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菅田将暉×有村架純、初のW主演映画『花束みたいな恋をした』完成報告イベント・レポート到着。菅田「この映画を観て、ぜひ温まって」

花束みたいな恋をした

映画『花束みたいな恋をした』の完成報告イベントが都内で開催され、W主演を務めた山音麦役の菅田将暉と八谷絹役の有村架純、そして本作のメガホンをとった土井裕泰監督が登壇した。

本作は「東京ラブストーリー」などで知られる脚本家 坂元裕二が、2020年の東京を舞台に、今を生きるすべての人へ贈るため書き下ろした最新作。坂元裕二が映画オリジナルのラヴ・ストーリーを手掛けるのは今作が初となる。監督を担うのは映画『罪の声』の土井裕泰。坂元裕二とのタッグは、ドラマ「カルテット」以来、映画では初のタッグとなる。

イベント当日、本作の公開について「今日はこんな状況のなか、表舞台でご挨拶できることを感謝しております」(菅田)、「新年も明けまして、無事にこの映画がみなさまに届くと思うと、とても楽しみです。無事に公開できることがこんなにありがたいことなんだなと、ひしひしと感じています」(有村)、「実は去年の1月12日、今日からちょうど1年前がクランクインの日でした。思いもしないことがたくさん起きた1年でしたが、完成を報告させていただけることが本当に嬉しいです」(土井)とそれぞれ喜びを露わにした。

これまでにも映画やCMなどで共演している菅田と有村だが、本作で恋人役を演じたことについて菅田は「有村さんとは何かやりたいね、と話しながらもなかなか実現していませんでしたが、今回一番いいタイミングで、いい作品をやることができたと思います。同じ関西人で、同世代の有村さんとの現場は、とても新鮮な気持ちでした」と明かした。有村も「貴重な同い年の役者さんなので、同じ舞台でお芝居をさせていただくことが嬉しかったです。『何者』(2016年公開)から4年ほど経って、お互いいろいろな経験を積みながら、今回再会できたと思うので、おこがましいかもしれないけど、同志のように感じていました。お芝居の舞台に立っても、現実世界と地続きしているようにフラットに本番へ向かわれて、心強い役者さんです」と菅田との共演を振り返った。また完成した作品を観て菅田は「現場は順撮りでやらせてもらったので、本当にただただふたりで生活して、思い出を作って育んだものが、爆発するという流れがリアルに描かれていました」と率直な感想を語った。有村は「撮影の1ヶ月半、すごく濃厚で充実した時間を過ごせたので、映画を観たときにも私の中にまだ絹がいて、ずっと続いていくんだろうなと不思議な感覚になりました。坂元さんが脚本をされている台詞や空気感は、今生きている人たちにものすごく刺さるような作品になったんじゃないかなと思いました」と、絹の心を宿しながら作品を楽しんだよう。

本作の脚本は多くの名作を世に送り出している坂元裕二によるオリジナル長編ラヴ・ストーリーだが、土井監督は「麦と絹というふたりの主人公が、本当にどこかの町でちゃんと生きている人たちに見えるよう意識しました。出会ってから告白し、付き合って、暮らし始めるまで。彼らには毎日自由に演じてもらったし、ひとつひとつの場面に嘘がないよう日記のように積み重ねていけば、最終的にはたくさんの人に伝わる普遍的なラヴ・ストーリーになるかなと、描いていました」と、丁寧に本作を作り上げたことを語った。

イベント中には、菅田が一番ドキドキしたシーンについて語る場面も。菅田は信号待ちでのキス・シーンを挙げ、「一回キスしたあとに、「こういうコミュニケーションは、頻繁にしたいタイプです」という有村さんの台詞。あれは名言です、言われてみたいですねぇ」と答え、会場は笑いに包まれた。有村も同じ信号待ちでのキス・シーンにドキドキしたそうで、「(「信号はまだ変わらなかった」、「押しボタン式信号だった」、「サンキュー、押しボタン式信号」というモノローグについて)押しボタン式信号って、こういうふうに使うことがあるんだ! と思いました(笑)」と笑顔を見せた。土井監督は「僕は最後のファミレスのシーンです。菅田君ともファミレスってこういう話してるよなぁ、家ではなくファミレスで話すことに意味があったよね、と話していたんです。家だと話がまとまらないから、ファミレスで世間の人と繋がりながら、自分を律しながら冷静に話さないといけない。見ていてヒリヒリしました」とグッときていた様子。

また今回、「花束みたいな恋をした」というタイトルに因んで、花束を選ぶと、選んだ相手への「本当の思い」がわかる、花束占いを実施。5種の花束の中から、菅田は有村に贈りたい花束を、有村は菅田に贈りたい花束をそれぞれ選んだ。まず始めに菅田が、「直感的に目がいきました。今日の有村さんの恰好にも似合いそうで、関西人の黄色い部分と、東京に出て仕事をしている赤い部分が、グラデーションでオレンジがかっているところがぴったりだと思います」とオレンジ色のラナンキュラスの花束を選択。「相手をとても信頼しているようです。お互いに安心できる環境のもと、多くを語らずとも、大切なことがわかり合えたり、お互いの失敗をカバーし合えるような、信頼にあふれた関係を続けていきたいと思っているようです」という結果に、「めちゃくちゃ当たってますね」とびっくり。それを聞いた有村も「主演をやらせていただくときはお芝居のこと以外にも、周りのことを考えて引っ張っていかないといけないですが、菅田さんがいてくれたことによって、お互い主演の負担を分散できたし、一緒に作品を作った同志だと思っているので、すごく嬉しいです」と占い結果を喜んだ。

「今の髪型とすごく似合う! (笑)髪型で表情も変わるし、今は紫色を渡したい気分でした」と紫色のヒヤシンスの花束を菅田に渡した有村の結果は、「相手の喜ぶ顔が見たいと思っており、相手に何かをしてもらうよりも、自分が相手に何かをしてあげたいと望んでいます。打算などとは無縁に、ひたむきにお互いを励まし合い、共に成長していけることを望んでいるでしょう」というものに。「なるほど……僕は心配されているんですね(笑)でもたしかに、会うたびに「今何やっているの? 頑張ってね!」っていつも励ましてくれるかも」と菅田。有村は「様々なジャンルでご活躍されているし、私がお芝居を考えている以上に、物事やモノづくりのことに対して考えていらっしゃると思うので、ちゃんと疲れたーとか吐き出せているのかな? って、しっかりしている人ほど心配になりますね」とコメントした。

ふたりがリラックスして楽しむ様子に土井監督は「撮影も8割、9割がふたりのシーンで、気がついたら川見ながら話していたり、一緒にブランコ漕いでいたり、ずっとふたりで過ごしていたんですけど、今のやり取りを見ていても、関係性が撮影のときと近いというか、とっても自然体でいられるんだなと思いました」と、麦と絹の姿を重ねた。

最後に、このような社会状況の中でも、映画の公開を心待ちにしている人に向けて「坂元さんも仰ってましたが、この映画は恋愛自体の面白さや楽しさ、滑稽さや可愛さがすごく丁寧に描かれています。結末以上に、ふたりの人間がどのように出会って、何を共通言語にふたりの時間を育んだのか? 恋愛経験がある人は、過去のいろいろな思い出がほじくられて、こしょばくも愛おしくなるような映画です。この映画を観て、ぜひ温まってください」(菅田)、「この物語は男女問わず、世代問わずみなさまの中にもしまってあるような思い出だったり物語があるのかなと思います。この作品を観終わったあとに、眩しい記憶に想いを馳せて、少し口角を上げて帰っていただけたら嬉しいです。恋愛の醍醐味ってこうだよな、ということがたくさん詰まっているので、温かく麦と絹を見守って観てください」(有村)とメッセージを送り、イベントは幕を閉じた。映画『花束みたいな恋をした』は、2021年1月29日公開。

 

▼映画情報
映画『花束みたいな恋をした』
2021年1月29日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開
脚本:坂元裕二
監督:土井裕泰
出演:菅田将暉、有村架純 ほか
製作:『花束みたいな恋をした』製作委員会
配給:東京テアトル、リトルモア
(C)2021『花束みたいな恋をした』製作委員会
公式サイト:http://hana-koi.jp/

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カテゴリ : タワーレコード オンライン ニュース | タグ : 映画

掲載: 2021年01月13日 10:30