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インタビュー

家入レオ “チョコレート”『a boy』

カテゴリ : インタビューファイル

掲載: 2014年02月19日 17:59

ソース: bounce 363号(2014年1月25日発行)

インタヴュー・文/久保田泰平



ピュアな恋心を綴ったシングルと、真面目に遊び、楽しみながら完成させたフル・アルバム──彼女の新たな魅力を発見できる2作品!



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家入レオの2014年が始まった……というより、10代最後の1年が始まったと言うべきか。その幕開けを飾るのは、ピュアな恋心をしたためたニュー・シングル“チョコレート”。この曲は、彼女が16歳のときに綴ったものだという。

「小学生のとき、好きな男の子に手作りのチョコを作ったんですけど、どうしても渡せなくて、そのときの切ない思いを曲にしたんです。大人に近付けば近付くほど、〈好き〉の向こう側──手を繋ぎたいとかいっしょに映画を観に行きたいとか、そういうことを求めてしまうと思うんですけど、小学生の頃は、ただ相手に〈好き〉って伝えるだけでも泣きそうになったり嬉しくなったり……そのピュアさが素敵だなって。これまでのシングルでは結構ヘヴィーな部分を出すことが多かったんですけど、学校を卒業してから少し気持ちに余裕が出てきたというか、シングルっていう手に取りやすいもののなかで、もっと明るい私を知ってもらいたいっていう思いもあります」。

彼女の新たな魅力を発見することができるそのシングルに続いては、1年4か月ぶりとなるニュー・アルバム『a boy』が届けられる。

「こういうふうに作らなきゃ、っていう気持ちはあまりなかったんですけど、大人になる覚悟みたいなものがちゃんと表せたらいいなあと思ってました。ファーストでは、叫び、痛み、苦しみっていうものを吐き出して形にしておきたかったし、〈やりたい〉っていう思いと〈やらなくちゃ〉っていう思いが交錯していたんですけど、今回は肩の力が抜けていて、真面目に遊ぶことも覚えつつ、楽しみながら出来たアルバムになりました」。

“Message”“君に届け”“太陽の女神”“チョコレート(アルバム・ヴァージョン)”“イジワルな神様”といった先行シングルのほか、9曲の新曲が収められた『a boy』。そこには、「〈ピシッとした人〉っていうイメージを私に持ってる方が多いみたいなんですけど、〈ステージの上では暴れますよ!〉っていうことを作品でも伝えたくて」という1コード押しのヘヴィー・チューン“Free”や、大人と子供の狭間にある矛盾した気持ちを巧みな転調で表現した“Papa & Mama”など、この1年で2度経験した全国ツアーに感化されたであろうアグレッシヴなロック・ナンバーもあれば、「優しい気持ちにもなれるし、人を殺める理由にもなる」という〈愛情〉の多面性をサーカスを想起させるサウンドに仕立てた“カーニバル”、「綺麗事って言われてしまいそうな言葉をいかにして真っ直ぐ届けるか」をテーマにあえてシンプルな言葉を紡いでいった“希望の地球”など、確実に高いハードルをクリアしていく彼女の姿が刻み込まれている。また、〈与えられるもの/持ち合わせていない/繰り返すだけじゃ 明日は変わらない〉と綴るハートフルなナンバー“Time after Time”は、彼女にとって大きな一歩となった曲のよう。

「上京したての頃は、もっと上に行きたい、もっとあれしたいこれしたいっていう気持ちが強すぎて、欲しがってばかりだったんです。でも、いまは支えてくださるファンの方やスタッフさんがいてくれるので、欲しい欲しいと思ってばかりじゃダメだなって、これからは少しずつ皆さんにお返しできたらいいなあと思ってこの歌詞を書きました。〈与えられるもの/持ち合わせていない〉って言えたことで一歩進めたんじゃないかなって思うし、いつか私にだってちゃんと与えられるものができるんだって思いながら歌っているので、私といっしょに育ってくれる曲だと思っています」。

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