しみください。
(ナクソス・ジャパン)

『神の玄義 ~2つの写本に記されたフランス・バロックの無記名オルガン作品集~』

【曲目】
1-4. Hymne Ave Maris Stella 讃歌「めでたし、海の星」 *
5-14. Suite de pièces du 5ème ton 第5旋法による組曲 **
15-18. Hymne Ave verum 讃歌「めでたし、まことの御体」 *
19. Dialogue pour le tremblant à vent perdu à 4 choeurs トランブラン・ア・ヴァン・ペルデュ を使った4声のディアローグ **
20-23. Hymne Victimae Paschali 讃歌「過越祭の生贄に讃美あれ」 *
24. ジャン=ドゥニ・トムラン(1635-1693): Tierce en taille 中音域でティエルス管を使って **
25-28. Hymne Pange lingua 讃歌「歌え、舌よ」 *
29-37. Suite de pièces du 6ème ton 第6旋法による組曲 **
38-41. Hymne Veni Creator 讃歌「来たれ、創世主よ」 *
42. Offerte. Grand dialogue à trois ou quatre choeurs avec le tremblant a vent perdu. (6ème ton) 奉献唱: トレンブラン・ア・ヴァン・ペルデュを使った第6旋法による3声あるいは4声の大ディアローグ **

※トラック24以外はすべて作曲者不詳

*…カリフォルニア大学バークレー校所有の写本Ms776 より
**…カトリーヌ・コーモン所有の写本(1707) より

【演奏】
ジャン=バティスト・ロバン(オルガン)
使用楽器:ジュリアン・トリビュオ1711年建造、ルイ=アレクサンドル・クリコによる1736年の改修とフランソワ=アンリ・クリコによる1762年の改修を踏まえた状態に復元
(復元建造: ジャン=ルー・ボワソー&ベルトラン・カッティオ、1995年)

【録音】
2022年10月23-24日 ヴェルサイユ宮殿王室礼拝堂

収録時間:68分

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2023年05月30日 00:00