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フルトヴェングラー&BPO/ヴィースバーデン・コンサート 1949年6月10日ライヴ ヘッセン放送録音(UHQCD2枚組1枚価格)

フルトヴェングラー

ヴィースバーデン・コンサート 1949年6月10日ライヴ ヘッセン放送録音

戦後楽壇に復帰したフルトヴェングラーはベルリンフィルを率いて積極的に楽旅に赴きます。1949年のヴィスバーデン・コンサートは特にブラ4が超名演として知られます。吉田秀和は「最初のヴァイオリンだけで引っ張った出だしの音が既に普通ではない。<中略>これが何ものかに対する名伏しがたい憧れの音楽を物語ると言って良い始めかたなのだ」と興奮気味に賞賛しています。それだけ数種のフルトヴェングラーのブラ4の中でもこの第1楽章冒頭の遅さは異例であり、個性的です。第二楽章の慟哭も巨匠ならでは。フィナーレにおけるトロンボーンの意識的な強調にはのけぞるばかり。モーツァルトも悲劇的芸術家フルトヴェングラーの真骨頂であり、聴き手に恐怖が迫る瞬間があります。このコンサートは曲ごとに音質のばらつきがあってプフィッツナーとブラームスは生々しく、モーツァルトは若干籠りますが当時としては高音質で秋の夜長に悲劇的な音楽に身を浸すには十分と申せましょう。
(ミューズ貿易)

【曲目】
プフィッツナー:歌劇「パレストリーナ」より三つの前奏曲[8:10][6:05][7:37]
モーツァルト:交響曲第40番[5:15][9:07][4:18][4:40]
ブラームス:交響曲第4番[13:06][12:59][6:28][9:59]

【演奏】
フルトヴェングラー指揮
ベルリンフィル

【録音】
1949年6月10日ヴィースバーデン国立歌劇場ライヴ

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2023年10月19日 15:00