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『ヘルマン・クレバース・エディション』(15枚組)~生誕100周年記念!オランダの名ヴァイオリニストの魅力満載の録音集

ヘルマン・クレバース・エディション

生誕100周年記念。オランダの名ヴァイオリニストの魅力満載の録音集 CD15枚組ボックス・セット

2023年生誕100周年を迎えたオランダのヴァイオリニスト、ヘルマン・クレバース(1923-2018)。ソリストとして、室内楽奏者として、コンサートマスターとしてのクレバースの録音が今までで最も広範囲なコレクションでリリースされます。CD15枚組ボックス・セット。限定盤。新規リマスタリング。

長い間、ヘルマン・クレバースの協奏曲はフィリップスのLPカタログの要でした。彼が国際的なソリストへの道を追い求めていなかったことを考えると、それらの録音に対して与えられた批評家からの称賛や人気はそれだけで驚くべきものでした。クレバースはむしろ家族を最優先としてオーケストラのコンサートマスターになることを選びました。まず初めにウィレム・ヴァン・オッテルロー指揮ハーグ・レジデンティ管弦楽団のコンサートマスターとなり、1950年代の初めに彼らとともにバッハ、ベートーヴェン、ヴュータンの最初の録音を行いました。この頃、弟子で生涯の友人でもあったテオ・オロフと、バルトークの二重奏曲、バッハとヘンク・バーディングスの『2つのヴァイオリンのための協奏曲』も録音しており、これらは世界初CD化となります。また1973年のブルッフとドヴォルザークの協奏曲も同じく世界初CD化です。
1962年クレバースはベルナルト・ハイティンク指揮ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団の首席奏者となり、ベートーヴェンとブラームスの協奏曲の有名な2度目の録音とともに、“コンサートマスター”のレパートリーの険しい山ともいうべき、リムスキー=コルサコフの『シェエラザード』、R.シュトラウスの『英雄の生涯』も録音しています。
70年代にオイゲン・ヨッフムとレナード・バーンスタインとともに録音した、長く卓越したソロ・ヴァイオリンのパートのあるベートーヴェンの『ミサ・ソレムニス』の「ベネディクトゥス」、ヨッフムとのバッハの『マタイ受難曲』からの「神よ、憐れみたまえ」も収録されています。クレバースはこれらのパートにソリスト的な洗練された技術と性格を持ち込み、それが演奏の全体的な成功の中心的な役割を果たしました。
また室内楽奏者としては、ハインツ・ホリガーとのモーツァルトのオーボエ四重奏曲に参加しています。
さらに珍しいところでは、スイスで録音されたアルテュール・グリュミオーとのバッハの二重協奏曲と、コンセルトヘボウ管で長きにわたり首席チェリストを務めたティボール・デ・マヒュラとオランダ放送フィルとのブラームスの二重協奏曲があります。
海難事故の後、早すぎる引退から40年以上が経過していますが、クレバースの演奏の貴族的な優雅さと黄金の温もりはその魅力を保ち続けています。

オリジナル・ジャケット仕様。ベルナルト・ハイティンクが亡くなる直前に書いた序文付き。オランダの作家ニーク・ネリッセンのライナーノーツには、これらの録音の多くに関する貴重な舞台裏に関する洞察が書かれています。フィリップスとコンセルトヘボウに所蔵されていた貴重な写真も掲載されています。
(ユニバーサルミュージック)

【収録内容】
《CD 1》
1-3) パガニーニ:ヴァイオリン協奏曲第1番ニ長調Op.6*
4-6) ヴュータン:ヴァイオリン協奏曲第4番ニ短調Op.31*
【演奏】
ウィレム・ヴァン・オッテルロー(指揮)ハーグ・レジデンティ管弦楽団
【録音】
1954年3月、ウィーン(1-3)、1954年12月、アムステルダム(4-6)

《CD 2》
1-3) J.S.バッハ:2つのヴァイオリンのための協奏曲BWV1043**

ベートーヴェン:
4) ロマンス第1番ト長調Op.40**
5) ロマンス第2番ヘ長調Op.50**

【演奏】
テオ・オロフ(ヴァイオリン)(1-4)、ウィレム・ヴァン・オッテルロー(指揮)ハーグ・レジデンティ管弦楽団
【録音】
1952年1月(1-4)、1951年11月(5)、アムステルダム

《CD 3》
バーディングス:
1-3) 2つのヴァイオリンのための協奏曲*
4-7) 交響曲第3番*

【演奏】
テオ・オロフ(ヴァイオリン)(1-3)、ウィレム・ヴァン・オッテルロー(指揮)ハーグ・レジデンティ管弦楽団
【録音】
1955年11月、アムステルダム

《CD 4》
ベートーヴェン:
1-3) ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61***
4-5) ミサ曲ニ長調Op.123『ミサ・ソレムニス』より「サンクトゥス」

【演奏】
アグネス・ギーベル(ソプラノ)(4-5)、マルガ・ヘフゲン(コントラルト)(4-5)、エルンスト・ヘフリガー(テノール)(4-5)、カール・リッダーブッシュ(バス)(4-5)、オランダ放送合唱団、ウィレム・ヴァン・オッテルロー(指揮)ハーグ・レジデンティ管弦楽団(1-3)、オイゲン・ヨッフム(指揮)ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(4-7)
【録音】
1952年2月(1-3)、1970年9月(4-5)、アムステルダム

《CD 5》
1-3) ヴィオッティ:ヴァイオリン協奏曲第22番イ短調*
4) スヴェンセン:ロマンス ト長調Op.26*

サン=サーンス:
5) 死の舞踏Op.40
6) 序奏とロンド・カプリチオーソOp.28*
7) ハバネラOp.83*

【演奏】
ウィレム・ヴァン・オッテルロー(指揮)ハーグ・レジデンティ管弦楽団(1-4, 6, 7)、ベルナルト・ハイティンク(指揮)ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(5)
【録音】
1953年12月(1-3)、1961年6月(4)、1962年9月(5)、1952年2月(6)、1954年12月(7)、アムステルダム

《CD 6》
J.S.バッハ:
1-3) 2つのヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV1043
4) 『マタイ受難曲』BWV244より第39曲:神よ、憐れみたまえ

5-7) ブラームス:ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲イ短調Op.102*

【演奏】
アルテュール・グリュミオー(ヴァイオリン)(1-3)、ティボール・デ・マヒュラ(チェロ)(5-7)、マルガ・ヘフゲン(コントラルト)(4)、アールパード・ゲーレツ(指揮)ソリスト・ロマンド(1-3)、オイゲン・ヨッフム(指揮)ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団(4)、ヘンク・スプルイト(指揮)オランダ放送フィルハーモニー管弦楽団(5-7)
【録音】
1978年11月、ヴヴェイ(1-3)、1965年11月、アムステルダム(4)、1969年11月、オランダ(ライヴ)(5-7)/

《CD 7》
1-3) ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77***
4-6) ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調Op.26*

【演奏】
ハイン・ヨルダンス(指揮)ブラバント管弦楽団
【録音】
1964年3月、アムステルダム

《CD 8》
モーツァルト:
1-3) ヴァイオリン協奏曲第4番ニ長調K.218
4-6) ヴァイオリン協奏曲第2番ニ長調K.211

【演奏】
デイヴィッド・ジンマン(指揮)オランダ室内管弦楽団
【録音】
1975年5月、アムステルダム

《CD 9》
1-3) ブラームス:ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.77

【演奏】
ベルナルト・ハイティンク(指揮)ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
【録音】
1973年9月、アムステルダム

《CD 10》
ベートーヴェン:
1-3) ヴァイオリン協奏曲ニ長調Op.61
4-5) ミサ曲ニ長調Op.123『ミサ・ソレムニス』より「サンクトゥス」

【演奏】
エッダ・モーザー(ソプラノ)(4-5)、ハンナ・シュヴァルツ(コントラルト)(4-5)、ルネ・コロ(テノール)(4-5)、クルト・モル(バス)(4-5)、オランダ放送合唱団(4-5)、ベルナルト・ハイティンク(1-3)、レナード・バーンスタイン(4-5)(指揮)ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
【録音】
1974年12月(1-3)、1978年2月&3月(4-5)、アムステルダム

《CD 11》
1-3) ブルッフ:ヴァイオリン協奏曲第1番ト短調Op.26*
4-6) ドヴォルザーク:ヴァイオリン協奏曲イ短調Op.53*
7-9) チャイコフスキー:なつかしい土地の思い出Op.42*

【演奏】
リボール・ペシェク(指揮)フリスク管弦楽団(1-3)、アントン・ケルシェス(指揮)アムステルダム・フィルハーモニー管弦楽団(4-9)
【録音】
1973年6月、オランダ(1-3)、1973年、アムステルダム(4-9)

《CD 12》
1-44)バルトーク:44のヴァイオリン二重奏曲Sz.98 (第1巻-第4巻)***

【演奏】
テオ・オロフ(ヴァイオリン)
【録音】
1954年5月、オランダ

《CD 13》
モーツァルト:
1-3) オーボエ四重奏曲ヘ長調K.370*
4-5) グラスハーモニカのためのアダージョとロンド ハ短調K.617*
6-9) オーボエ五重奏曲ハ短調K.406*

【演奏】
ハインツ・ホリガー(オーボエ)、ブルーノ・ホフマン(グラスハーモニカ)(4-5)、オーレル・ニコレ(フルート)(4-5)、カール・シャウテン、ユディット・デ・ムンク=ヘーレ(6-9)(ヴィオラ)、ジャン・デクルース(チェロ)
【録音】
1977年1月、アムステルダム

《CD 14》
1-4) リムスキー=コルサコフ:シェエラザードOp.35
5) ラヴェル:ツィガーヌ
6) R.シュトラウス:交響詩『ドン・ファン』Op.20

【演奏】
キリル・コンドラシン(1-5)、ベルナルト・ハイティンク(6)(指揮)ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
【録音】
1979年6月(1-4)、1978年6月(ライヴ)(5)、1973年4月&5月(6)、アムステルダム

《CD 15》
R.シュトラウス:
1-9) 交響詩『ツァラトゥストラはかく語りき』Op.30
10-15)交響詩『英雄の生涯』Op.40

【演奏】
ベルナルト・ハイティンク(指揮)ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団
【録音】
1973年4月&5月(1-9)、1970年5月(10-15)、アムステルダム

*DECCAによる世界初CD化、 **DECCA初CD化、 ***初CD化

【演奏】
ヘルマン・クレバース(ヴァイオリン)(CD 2: 4, CD 3: 4-7, CD 13: 4-5を除く)

カテゴリ : ニューリリース | タグ : ボックスセット(クラシック)

掲載: 2023年08月23日 00:00