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インタビュー

独断と偏見で選んだ『THE GUIDE』がガイドすると思うものたち――(1)

 

SPECIAL OTHERS 『PB』 ビクター(2009)

スピード感があってダイナミック、だけど何かの間違いかと思ったタイトルの“Title”や高中正義っぽい(!?)ギターがステキな表題曲、マク○ナルドへの愛が猛烈に溢れてしまったルーツ・レゲエ調の“POTATO”など、各曲でドラマティックな度合いを増した気がする前作。でもどこを切ってもスペアザです。

THE MATTSON 2 『Felling Hands』 RUSH!/AWDR/LR2(2010)

ギター&ドラムスの双子ユニット。ジャズをベースにしつつ、本作をトーマス・キャンベルがプロデュースしていることからも想像できるレイドバックした西海岸ムードも織り込まれた音作りがクールです。レイ・バービーらゲストを交えたスリリングなセッション曲にはほんのりスペアザ臭がしてますよ!

Nabowa 『Nabowa AWDR/LR2(2010)

この最新作でさらに窺えるようになった黒っぽさと、そこにユニークな聴き心地を与えるヴァイオリンの存在感がイイ感じのNabowa。スペアザ好きの人はぜひ。しかし、こういう佇まいのバンドは横浜発だと思われがちなのは誰のせい? 彼らは京都のバンドですから!

JIMI TENOR & KABU KABU 『4th Dimension』 Sahko(2009)

スペアザ・サウンドのキーパーソンと言えるトニー・アレンとのコラボも記憶に新しいジミ・テナーと、トニーの元同僚であるアフリカ70のメンバーを擁したカブ・カブがタッグを組んでのアフロビート作。“luster”“ido”といったアフロ・テイスト丸出しな曲が気になった人にオススメです!

9mm Parabellum Bullet 『Revolutionary』 EMI Music Japan(2010)

怒髪天でお馴染みの〈R&E(=リズム&演歌)〉ですが、9mmもある意味R&Eです。本作収録の“Finder”を筆頭に、エクストリームなサウンドと奇跡の融和を見せるメロディーはまぎれもなく演歌! まあ演歌かどうかはともかく、その和心を感じさせる粋なスタイルはスペアザもまた然り。

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2010年09月28日 18:42

更新: 2010年09月28日 18:51

ソース: bounce 325号 (2010年9月25日発行)

ディスクガイド/加藤直子

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