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コセンコ&レ・ザンバサドゥール~ラ・グランド・エキュリが大編成でフランス王室祭典を再現!『18世紀フランス王室の祝典』(2枚組)

レ・ザンバサドゥール~ラ・グランド・エキュリ

18世紀の通例を大きく上回る編成!話題の古楽指揮者がフランス王室祭典を再現

フランス随一のフラウト・トラヴェルソ奏者として注目を集め、録音ではポーランドの気鋭古楽器楽団アルテ・デイ・スオナトーリや自身が創設したレザンバサドゥ―ルの指揮者としてALPHAやChateau de Versailles Spectacles、Aparteなどの気鋭レーベルで活躍をみせてきたアレクシス・コセンコ。
レザンバサドゥールは近年、古楽器による管楽合奏団ラ・グランド・エキュリ(創設者は近年亡くなった古楽器シーンの大先達ジャン=クロード・マルゴワール)を吸収してさらに勢いを増し、メンデルスゾーンの交響曲録音(Aparte)でも注目されているなか登場するこのアルバムでは、18世紀後半のユニークな王室音楽祭典の再現に挑みます。

テーマは1773年のアルトワ伯(翌年ルイ16世となる王太子ルイ=オーギュストの弟、革命と王政復古の後1825年にシャルル10世として戴冠)の結婚祝宴。そこでは王室音楽総監督を務めた大御所フランクールが音楽をとりしきり、彼の長年の共作者F.ルベル(《四大元素》の作曲家J-F.ルベルの子)やドーヴェルニュ、モンドンヴィルといった同時代作曲家たちの往年の傑作群から曲が厳選され、古典派時代にありながらルイ14世時代以来の流儀にならったバロック風の食卓音楽が続きました。
最新監修の楽譜に基づくこの録音は、過去いくつか出ていた同祭典音楽の再現録音より曲数がはるかに多いうえ、1773年当時の王室楽団とほぼ同じ70人規模の大編成(弦楽器12/11/9/12/4、フルート2、オーボエ5、クラリネット2、ファゴット6、ホルン4、トランペット1、ティンパニ1)で、まさにその頃オープンしたヴェルサイユ宮殿王室歌劇場の音響の中、革命前夜のフランス王室音楽の壮麗さを追求。シーン最前線をゆく名手たちの妙技もさることながら、これほどの編成で一体感あるスリリングな演奏を実現したコセンコの巧みな指揮にも驚かされます。
(ナクソス・ジャパン)

輸入盤(2枚組)

 

国内仕様盤(2枚組)

[解説日本語訳付き]
※国内仕様盤解説日本語訳…白沢達生

 

『18世紀フランス王室の祝典 ~1773年、アルトワ伯の結婚に寄せて~』
【曲目】
[DISC 1]
1-8. 第1の組曲

1. フランソワ・フランクール(1698-1787)&フランソワ・ルベル(1701-1775):
序曲(《トロフィ》より)~エール(リュリの《アルミード》に加筆した楽曲)
2. フランクール&ルベル: 荘重なエール~快活に(《平和の舞踏劇》第2部「イフィスとヤント」に加筆した楽曲)
3. ピエール=モンタン・ベルトン(1727-1780): 快速なエール(カンプラの《ヴォルスクの王妃カミーユ》に加筆した楽曲)
4. ブラサック伯ルネ・ド・ガラール・ド・ベアルン(1698-1771): エール(《恋の神の帝国》第3部「炎の精たち」より)
5. アントワーヌ・ドーヴェルニュ(1713-1797): 陽気なエール(《エネーとラヴィニ》より)
6. ジョゼフ=ニコラ=パンクラス・ロワイエ(1703-1755): 優美で穏やかなエール(《ザイード》より)
7. ロワイエ: ロンド形式による狩猟の調べ(《ザイード》より)
8. フランクール&ルベル: シャコンヌ(《平和の舞踏劇》第2部「イフィスとヤント」より)

9-20. 第2の組曲
9. フランクール&ルベル: 序曲(《スカンデルベルク》より)
10. ジャン=フィリップ・ラモー(1683-1764): 壮麗なエール(《結婚の神と恋の神の祭典》第2部「カノープ」より)
11. フランクール&ルベル: 優美なエール(《ピラムとティスベ》に加筆した楽曲)
12. フランクール: 快速なエール(『フランクール氏の様々な合奏用エール集』より)
13. フランクール: ガヴォットI&II(リュリの《アルミード》に加筆した楽曲)
14. ドーヴェルニュ: きわめて快速なエール(《エネーとラヴィニ》より)
15. フランクール&ルベル: 仮面のエール(《幸福の舞踏劇》からの転用により《スカンデルベルク》に挿入した楽曲)
16. ベルナール・ド・ビュリ(1720-1785): 快速なシャコンヌによるエール(リュリの《アルミード》に加筆した楽曲)
17. ジャン=ジョゼフ・カサネア・ド・モンドンヴィル(1711-1772): ガヴォットI&II (《イスベ》より)
18. フランクール: 快速なエール(『フランクール氏の様々な合奏用エール集』より)
19. ラモー: ガヴォットI&II(《ダルダニュス》第2版より)
20. フランクール: コントルダンス(『フランクール氏の様々な合奏用エール集』より)

[DISC 2]
1-9. 第3の組曲

1. ラモー: 行進曲(《結婚の神と恋の神の祭典》より)
2. ド・ビュリ: 遅いエール〔《イマとゼリス》より〕
3. ド・ビュリ: 軽やかなロンド〔《イマとゼリス》より〕
4. ラモー: 優美なロンド(《恋の驚き》第2部より)
5. ラモー: 快速なエール(《イポリートとアリシ》に追加した楽曲)
6. ジョゼフ・イアサント・フェラン(1709-1791): 優美なロンド(《ゼリ》より)
7. ジャン=クロード・トリアル(1732-1771): 快速なコントルダンス(《花の女神の祭典》より)
8. フランクール&ルベル: シャコンヌ(《ノワジの公子殿》より)
9. ベルトン: シャコンヌ(デマレとカンプラ《[トーリドの]イフィジェニー》に加筆した楽曲)

10-23. 第4の組曲「トランペット、ティンパニとホルン群を交えて」
10. ラモー: 序曲(《ザイス》より)
11. ラモー: 優美なムニュエ〔メヌエット〕(《栄光の神殿》より)
12. ラモー: ロンド(《ダルダニュス》第2版より)
13. フランクール&ルベル: 穏やかなエール(ファヴァールの《サランシの薔薇冠の乙女》に加筆した楽曲)
14. フランクール: ロンド形式によるエール(リュリの《アルミード》に加筆した楽曲)
15. ルイ・グラニエ(1725-1800): 優美なエール
16. ドーヴェルニュ: 狩人たちのアントレ(《エネーとラヴィニ》より)
17. フランクール&ルベル: ロンドI&II(《ピラムとティスベ》に加筆した音楽)
18. フランクール: 陽気なロンド(《ノワジの公子殿》より)
19. モンドンヴィル: ミュゼット(《ティトンとオロール〔曙の女神〕》より)
20. モンドンヴィル: ミュゼット(《パルナスス山の謝肉祭》より)
21. ルベル: ムニュエI~フランクール: ムニュエII(いずれもカンプラの《優雅なヨーロッパ》に加筆した楽曲)
22. ロワイエ: シャコンヌ(《ピリュス》より)
23. ラモー: タンブランI&II(《ダルダニュス》第2版より)

【演奏】
レザンバサドゥール=ラ・グランド・エキュリ(古楽器使用)
アレクシス・コセンコ(指揮)

【録音】
2022年11月12-16日 ヴェルサイユ宮殿王室歌劇場

収録時間:126分

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2023年07月11日 00:00