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うたプリ、ニャル子、惡の華――2013春アニメ注目の主題歌を紹介!

 

バトル、SF、恋愛、コメディー、ホラー、サスペンス、子ども向けなど、いまや毎シーズンごとに50本以上もの新作がオンエアされるTVアニメ。その主題歌も作品によって千差万別で、さまざまなタイプの楽曲を楽しむことができます。タワーレコード音楽ニュースでは、2013年春の新番組の放送がひと通りスタートしたこのタイミングで、この春のアニメ作品のなかからオススメのテーマ曲を(独断で)厳選のうえ紹介します!

まずは、一流アイドルを目指すイケメンたちと作曲家志望の女の子による全力ラヴ・コメディー「うたの☆プリンスさまっ♪マジLOVE2000%」。オープニング・テーマの宮野真守“カノン”は、声優ならではの艶やかな美声とダイナミックなロック・サウンドが絡み合うゾクゾクするようなアップ・チューン。エンディングを飾るST☆RISH“マジLOVE2000%”は、劇中のイケメンたちによるアイドル・ユニットの楽曲で、〈Shoot Shoot〉〈Get You!〉といった合いの手を交えながら、さまざまなタイプの色男たちが入れ替わり立ち代りヴォーカルを取る、超キャッチーなアゲアゲ・ナンバーです。どちらも水樹奈々らへの楽曲提供で知られるヒットメイカー、Elements Gardenの上松範康が作詞/作曲を手掛けていていますよ!

続いては、クトゥルー神話をベースにあらゆるパロディーを詰め込んだ名状しがたいアニメ「這いよれ! ニャル子さんW」より、その主人公たちから成るユニット・後ろから這いより隊Gが歌うオープニング・テーマ“恋は渾沌の隷也”。前作「這いよれ! ニャル子さん」のOP曲“太陽曰く燃えよカオス”は〈うー! にゃー!〉という掛け声が話題となってネットを中心に大流行しましたが、今回もそのヒットを生んだ作詞:畑亜貴、作曲/編曲:田中秀和(MONACA)のコンビが、ハイテンションかつ中毒性の高いナンバーを作り上げています。ちなみに今回の掛け声は〈SAN値! ピンチ!〉という、TRPG好きならば思わずニヤリとしてしまうかなりディープなネタに……。

そして、押見修造の青春狂走コミックをロトスコープという特殊な技法でアニメ化した話題作「惡の華」からは、ASA-CHANG&巡礼によるエンディング・テーマ“花 -a last flower-”をピックアップ。この楽曲は、彼らが海外でも注目を集めるきっかけとなった2001年発表の代表曲“花”を、このアニメのためにセルフ・リアレンジしたもの。どこか不穏で悲壮感溢れるサウンドをバックに、未完成の人工音声のように不安定極まりない加工ヴォイスが〈花が咲いたよ〉という詩を朗読する、アニメ本編に負けず劣らずの強烈な内容となっています。なお、オープニング・テーマは4種類が制作され、それぞれプロデュースを担当した宇宙人というバンドのしのさきあさこ、の子(神聖かまってちゃん)、後藤まりこ、南波志帆が歌うことに。現在放送されている第3話までの時点では、の子ヴァージョンしかオンエアされていませんが、今後どのような楽曲が飛び出てくるのか楽しみなところです。

さらに、まさかのタッグで話題沸騰中なのが、T.M.Revolution×水樹奈々“Preserved Roses”。〈ガンダム〉シリーズでお馴染みのサンライズ制作によるオリジナルSFアニメ「革命機ヴァルヴレイヴ」のオープニング・テーマに起用されているこの楽曲は、TMRとの名コンビで知られ、最近ではMay'n“Chase the world”(アニメ「アクセル・ワールド」OP曲)での仕事も素晴らしかった浅倉大介が作曲/編曲を担当。鋭角的なシンセと疾走感溢れるビート、重度のアニメ好きでもある西川貴教アニキとアニソン界を代表するディーヴァ・奈々さまのパワフルなヴォーカルが一体となって迫る、聴き逃し厳禁の豪華コラボ・ソングになっています。

紹介したい曲はまだまだあるので、ここからは駆け足でいきます! 声優として活躍する上坂すみれの歌手デビュー曲“七つの海よりキミの海”(「波打際のむろみさん」OP曲)は、アニソン史に残る大名曲“もってけ!セーラーふく”と同じ畑亜貴×神前暁コンビが手掛けたアクの強い電波系スルメ曲。同系統では、女子高生の日常を描くゆるふわ5分アニメ「あいうら」のオープニング・テーマ“カニ☆Do-Luck!”もカニづくしの異色作で病み付きになります。

小さな女の子を中心に大人気のアニメ「アイカツ!」の新オープニング・テーマ“ダイヤモンドハッピー”は、軽快なスカのリズムに思わずノッてしまう元気いっぱいのハッピー・チューン。こちらの作詞も畑亜貴で、彼女は田村ゆかり“Fantastic future”(「変態王子と笑わない猫。」OP曲)、三森すずこ“ミライスタート”(「マイリトルポニー ~トモダチは魔法~」OP曲)などにも詞を提供しています。相変わらずのワーカーホリックぶり! ほかにも、fripSide“sister's noise”(「とある科学の超電磁砲S」OP曲)はさすがの安定感で外せませんし、とにかく今期も豊作で嬉しい限り。気になるものがあれば、ぜひアニメのオンエアとCDをチェックしてください!

カテゴリ : ニュース | タグ : アニメ(CD) 声優 TV

掲載: 2013年04月26日 17:06

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