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タール&グロートホイゼン『J.S.バッハ:トランスクリプション』~2台のピアノのためのバッハの編曲集にひかりを当てる!


[Sonata in D Minor, BWV 964: III. Andante (Arr. for Two Pianos by Cyril Scott)]

知る人ぞ知る!?2台のピアノのためのバッハの編曲集にひかりを当てる新作。

19世紀以降、J.S.バッハの作品は、当時の偉大なピアニストの間で絶大な人気を博しました。フランツ・リスト、サン=サーンス、さらにはラフマニノフにせよ、彼らは皆、バロックの巨匠の作品をソロ・ピアノ用に編曲しました。一方であまり知られていないのは、2 台のピアノのためのバッハの編曲集が数多くあることです。数え切れないほどの賞を受賞しているピアノ・デュオ、ヤアラ・タール&アンドレアス・グロートホイゼンは、2009年にバッハの「ゴルトベルク変奏曲」をヨーゼフ・ラインベルガーとマックス・レーガーの2台ピアノ版で録音し、高い評価を得ました。

今回、このデュオは、2台のピアノのための特別なバッハの編曲を収録した新しいアルバムをソニー・クラシカルに録音しました。その編曲はシリル・スコットなどの著名な作曲家のものだけでなく、多くの場合、グスタフ・クレメンス・フェリックス・クルクやアレクサンダー・ケルベルリンなど、今日では忘れ去られた音楽家のものも含まれます。作品も、カンタータからのアリア、重要なオルガン作品のパッサカリアやトッカータ、ブランデンブルク協奏曲第6番などを、2台のピアノ用に編曲したバージョンが収録されています。

ヤアラ・タールは「バッハの作品には、何世紀にもわたって真のハイライトへと変化した傑作が数多く含まれています。このアルバムは、不当に忘れ去られてきた2台のピアノのための特に成功した編曲でこれらの作品のセレクションを提示することを目的としています。」と言っています。

今回のアルバムは、アメリカのメアリー・ハウ(1882-1964)が編曲したカンタータ「楽しき狩こそ我が悦び(狩りのカンタータ)」BWV.208のアリア「羊は安らかに草を食み」で始まります。ドイツのワグネリアンだったグスタフ・クレメンス・フェリックス・クルク (1844-1902) は、有名なブランデンブルク協奏曲第6番の編曲版を。そして、ロシア系アメリカ人のピアニスト、ヴィクター・バビン(1908-1972)は、最も有名なコラールの一つ「イエスは変わらざるわが喜び(主よ、人の望みの喜びよ) BWV.147-10(ヴィクター・バビン編)」を2台のピアノ用に編曲し、「来たれ、異教徒の救い主よ」BWV.659の編曲はアレクサンダー・ケルベリン(1903-1940)。「シリル・スコット(1879-1970)が編曲したソナタ ニ短調BWV.964(原曲:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 BWV.1003)からのアンダンテと、アレクサンダー・ケルベリンが編曲したオルガンのためのトッカータ ハ長調 BWV 564 からのアダージョの2つのメロディーを特に気に入っています。これ以上美しいメロディーを知りません!」と、ヤアラ・タールは語っています。
(ソニーミュージック)

【曲目】
J.S.バッハ:
羊は安らかに草を食み BWV.208-9(メアリー・ハウ編)
ブランデンブルク協奏曲第6番 BWV.1051(グスタフ・クレメンス・フェリックス・クルク編)
成し遂げられた BWV.159-4(ロイ・ダグラス編)
ソナタ ニ短調 BWV.964(原曲:無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第2番 BWV.1003) ~第3楽章:アンダンテ(シリル・スコット編)
前奏曲とフーガ 変ホ長調「聖アン」BWV.552(クリストファー・レ・フレミング編)
まどろめ、疲れた目よ BWV.82-3(ルートヴィヒ・レベル編)
トッカータ ハ長調 BWV.564 ~第2楽章:アダージョ(アレクサンダー・ケルベリン編)
来たれ、異教徒の救い主よ BWV.659(アレクサンダー・ケルベリン編)
パッサカリア ハ短調 BWV.582(ジノ・タリアピエトラ編)
イエスは変わらざるわが喜び(主よ、人の望みの喜びよ) BWV.147-10(ヴィクター・バビン編)

【演奏】
タール&グロートホイゼン(ピアノ・デュオ)

【録音】
2024年 ミュンヘン、バイエルン放送第2スタジオ

カテゴリ : ニューリリース

掲載: 2024年07月09日 00:00