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ONE OK ROCK、9/14 横浜スタジアムライブレポート! (TOWER RECORDS)

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日本でのワンマンライブは2013年のツアー「ONE OK ROCK 2013“人生×君=“TOUR”」のファイナルとなった6月16日の名古屋公演以来の約1年3ヶ月振り・・・。

 

横浜スタジアムにはファンの「待ってた感」が会場全体に漂っている。
もちろん私もその一人。

ステージを覆っていたライブタイトルが書かれた白幕が落ちた瞬間の悲鳴にも似た会場の叫びと、1年以上ぶりに感じるONE OK ROCKを観るときのあのゾクゾク感。
Tomoyaのドラムが鳴り響くと、“始まる”という楽しみと、“始まり”は“終わり”が来てしまうという、なんともいえない感覚・・。

Takaの『今日は、昨日も明日も超えてやる』という、2日目だからこその挨拶でさらに熱気に包まれる。スタジアムという広さでもこれでもか!と唸るRyotaのベースから始まった「Deeper Deeper」でTakaの挑発的な煽り、『何のためにブロック分かれて柵があると思ってんだ?』にテンション上がりまくり。「Deeper Deeper」をシングルで初めて聴いたとき、ライブでこんなにヘドバンするイメージはなかったけど、いつの間にか定着しているなと会場を見渡して思う。

そして会場の全員を座らせての「Let’s take it someday」。歌の途中、Takaの『ジャンプをみせてくれ』に間違いなく、全員が答えていた。
『みんなに捧げます』といってこの流れの「C.h.a.o.s.m.y.t.h.」は陽が落ちるタイミングもあってか、グっとくる。
ONE OK ROCKの凄いところは、激しい曲の中でしっかりとミディアムな曲にシフトできるところがカッコいい。だからこそライブに集中できる。




タワーレコードの店頭でもONE OK ROCKのCDやDVDを買っていかれるのは、10代や20代のお客様だけじゃないのを知ってるし、こういうところが支持される理由なんだなぁ・・とちょっぴり現実に戻って考えたりした。

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ふと気付けば、すっかり陽は落ちてしまって、Toruのギターソロから、Ryota、tomoyaが加わって、3人によるセッション。今まで見たこともない空気に圧倒される。アメリカのツアーを目撃したわけじゃないけど、もしかしたらこんな空気だったのかもなぁ・・と思うパワーアップした3人。それに答えるようなTakaの「69」の言葉が今後のさらに大きいバンドの決意表明に聴こえたのは私だけじゃないはず。


4人は私たちに嘘はつかない。

「未完成交響曲」も決意となる「69」の流れから余計リアルに聴こえてくる。
そして、新曲「Mighty Long Fall」のイントロが流れて上がる炎。

私自身、ライブで聴くのは初めて。耳だけじゃ分からない位、壮大なサウンド。CDで聴く音と同じなのに、ライブでしか感じることのできない熱量と今日は野外というシチュエーションが加わって、曲がより一層大きくなっている気がした。
この曲がとんでもない曲だということに改めて気付かされ、その威力に圧倒された瞬間だった。

 そして、“The Beginning Tour”以来に聴けた久々の「Living Dolls」。

 『僕らは変わらない、バンドとして僕らの求めているものがが、ちょっと海外にあるだけ。』確かに日本でのライブが少なくて不安にもなったけど、メンバーの気持ちはパフォーマンスからも伝わるし、スタジアムという凄い景色を一緒に見れていることが何よりも嬉しい。
もちろん、ここにいる全員が世界のONE OK ROCKになって欲しいとも願っていることもわかる。携帯電話とスマホのライトで埋め尽くされた3万人の光と「Be the light」はとても感動した。



ステージを真ん中に移してアコースティックに。

真ん中のステージに移動する途中、鹿児島から来たお客さんをステージに上げるハプニング付き!
(メンバーはすごく純粋に遠くからライブに来てくれたことを喜んでいた)
そんな自然なMCとライブのギャップも彼らの魅力のひとつ。

 

アコースティックは『RyotaとTakaが今のところ世界で一番好きな曲』と言ってVanessa Carltonの名曲カバーを披露。前回の横浜アリーナでのアコースティックはそれぞれのパート楽器だったけど、今回はRyotaがキーボード、Tomoyaがグロッケンという編成で新鮮だった。そして「Living Dolls」よりも久々に披露されたレア曲として「欲望に満ちた青年団」、まだどこにも音源が発売されてない新曲「Heartache」はTakaとToruの2人で奏でられた。贅沢な時間が過ぎてゆく。

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真っ暗になったステージに激しい照明が付き、ラストブロックへ。
「Mighty Long Fall」との両A面シングル「Decision」もライブで聴くとまた違って聴こえる。
『ここから盛り上がっていくぞー』のTakaの掛け声に再び会場のテンションが上がる。このオンとオフな瞬間に気持ちはさらに高揚するのだ。

「Re:make」から「恋ノアイボウ心ノクピド」「NO SCARED」と息する暇すら見つからない。
終盤が迫ってくる寂しい気持ちと、この曲の流れのテンションで心は整理がつかない(笑)でもラストの「完全感覚Dreamer」は最高に気持ちいい。
ステージを全速力で走っても息が切れることのないTakaの凄まじい声量に最後まで圧倒された。

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この日までの生きがいだったといっても過言じゃない、楽しみにしていたライブが終わってしまったという寂しい気持ちを隠せないまま、アンコールへ。
Takaがアンコールで言っていた「リアルな現実」。
これは夢じゃなくて、現実だということを2日間終えて実感したという、
“リアルな本音”だったんだと思う。
そしてTakaが結婚する友人に向けて作った曲「Wherever you are」をこの日に入籍したというスタッフへ捧げる。(もちろん、私たちにも向けて)


「キミシダイ列車」はラストにふさわしい曲の1つ。“過去の自分が今僕の土台となる”がまさに“リアル”。
ラストナンバーの「The Begining」のが鳴った瞬間の、会場の一体感はすごかった。
フロアに全力で応える4人のパフォーマンスに心が熱くなる。
空高くに上がった花火は、ONE OK ROCKの次なるステージを思わせるものだった。


花火がとても似合ってたなぁ・・。


『また来年会おう』と言うTakaの言葉に、
“2014年、最初で最後のワンマンライブ”だったことに気付かされたけど、また来年さらに大きくなるONE OK ROCKを見たいと思うし、一生付いていくと誓える、素晴らしいライブだった。
最高のライブをありがとう!!次に観るライブまで・・明日からもきっと頑張れます。



文:TOWER RECORDS 貞廣 菜穂


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2013年行われたアジア、そして初のヨーロッパツアーとなるONE OK ROCK 2013"Who are you??Who are we??"TOURへの完全密着のドキュメンタリー映像。

カテゴリ : ニュース ニューリリース ライブ

掲載: 2014年10月01日 12:00