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フランチェスコ・チェーラが満を持して録音!J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集全集(4枚組)


[Dynamic opera and classical music 公式チャンネルより]

フランチェスコ・チェーラ、満を持して「平均律」全2巻を一挙リリース!

イタリアのチェンバロ/オルガン奏者・指揮者として活躍するフランチェスコ・チェーラが遂にバッハの「平均律」を録音。積年の経験を傾注して自ら調律にも凝った力作です。

1967年ボローニャに生まれたフランチェスコ・チェーラは、フェルディナンド・タリアヴィーニとグスタフ・レオンハルトに学び、イル・ジャルディーノ・アルモニコのチェン
バロ/オルガン奏者を経て、ソリストとして、また自らのアンサンブルを指揮してルネサンスからバロック期の声楽・器楽曲の演奏と録音に取り組んで来ました。そのチェーラがバッハの「平均律」を遂に録音。

チェーラは長年にわたり「平均律」の基本的性格を「規律」と「内面性」の2点からとらえて来たといいます。「規律」とは対位法に代表される厳格さであり、それを音として具現するために必要な頭と指のトレーニング。また「内面性」は楽想と構造が時に省察や瞑想へと導く性格を持っていること。これらを演奏で表現する準備が整ったとして録音に臨みました。その上で重視したのが調律です。

曲集の原題の“Das wohltemperierte Klavier”(よく調律されたクラヴィア)についてチェーラは、特定の調律原理ではなく、曲に応じた演奏者の「良き趣味」に任されていると理解しており、曲によって心地よく響く調律が正解の場合もあれば耳障りに響く調律が正解の場合もあるとしています。またバッハの音楽がドイツ、イタリア、フランスの音楽の合流点であったという理解に基づいて各曲を解釈し、独自の調律を施したとのこと。その詳細は明かされていませんが「ご判断はリスナーにお任せします。全面的に同意とはいかないかもしれませんが、私がすべての調を巡る旅において凝らした創意工夫に興味を感じて頂ければ嬉しいです」と記しています。尚、第2巻についてはアルトニコル版の楽譜を参照し、後の時代の写本では削られてしまったヴァリアントも参考にしているとのこと。

録音に使われた楽器はチェーラが信頼しているダニエレ・マリア・ジアーニによるアンリ・エムシュのレプリカ。ボストン美術館所蔵の1736年製の楽器をモデルにしていますが、この楽器が後世レストアされたものであることから、同時代のエムシュの楽器を多数参照し、またルイ15世時代の楽器や装飾の様式も研究した上で独自制作の部品を加えた「想像上の再現楽器」とのこと。チェーラは、クラヴィコードやフォルテピアノの選択も検討した上で、バッハがこの曲集に込めた多様な性格と響きは1台の楽器で弾いた方がはっきりとするとの考えで、この楽器を当録音に起用しました。
(ナクソス・ジャパン)

【曲目】
J.S.バッハ:平均律クラヴィーア曲集全集
平均律クラヴィーア曲集 第1巻
[CD1]
1-12. 前奏曲とフーガ 第1番 - 第12番 BWV 846-857

[CD2]
1-12. 前奏曲とフーガ 第13番 - 第24番 BWV 858-869

平均律クラヴィーア曲集 第2巻
[CD3]
1-12. 前奏曲とフーガ 第1番 - 第12番 BWV 870-881

[CD4]
1-12. 前奏曲とフーガ 第13番 - 第24番 BWV 882-893

【演奏】
フランチェスコ・チェーラ(チェンバロ)

使用楽器:
ダニエレ・マリア・ジアーニ 2019年製作。
アンリ・エムシュ 1736年製作の楽器に基く

【録音】
2021年10月、2022年4月
Palazzo Sanseverino, Laureana Cilento(イタリア)

総収録時間:270分

フランチェスコ・チェーラ

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2023年08月09日 00:00