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ルービンシュタイン・ラスト・コンサート・イン・ポーランド~ベートーヴェン“皇帝” &ショパン第2番 '75年ライヴ!

ルービンシュタイン

ルービンシュタイン、祖国でのラスト・コンサート!
1975年ウッチでのショパン&ベートーヴェン!


ポーランド中央部に位置する都市ウッチでユダヤ人の家庭に生まれ、ポーランド、そして20世紀を代表するピアニストの1人として音楽史に大きな足跡を残すアルトゥール・ルービンシュタイン(1887-1982)。
80年にも及ぶキャリアを築いた後、飛蚊症を原因とする視力悪化により1976年に引退したルービンシュタインでしたが、その前年の1975年5月30日に生まれ故郷であるポーランドのウッチにおいて、同地のウッチ・フィルハーモニー管弦楽団(現アルトゥール・ルービンシュタイン・フィルハーモニー管弦楽団)との共演で自身のポーランドにおける「最後」のコンサートに臨んでいました。
今回、ルービンシュタインの家族であるエヴァ、アリーナ、そしてジョンから許諾を得て、このウッチ、そしてポーランドでのルービンシュタインの最後のコンサートの演奏が「NIFC(Chopin Institute/Narodowy Instytut Fryderyka Chopina)」からリリースされることになりました!
ウッチ・フィルハーモニー管弦楽団の創立60周年記念のコンサートにソリストとして招かれたルービンシュタインは、ショパン「ピアノ協奏曲ヘ短調」とベートーヴェンの「皇帝」を披露。そのキャリアの最晩年において故郷に錦を飾ると共に、その存在の偉大さを改めてポーランド内外に示す記念碑的なコンサートとなりました。

ポーランドにおけるルービンシュタインの最後の共演オーケストラとなったウッチ・フィルハーモニー管弦楽団(現アルトゥール・ルービンシュタイン・フィル)は2015年に創立100周年を迎え、ワルシャワ・フィルに次ぐ同国における2番目の常設オーケストラでもある由緒ある楽団。
また、ルービンシュタインの故郷ウッチも、第二次世界大戦でワルシャワが壊滅的な被害を受けた際、ワルシャワ再建が始まる1948年までは事実上の首都としての役割を担ったことでも知られています。
(東京エムプラス)

【曲目】
ショパン:ピアノ協奏曲第2番ヘ短調 Op.21
ベートーヴェン:ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 Op.73 《皇帝》
ショパン:ポロネーズ第6番変イ長調 Op.53 《英雄》

【演奏】
アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)
ウッチ・フィルハーモニー管弦楽団
ヘンリク・チシ(指揮)

【録音】
1975年5月30日、ウッチ・フィルハーモニック(ウッチ、ポーランド)

レコーディング・スーパーヴィジョン:ポーランド放送(Polskie Radio)
マスタリング:ヨアンナ・ポポヴィチ

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2024年04月11日 12:00