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インタビュー

『NEVEN』に繋がるネヴンリーな同時代盤!

 

m-flo 『INSIDE WORKS BEST V』 rhythm zone(2013)

恒例の外仕事集シリーズ最新作も『NEVEN』に続いて登場! Disc-1ではこの3〜4年で両者が関わってきた楽曲を贅沢に選りすぐって、EXILE ATSUSHIや2NE1、BIGBANGを筆頭とする豪華な内容に。世界的な評価を得たajapai“Incoming...”やももクロ“サンタさん”のドラムンベースなど☆Takuのリミックスがまとめて聴けるのも親切です。Disc-2は『SQUARE ONE』収録曲のリミキシーズで、Booty BronxやKNOXX、KAN TAKAHIKOらがバキバキと手腕を発揮しています。

 

m-flo 『DJ MIX "BON! ENKAI"』 rhythm zone(2012)

『NEVEN』のティーザー的な役割も兼ねた忘年会ミックスCD。世界的なダンス音楽の潮流に改めてJ-Popを位置づけるような作りで、安室ちゃんもLMFAOもあゆもガガも大知もベナッシも完全に並列! 限定生産なのであるうちに入手するのが得策でしょう。

 

m-flo 『SQUARE ONE』 rhythm zone(2012)

5年ぶりに届いた6枚目のアルバム。そもそも誰が歌ってるかよりどんな音をやってるかが気になる人も多いはずで……世界的な流れの通りEDM影響下のスタイルにある程度照準を絞った構成が異様に楽しく、ここでのアッパーさが『NEVEN』の振り幅の一極となった。

 

『EDM WORLD presented by ☆Taku Takahashi』 FARM(2013)

さまざまな解釈が行き交うEDMなるものにある種の基準を示すべく、☆Takuが選曲したタワレコ限定のコンピ。今年1月に全英1位となったばかりのビンゴ・プレイヤーズ“Get Up(Rattle)”をピックするなど、定番にして鋭いチョイス!

 

少女時代 『BEST SELECTION NON STOP MIX』 ユニバーサル(2013)

ノンストップ仕様の名曲選では☆Takuがミックスを担当。『GIRLS' GENERATION』発表前のティーザー音源を手掛けたこともあるだけに、その魅力の熟知ぶりは言わずもがな。矢継ぎ早に繰り出されるキャッチーなボムに圧倒されます。

 

CREAM 『DREAMIN'』 rhythm zone(2013)

これまでm-floやVERBALのソロ作などを中心にソングライティング/ヴォーカルで参加してきたコンビによる待望のファースト・アルバム。現行のJ-Pop市場も意識しつつそこに縛られないパーティー・ロッキンな作風はm-floと相互に影響を与え合っているものかも。

 

TRF 『TRIBUTE ALBUM BEST』 avex trax(2013)

20周年を迎えたtrfの節目を祝う、既発曲と新録を取り混ぜたトリビュート・ベスト。多彩すぎる顔ぶれがそれぞれの解釈を見せるなか、原曲のヴォーカル加工とVERBALのラップも加えた我流トランス“BOY MEETS GIRL(m-flo Remix)”で天国行き!!

 

FAR EAST MOVEMENT 『Dirty Bass』 Cherrytree/Interscope(2012)

LMFAOらの台頭で割を食った感もあるが、全米でEDMがバズる前から彼らがそこに至る前段階を整備してきたのは忘れちゃならないし、m-floにしても同じことが言える。シドニー・サムソン&マシュー・コーマ参加曲とか聴いてみ!

 

EXAMPLE 『The Evolution Of Man』 Data/Ministry Of Sound(2012)

UKガラージ〜グライムに始まり、エレクトロもドラムンもすべて一本のマイクでコントロールしてきた彼。同じようなフィジカルの敏捷さが、似た道程を経てきたVERBALのヴァーサタイルなラップにも感じられるのは確かでしょう。

 

DJ FRESH 『Next Levelism』 Ministry Of Sound(2012)

例えばSAWAの“World-Wide Tea Party”(2009年)あたりをすぐ聴いてもらいつつ……☆Takuは昔から先端の音をポップに導入せんとしてきたわけで、それはフレッシュについても同じこと。表通りでドラムンベースをブチ鳴らす世界最高峰のふたり。

 

FLUX PAVILION 『Blow The Roof』 Circus /Atlantic/ワーナー(2013)

EDM景気の一翼を担う彼は、スヌープのビートジャックやカニエ&ジェイ・Zのネタ使いした“I Can't Stop”によってアーバン方面からの入口にもなりやすそうなダブステッパー。そういえば彼と☆Takuとはドラマー出身という共通点もあります。

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2013年03月20日 18:01

更新: 2013年03月20日 18:01

ソース: bounce 353号(2013年3月25日発行)

ディスクガイド/出嶌孝次

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