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ヴァシュヘージ指揮、オルフェオ管弦楽団&パーセル合唱団~ルクレールが唯一残した音楽悲劇《スキュラとグラウコス》(2枚組)

音楽悲劇《スキュラとグラウコス》

ジェルジ・ヴァシュヘージと手兵オルフェオ管弦楽団&パーセル合唱団!器楽作品で知られるルクレールが唯一残した音楽悲劇 《スキュラとグラウコス》 !

20世紀末まで顧みられることのなかった数々の知られざるフランス・バロック作品を蘇らせ、次々と世に発信して注目を集めてきたハンガリー出身の奇才ジェルジ・ヴァシュヘージと、彼が結成したオルフェオ管弦楽団&パーセル合唱団。
本アルバムでは、「フランスのコレッリ」とも呼ばれる18世紀フランスのヴァイオリン音楽の巨匠、ジャン=マリー・ルクレールが唯一残した音楽悲劇 《スキュラとグラウコス》 を取り上げています。

ルクレールは、コレッリの系譜を継ぐヴァイオリンの大家、ジョヴァンニ・バッティスタ・ソミスに師事、フランスでいち早く独自のヴァイオリン芸術を確立し、演奏家としても作曲家としても高い名声を確立していました。ヴァイオリンのためのソナタや協奏曲、トリオ・ソナタなどの器楽作品で知られるルクレールが、ルイ15世の皇太子の結婚祝賀として書いた唯一の音楽悲劇 《スキュラとグラウコス》 は、 美しい海の精(ニンフ)スキュラに思いを寄せる海神グラウコスに恋をした魔女キルケが、グラウコスに拒絶され、恋敵であるスキュラに恐ろしい呪いをかけるというプロローグと5幕からなる抒情悲劇です。

ヴァシュヘージと手兵のオルフェオ管弦楽団&パーセル合唱団、そして、豪華歌手陣がこの知られざる作品の魅力を再発見させてくれます。また、ヴァシュヘージは、このレコーディングに臨むにあたり、オリジナルの演奏稿を用いていることも注目ポイントのひとつと言えるでしょう。
(東京エムプラス)

【曲目】
ジャン=マリー・ルクレール:
音楽悲劇 《スキュラとグラウコス》

【演奏】
ジェルジ・ヴァシュヘージ(指揮)
オルフェオ管弦楽団
パーセル合唱団

ユディト・ファン・ヴァンロイ(スキュラ)
シリル・デュボワ(グラウコス)
ヴェロニク・ジャンス(キルケ)
ジャンヌ・アムザル(L’Amour, Témire,une Bergère, une Sicilienne, 1ère Fille du choeur)
ハスナー・ベンナーニ(Vénus, Dorine, une Dryade, 2e Fille du choeur)
ダヴィド・ヴィチャク(Le Chef des Peuples, un Sylvain,Hécate)
ヨージェフ・ガール(1ère Propétide, un Berger)
マールトン・コマーロミ(2e Propétide)

【録音】
2022年3月24日-26日、リスト・フェレンツ音楽院大ホール(ブダペスト、ハンガリー)

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2023年09月14日 00:00