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Norah Jones(ノラ・ジョーンズ)、4年ぶりとなるニュー・アルバム『Pick Me Up Off The Floor』6月12日リリース決定

Norah Jones
©Diane Russo

Norah Jonesが、通算7枚目となるソロ・アルバム『Pick Me Up Off The Floor』を6月12日にジャズの名門レーベル ブルーノート・レコードよりリリースすることを発表した。

そもそもアルバムを作る気がまったくなく、しばらく「アルバムを作る」というルーティンから遠ざかっていたNorahは、コラボレーション・シングルの連続リリースという新しい挑戦に挑んでいた。しかし、書き溜めていた楽曲に偶然繋がりを見出し、アルバムで音楽を発表するということを再解釈し、ついにアルバム制作を決意。「ラフミックスを携帯にいれ、犬の散歩をするときに聴いていた。そしたら、いつしか頭から離れなくなっていた。で、気づいたの。どの曲にも不思議な一貫した特色があるんじゃないかって。まるで神と悪魔と心と国と地球と私の間のどこかで起きている夢の中、熱病にうなされている感覚だった」と語った。

今回のアルバムでは、ピアノ・トリオのジャズをベースとしながらもブルース、ソウルにもインスピレーションを受けたオリジナリティ溢れるメロディを披露。ピアノとハミングするようなストリングスも取り入れ、憂いや儚さ、美しさを表現した。それらのメロディに乗せられた歌詞には、理由がわからない失意が多く登場する。歌詞やアルバムのテーマには強い思い入れがあり、「ここ数年、この国、この世界に生きてきて、どこかに“私を引き起こして(原題の和訳)”という感覚があるのだと思う。立ち上がり、この混乱から抜け出して、どうにかしたい、という思いが」、「もしこのアルバムに闇の部分があっても、それは迫り来る破滅じゃない。むしろ、人として繋がりを求め、焦がれる気持ちに近いの。パーソナルと呼べる曲が何曲かあるけれど、それらも人間全員が直面している、より大きな問題と表裏一体。同様に、すごく大きな何かを歌っている曲も、実はパーソナルな曲だったりするのよ」と語った。

制作期間に関してNorahは、「たまたまそういうゾーンに入っていたのか、それとも(様々なセッションという)プロセスからその気になったのか、わからない。でも去年の私は、これまでで一番クリエイティヴな気分だった。」と精力的な1年をふり返る。2曲を除いてプロデュースも彼女本人が行った。アルバムの核となる部分に関しては、制作初期の段階で彼女と親交が深いドラマーのBrian Bladeとのセッションで完成していたが、アルバムを通して固定のバンド・メンバーは置かず、John Patitucci(Ba)、Nate Smith(Dr)など、総勢20名以上の実力派アーティストが立ち代わり登場する。

また、日本盤には芥川賞受賞作家 川上未映子が手掛けた歌詞対訳が同梱されている。川上からは「じゅうぶんに愛し、じゅうぶんに傷つき、そして自分の目と手と耳で考え、いくつもの波を乗り越えてきた人から届けられるこの楽曲たちは、わたしたちへの温かな贈り物である。目の前にある危機や感情をしなやかに見つめ、それらが彼女の声になってみせるとき、わたしたちはそこにしか現れない世界への対峙を、喜びのうちに知ることになるだろう。」というコメントが寄せられている。音楽だけではなく、詩を楽しむことができる作品として大注目だ。

 

▼リリース情報
Norah Jones
ニュー・アルバム
『Pick Me Up Off The Floor』
6月12日(金)リリース


[収録曲]
01. How I Weep
02. Flame Twin
03. Hurts To Be Alone
04. Heartbroken, Day After
05. Say No More
06. This Life
07. To Live
08. I'm Alive
09. Were You Watching?
10. Stumble On My Way
11. Heaven Above
※ボーナス・トラック2曲収録予定

■初回限定盤DVD収録内容(予定)
“I'm Alive”ミュージック・ビデオ
“I'm Alive”日本語リリック・ビデオ(歌詞対訳:川上未映子)

オススメ情報

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カテゴリ : タワーレコード オンライン ニュース

掲載: 2020年03月13日 17:52

更新: 2020年04月16日 10:43