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『激ロック』スペシャルコーナー【11月レコメンドアイテム】

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10月のオススメはこちら

 

POPPY / 『Zig』
GENRE : ELECTROPOP, SYNTH-POP

前衛的なサウンドと実験的なヴィジュアル・アートで注目集める
革新的シンガー・ソングライター POPPYのニュー・アルバム!


かわいさ、美しさと、ダークな毒々しさをミックスした表現者として注目のPOPPY。シンガー・ソングライターとしてパフォーマンスするだけでなく、動画クリエイターとしてYouTubeでも活躍する彼女は、様々な面で新しい形のアーティスト像を世界に発信している。今作は、バンド・サウンドを軸に生音で表現することにチャレンジした前作『Flux』(2021年)とはまた別の挑戦が見られる作品だ。本格的なダンス経験のある彼女のバックグラウンドが生かされたダンス・トラックは、サウンドだけを意識した音楽体験よりも直感的に心身に響くものに仕上がった。ダンサブルだが、ポップで気軽に聴けるというよりは、重低音をマックスに上げて没入したいタイプのヘヴィなサウンド。変化と革新を恐れないPOPPY流のダンス・フロア・アートだ。

山本 真由【ライター推薦】

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Edu Falaschi / 『Eldorado』
GENRE : HEAVY METAL, POWER METAL

テクニカル且つメロディックなパワー・メタルリスナーなら歓喜間違いなし!
前作『Vera Cruz』の続編


ANGRAやALMAHのフロントマンとしてシーンに名を馳せ、近年はソロとして活動を続けるブラジルの至宝、Edu Falaschi。彼がソロ・アーティストとしては初めて全曲オリジナル楽曲で臨んだ前作『Vera Cruz』(2021年)の続編として位置づける本作、美麗なハイトーンやシャウト、じっくりと歌い上げる落ち着いた歌唱まで多彩な表現力で魅せるEduの見事なヴォーカル・パフォーマンスを軸として、テクニカル且つメロディックなパワー・メタルを望むリスナーであれば歓喜することは間違いのない内容となっている。情熱的なフラメンコ風のギターの導入も聴きどころで、10分を超えるドラマチックな長尺曲から哀愁のバラードまで総じて完成度の高い楽曲群に思わず脱帽。

井上 光一【ライター推薦】

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MÅNESKIN / 『Rush! (Are U Coming?)』
GENRE : ALTERNATIVE ROCK

来日公演の予習にもってこい!
新曲5曲&ライヴ映像加えた『Rush!』最新エディション!


マディソン・スクエア・ガーデンでの公演をソールドさせ、12月にはこちらも全公演完売の日本公演を控えるMÅNESKINの大ヒット作が、最新エディションとなって登場。まず特筆すべきは5曲の新曲で、9月にリリースされた最新シングル「Honey (Are U Coming?)」や、レイドバックしたサウンドにワイルドなリフが放り込まれる「The Driver」など、アルバム本編とは異なる趣の楽曲が追加された。さらに日本盤には、3月にパリで行われたライヴを収めた、バンド初の映像作品となるBDも付属。「Gossip」、「The Loneliest」といった『Rush!』からの楽曲だけでなく、代表曲「Zitti E Buoni」、「I Wanna Be Your Slave」まで観られる充実の仕様だ。日本公演への予習に最適なだけでなく、ぜひ次回は参戦したいという方も要チェック。

菅谷 透【ライター推薦】

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BEARTOOTH / 『The Surface』
GENRE : METALCORE, PUNK

自分を愛し、自らの意志で人生を生きていく――
次の10年のスタートを切る5thアルバム!


BEARTOOTHの約2年ぶりとなる5thアルバム。メタルコア/ポスト・ハードコアとパンキッシュなサウンドの融合させたスタイルは健在だが、Caleb Shomo(Vo)の断酒をはじめ人生の変化を経た本作は、これまでにないポップでポジティヴな雰囲気に満ちている。力強いオープナーのTrack.1を皮切りに、カントリー・シンガー HARDYを迎えたTrack.4、自分を愛せるようになった喜びを鮮やかに歌うTrack.5、爽やかなコーラスと超重量級のブレイクダウンが交錯するTrack.6など、キャッチーとヘヴィが高次元で両立。亡き祖父との最後の会話からインスピレーションを受けたというTrack.11では、自らの意志で人生を歩んでいくことを高らかに叫びクライマックスを迎える。結成からこれまでの約10年をまとめ上げ、次の10年へと飛躍していくような1枚。

菅谷 透【ライター推薦】

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WARGASM / 『Venom』
GENRE : NU-METAL, ELECTRO

男女ツインVoで切り開くラウド・ミュージックの新時代
UK発の新星、WARGASMが放つ待望のデビュー・アルバム


2018年結成、ロンドン発のロック・デュオによるデビュー・アルバム。エレクトロ、パンク、メタルコア……ラウド・ミュージックの様々な要素を混ぜ合わせ、ふたりのフィルターを通して生み出された楽曲は、ヘヴィ且つダークでありながらもキャッチーで美しく、聴く者の身体を無条件に踊らせる。Track.1の不穏な空気からそのまま混沌とした熱狂を生み出す表題曲、説明不要のニューメタル・レジェンド Fred Durst(LIMP BIZKIT/Vo)を迎えたTrack.7をはじめ、一貫してふたりのヴォーカルがバックのエクストリーム・サウンドと絡み合いながら共鳴し、唯一無二の存在感を放っている。デジタルとハードコア/メタルコアを融合させたバンドの中でも、不安と高揚感が同時に押し寄せた末に爆発するその凄まじいエネルギーは新時代の到来を感じさせる。

中尾 佳奈【ライター推薦】

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BOYS LIKE GIRLS / 『Sunday At Foxwoods』
GENRE : POP ROCK, EMO

甘酸っぱくてどこか切ない、エモ・ロックの教科書のような
BOYS LIKE GIRLS 11年ぶりの新作!


キラキラ・エモ・ポップで2000年代初頭に一世を風靡したBOYS LIKE GIRLSが実に11年ぶりとなる新作フル・アルバムをリリース! 相変わらずのキラキラなポップ・ロックをかましつつ、80's、90'sリヴァイヴァル的な要素も巧みに入れ込み、サウンドの作りはモダンでトレンド感バッチリ。ストリングスを入れたバラードや、インスト曲なども織り交ぜつつ緩急のあるアルバム構成が、ノリの良いきらびやかなトラックをより際立たせている。Martin Johnson(Vo/Gt)の優しい声質と確かな歌唱力を持ったヴォーカルも、派手さはないがBOYS LIKE GIRLSらしくてイイ感じ。ポップなメロディとダンサブルなビートを駆使した、甘酸っぱくてどこか切ない楽曲が詰まったエモ・ロックの教科書のようなアルバム。

山本 真由【ライター推薦】

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IN THIS MOMENT / 『Godmode』
GENRE : ALTERNATIVE METAL

コロナ禍の鬱憤を晴らすかのような強烈なサウンド展開する8thアルバム
静かな怒りをオルタナ・メタルに昇華した音楽性には新旧リスナーどちらも満足のはず


歌姫 Maria Brink率いるIN THIS MOMENTの8thアルバム。前作『Mother』リリースのタイミングでコロナ禍に巻き込まれてしまい十分な活動ができなかった彼女たちだが、本作ではその鬱憤を晴らすかのような強烈なサウンドを展開している。近年盛り上がりを見せるゴス系トラップ・メタルへの回答と言えるTrack.2、Björkの名曲をダークにカバーしたTrack.3、映画“ジョン・ウィック:コンセクエンス”でも使用されたダーク・バラードのTrack.10など、静かな怒りをオルタナ・メタルへと昇華した音楽性は、新旧リスナーのどちらも満足させるはず。ICE NINE KILLSのSpencer CharnasをゲストVoに迎えたTrack.8も要注目。

菅谷 透【ライター推薦】

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KNUCKLE PUCK / 『Losing What We Love』
GENRE : POP PUNK

シカゴの5人組ポップ・パンク・バンド KNUCKLE PUCK
我が道を行く硬派なサウンド展開する、飾らない姿勢が心地よい4thアルバム


シカゴの5人組ポップ・パンク・バンド KNUCKLE PUCKが前作から約3年ぶり、4作目となるアルバムをリリースした。今作は、3作品をリリースしたRise Recordsから移籍、コロナ禍を経て心機一転Pure Noise Recordsへ移籍した1作目のアルバムでもある。疾走感と爽やかさのあるサウンド、力強い演奏が魅力的な彼らだが、今作もしっかりとそんな持ち味を生かした堅実な曲作りで、昨今のポップ・パンク・リヴァイヴァルの流れには追従しない、我が道を行く硬派なサウンドを展開している。今っぽい小洒落たジャンルレスな演出はせず、真っ向勝負にライヴを意識した盛り上がり方、シンガロング、エモいギター・リフ、その飾らない姿勢が心地よい。シンプルに何かテンションの上がるものが聴きたい日におすすめの作品。

山本 真由【ライター推薦】

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BURDEN OF GRIEF / 『Destination Dystopia』
GENRE : MELODIC DEATH METAL

愚直なまでに王道のメロデスと向き合うスタイルは健在!
ドイツのベテラン・メロデス・バンドによる約5年ぶりの通算8枚目


ドイツのベテラン・メロデス・バンドによる約5年ぶりとなる通算8枚目のアルバム。結成は1994年、デビュー・アルバムをリリースしたのが2000年と長いキャリアを誇るバンドならではの安定感、奇をてらうようなこともなく愚直なまでに王道のメロデスと向き合うスタイルは健在で、この手の音が好きであれば間違いのない出来栄え。IN FLAMESなどの北欧メロデスの魂を明確に宿した叙情性はもちろん、随所に盛り込まれたツイン・リードで魅せるアンサンブルはいかにもジャーマン・メタルといった趣で、正統派のヘヴィ・メタルが好きという人も満足できるはず。男気溢れるヴォーカルも極端にブルータルなものではなく、あまりにもヘヴィな音には苦手意識があるという人でも聴きやすいと言えそうだ。

井上 光一【ライター推薦】

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VENERA / 『Venera』
GENRE : DARK AMBIENT, INDUSTRIAL, EXPERIMENTAL

KORNのJames“Munky”Shaffer(Gt)が
映像作家/作曲家のChris Huntとスタートさせたプロジェクトのデビュー作


本作がKORNのJames“Munky”Shaffer(Gt)によるサイド・プロジェクトであることを前情報なしに聴いて見抜いた人は、まず皆無であろう。Jamesが映像作家/作曲家のChris Huntとスタートさせたプロジェクトのデビュー作で、癖の強いゲスト陣を迎えつつ、VENERAが描くサウンドスケープは陰鬱で奇妙な美しさを持ち、まるでDavid Lynchの世界に迷い込んでしまったかのようだ。本国ではMike Patton(FAITH NO MORE/Vo)によるレーベル Ipecac Recordingsからのリリースというのも納得の実験的要素の強い作品であり、純然たるKORNファンが楽しめる音では正直ないが、Jamesの新たな一面を知りたければぜひ一度は挑戦してみてほしい。

井上 光一【ライター推薦】

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ANGRA / 『Cycles Of Pain』
GENRE : POWER METAL, PROGRESSIVE METAL

アルバム・デビュー果たして30年という節目の年にリリースする
大ベテランの底力示した力作


ブラジルの至宝、ANGRAにとって2023年はアルバム・デビューを果たして30年という節目の年であり、そのような年にリリースされる記念すべき通算10枚目のアルバムが本作『Cycles Of Pain』だ。圧倒的なテクニックと練り上げられたバンド・アンサンブル、ラテン音楽などの彼らならではの要素を取り入れつつ、複雑且つドラマチックに展開していく楽曲群はどれも粒揃いの出来栄えで、アップテンポなナンバーのみならず、ミディアム・テンポの楽曲も間延びすることなく聴かせてくれる確かなソングライティングが光る作品となった。Fabio Lione(Vo)が歌うメロディも美しく、飛び抜けてキャッチーというわけではないにせよ、大ベテランの底力を示した力作と言えよう。

井上 光一【ライター推薦】

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SECRET SPHERE / 『Blackened Heartbeat』
GENRE : PROGRESSIVE METAL, POWER METAL

アグレッシヴ且つダークでヘヴィなサウンド追及した
イタリアが生んだパワー・メタルのベテランによる新作


ここ日本でも高い人気を誇るイタリアが生んだパワー・メタルのベテラン、SECRET SPHEREによるニュー・アルバム。哀愁を帯びたアコースティック・ギターのインストで始まるオープニングに思わず意表を突かれるが、テクニカルなギター・ワークと流麗なシンフォニーに彩られた、大仰なくらいにドラマチックな楽曲たちが織りなすパワー・メタルが持つ説得力はさすがのひと言。同時に本作の大きな特徴として、ギタリスト兼プロデューサーのAldo Lonobileが明言しているように、明確な意図を持ってアグレッシヴ且つダークでヘヴィなサウンドを追及していることにも言及しておきたい。全体的にモダンな音作りで楽曲は長くて5分台、全曲を飽きることなく聴き通せる好盤であろう。

井上 光一【ライター推薦】

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【激ロック】
ラウドミュージックに特化したフリーマガジン、ポータルサイトの運営、そして国内外のバンドを招聘してのライブイベント、13年間続くROCK DJパーティーの企画、運営を行っている。さらには渋谷宇田川町に位置する「Music Bar ROCKAHOLIC」と同じく宇田川町にあるロックファッション・ショップ&通販サイト「GEKIROCK CLOTHING」の運営など、クロスメディアを超えたクロスカルチャー展開をシーンに仕掛けるラウドミュージック専門のクリエイティブ集団である。

http://gekirock.com/

 

HARD ROCK/HEAVY METAL

タグ : PUNK/EMO ハードロック/ヘヴィメタル(HR/HM)

掲載: 2023年11月24日 18:57