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ポシュナー/#bruckner2024プロジェクト~ 第12弾は交響曲第2番(第1稿/キャラガン版)


[Capriccio Records 公式チャンネルより]

CAPRICCIOレーベルと国際ブルックナー協会の主導で、ブルックナーの生誕200年にあたる2024年中にブルックナーの全交響曲のすべての稿(バージョン) を録音しようという企画 「#bruckner2024」の第12弾。第1稿のウィリアム・キャラガン校訂版による演奏ですが、第2楽章と第3楽章の順番を入れ替えている点が目を引きます。

1868年にリンツで交響曲第1番を初演したブルックナーは続いてニ短調の交響曲に取り組み、翌69年に完成させますが、この曲に当初予定していた第2番を与えることなく、Nulte=無効と書いて封印してしまいました(今日では第0番と呼ばれることが多い)。心機一転、1871年に着手して翌年に仕上げたのがここに録音されている第2番(第1稿)です。初演は1873年、ブルックナー自身の指揮で行われました。

この録音では2005年に出版されたキャラガン版を使っていますが、第2楽章をアダージョ、第3楽章をスケルツォという、出版楽譜とは逆の配置にしています。これについて、当シリーズの監修者ポール・ホークショーは原盤解説(英語・ドイツ語)で、現在オーストリア国立図書館に収蔵されている自筆総譜ではアダージョ、スケルツォの順であること等を理由に挙げています。結果として、第7番までと同じく第2楽章に緩徐楽章、その次にスケルツォという構成になりました。

ポシュナーの演奏はこれまでと同様に曲の構造に応じてテンポを明瞭に切り替えるもので、他の録音と比べて速い箇所はより速く進めて軽快かつ迫力ある印象を与えますが、緩やかな箇所はしっかりとテンポを落として清澄な抒情の雰囲気を描き出します。全体の演奏時間は61分弱で、ブロムシュテット指揮のゲヴァントハウス盤と並んで同曲の最短レベルですが、ブロムシュテットと比べると第1楽章とスケルツォが速く、アダージョとフィナーレはより長い時間をかけています。
(ナクソス・ジャパン)

輸入盤

 

国内仕様盤

[日本語解説付き]
※国内仕様盤には石原勇太郎氏(音楽学/国際ブルックナー協会会員)による日本語の解説が付属します。

 

【曲目】
アントン・ブルックナー(1824-1896):交響曲第2番 ハ短調(第1稿/キャラガン版)
1. I. Aregro.Ziemlich schnell   17:17
2 .II.Adagio   15:52
3. III. Scherzo. Schnell – Trio. Gleiches Tempo   8:11
4. IV. Finale. Feierlich, etwas bewegt   19:26

【演奏】
マルクス・ポシュナー(指揮)
リンツ・ブルックナー管弦楽団

【録音】
2023年4月11、12、14日
ウィーン、放送文化会館(オーストリア)

総収録時間:61分


ポシュナー

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2023年12月19日 00:00