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コリン・デイヴィス&バイエルン放送響/ベルリオーズ: 幻想交響曲 1987年初出ライヴ!

コリン・デイヴィス

バイエルン放送交響楽団75周年記念。コリン・デイヴィス十八番の「幻想交響曲」にライヴならではのドラマティックな演奏が登場。


2024年に創立75周年を迎えたバイエルン放送交響楽団(BRSO)のアーカイヴから、第3代首席指揮者コリン・デイヴィスが得意とした「幻想交響曲」の初出音源が登場。すでに4種の録音があるデイヴィスの同曲ですが、他の録音とは一味違う演奏が展開されています。デイヴィスの「幻想交響曲」にはロンドン響(1963年)、コンセルトヘボウ管(1974年)、ウィーン・フィル(1990年)、ロンドン響再録音(2000年)があり、特にコンセルトヘボウ盤はフィリップス・レーベル黄金期の名録音として同曲のベスト盤にしばしば挙げられてきました。感心するのは、この4種の録音を通じて演奏時間がほぼ同じであること。最短のコンセルトヘボウ盤(55:14)と最長のロンドン響再録音盤(56:44)との間の違いが1分半しかなく、各楽章の演奏時間にも大きなブレがありません。デイヴィスの解釈がいかに完成されたものであったかを物語ります。そこに現れた当BRSO盤は拍手を除いて58:37と最長。特に第3楽章は他の演奏がいずれも17分台前半なのに対して当盤は19分近くをかけており、荒涼とした心象風景を思わせる息詰まるような演奏になっています。フィナーレは落ち着いた歩みで始まりますが、半ばを過ぎたところからじわじわとテンポアップし、最終的にはコンセルトヘボウ盤とともに10分を切るタイムで終わります(拍手除く)。全体を通して緊張感の高い演奏が続いた後だけに、聴衆が最後に味わったカタルシスは半端なかったようで、最後の音が鳴り終えるや大歓声が沸き起こっています。1983年から92年まで首席指揮者を務めながらBRSOとの「幻想交響曲」の録音が無かったので、彼のファンにとっては貴重な掘り出し物となるでしょう。尚第2楽章はデイヴィスの常でコルネットを使用しています。
(ナクソス・ジャパン)

【曲目】
ベルリオーズ:幻想交響曲
- ある芸術家の生涯の出来事

1. I. Reveries - Passions 夢、情熱 15:56
Largo - Allegro agitato e appassionato assai
2. II. Un bal 舞踏会 6:43
Valse. Allegro non troppo
3. III. Scene aux champs 野の風景 18:58
Adagio
4. IV. Marche au supplice 断頭台への行進 7:02
Allegretto non troppo
5. V. Songe d'une nuit du Sabbat 魔女の夜宴の夢 10:23
Larghetto - Allegro - Dies irae - Ronde du Sabbat

【演奏】
バイエルン放送交響楽団
コリン・デイヴィス(指揮)

【録音】
1987年1月15、16日(ライヴ)
ミュンヘン、フィルハーモニー・イン・ガスタイク
(ドイツ)

総収録時間:59分

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2024年03月20日 12:00