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WANIMA、31公演を巡るライヴハウス/ホール・ツアー「1CHANCE NIGHT TOUR 2018→2019」豊洲PIT公演で新旧織り交ぜた全20曲を披露

WANIMA

7月17日にニュー・シングル『Summer Trap!!』をリリースするWANIMAが、全国ツアー「1CHANCE NIGHT TOUR 2018→2019」の豊洲PIT公演を6月4日、5日の2日間にわたり開催した。

昨年2018年11月よりスタートしたこのツアーは、これまであまり訪れる機会のなかったエリアを中心に、全国のライヴハウス/ホールを巡るというもので、全国29ヶ所31公演が開催された。ツアーのいったんの締めくくりとなった6月5日の公演では新旧織り交ぜたアンコール含む全20曲を披露。そんな同公演のライヴ・レポートが到着した。

 

WANIMAがライヴハウス/ホール・ツアー「1CHANCE NIGHT TOUR 2018→2019」を6月5日に豊洲PITにて締めくくった。このツアーは、「メジャー1stフル・アルバム『Everybody!!』のリリース・ツアーは大都市圏を中心に行ったこともあり、自分たちの足で細かくまわりたい」というメンバーの意向のもとに昨年11月から今年3月にかけて企画されたもの。その後、大きな反響を受け、香川、徳島、東京で追加公演を発表し、本公演はその最終日。日差しが強くなってきたこの日も早くから会場周辺は人だかりとなっていた。

颯爽とステージに姿を現したメンバーは、オーディエンスとともに「1CHANCE NIGHT、開催しまーす!」と高らかに宣言。お馴染みのオープニング・ナンバー“JUICE UP!!のテーマ”でフロアをアジテートし、熱気を高めたそのままの勢いで“ララバイ”へなだれ込む。これ以上ない、強烈なスタート・ダッシュだ。KENTA(Vo/Ba)の「ともにいこう! 二度とない日を!」という投げ掛けもあり、序盤とは思えない高まった空気感。“ここから”では、興奮が抑えきれないのだろう、フロア前方ではダイバーが続出していく。

だからといって、ただただ熱く語り掛けるのではなく、ユーモアを交えながら、気持ちをほぐすのも彼らが持つ大きな特長のひとつ。KENTAとFUJI(Dr/Cho)がおどけた掛け合いをしつつ、それをKO-SHIN(Gt/Cho)が微笑ましく眺めるという、いつものやりとりもあり、WANIMA特有の温かい空気が広がっていった。

ラスタ・カラーと妖艶な照明が混じり合い、ムード満点な中でドロップされたスピード感溢れる“CHEEKY”、駆け抜けっぷりがたまらない“昨日の歌”、KENTAが歌い出した瞬間、フロアから悲鳴に似た歓声が湧き上がった“Japanese Pride”と、新旧織り交ぜたセットリストであることに加え、ライヴハウス仕様な攻めた曲を矢継ぎ早に繰り出していく彼ら。その勢いに負けじと、オーディエンスも凄まじいバイタリティで応えていく。素晴らしい一体感だ。

FUJIが扮したいつものあの人によるタイトル・コールも秀逸だった“アゲイン”もハイライトのひとつ。KENTAの歌が響き渡り、会場全体をも包み込む多幸感によって心がどんどん温かくなっていく。想いが溢れんばかりにプレイするメンバーの表情も印象的だった。

そして、多くの人の胸を打ったのが“りんどう”だろう。タイトルに地元熊本の県花をタイトルに据え、『Everybody!!』ツアーから披露しているこの曲は、まだ作品には未収録であるが、応援してくれるファンへ向けた内容であり、彼らが大事に現場で歌っている存在だ。必要最低限のバンド・アンサンブルで奏でられ、願いが込められた歌に対し、その気持ちが伝わっているのだろう、フロアからはスマホのライトが照らされ、より曲が鮮やかに彩られていた。

タオルが無数に掲げられ、待ちかねていたオーディエンスの多さを実感した“夏の面影”からスタートした後半戦も怒濤の勢い。加えて、鋭いビートが痛快な“花火”でさらにヒートアップさせてからの“シグナル”も特筆すべきところ。「もっともっといけるか? 全部出してみよう!」とKENTAが口にしてから放ったこともあり、オーディエンスの大合唱も凄まじく、その歌声で会場が埋め尽くされたほどだった。

終盤には、KENTAが「(みんなと)音楽で繋がったけん、みんなにとって音楽で味方でいたい」、「ドームだって、ライヴハウスだって貸し切るし、ここの現場なら助けるから」と真摯に語り掛け、「これからもWANIMAとともに生きていってください」と祖父への想いを込めた“1106”を鳴らし、“また逢える日まで”で本編の締めくくり。次へ繋がる、繋がりたいという気持ちが反映されているのだろう。寂しいけれど、明るく照らされ、人の温もりがにじみ出たエンディングだった。

しかし、このままじゃ終われないオーディエンスはその後も大きな声援を上げ、メンバーはステージに再登場。フロアからリクエストを募り、何度も「ありがとう!」とメンバーが口にしながら“Drive”、“TRACE”、“リベンジ”の3曲を続け、最後の最後は“Hey Lady”で狂喜乱舞のお祭り騒ぎを演出。一瞬たりともテンションを落とすことなく、どこを切り取っても最高潮と言えるライヴは幕を閉じた。

もちろん、彼らはまだまだ止まらない。間髪入れず、6月22、23日に札幌 芸術の森野外ステージ、7月6日に熊本 天草 本渡港 大矢崎緑地公園 特設会場、7月15日に千葉 県立幕張海浜公園 S2O JAPAN特設会場にて今年3月に発表したシングル『Good Job!!』のリリース・パーティーを開催し、7月17日には3月より放送されている三ツ矢サイダー2019 CMソング“夏のどこかへ”も収録されたニュー・シングル『Summer Trap!!』を畳み掛けるようにドロップ。その後は各地の夏フェスにも数多く出演が決定しながら、新たな企みも計画中とのこと。夏の暑さに負けない熱量とポジティヴなバイブスでまた新たなファンをどこまでも獲得していくことだろう。

Text by ヤコウリュウジ

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▼リリース情報
WANIMA
ニュー・シングル
『Summer Trap!!』
7月17日(水)リリース

■初回生産限定仕様
黄色のカラーケース仕様 ※初回生産後の生産分については通常の透明ケースとなります。

■特典あり
先着で「「Summer Trap!!」オリジナルステッカー」をプレゼント!
※特典はなくなり次第終了となります。

商品の詳細、購入はこちら

 

▼イベント情報
「WANIMA Good Job!! Release Party“梅雨知らず ほっかいどう de どうでしょう?”」
6月22日(土)、23日(日)札幌 芸術の森野外ステージ

「WANIMA Good Job!! Release Party“WANIMA 天草の乱 ~「﨑津集落」世界遺産登録1周年~”」
7月6日(土)天草 本渡港 大矢崎緑地公園 特設会場

「WANIMAxS2O JAPAN Good Job!! Release Party“カオス!!ギネス!?日本初!!”」
7月15日(月・祝)県立幕張海浜公園 S2O JAPAN特設会場

詳細はこちら


「ROCK AX Vol.3 SUMMER SPECIAL」
7月9日(火)Zepp Tokyo
OPEN 18:00 / START 19:00(予定)
[チケット]
1Fスタンディング / 2F指定席 5,000円
■一般発売:6月8日(土)10:00~

 

▼CM情報
三ツ矢サイダー 「やりきろうぜっ RUNNING」編
出演:広瀬すず
CMソング:WANIMA “夏のどこかへ”
特設サイト:https://www.asahiinryo.co.jp/mitsuya-cider/sp/cm/

カテゴリ : タワーレコード オンライン ニュース

掲載: 2019年06月07日 10:18