ヨーロッパ最大級の音楽授賞式「2022 MTV EMA」、Taylor Swiftが大賞の「最優秀ビデオ賞」含む4冠達成

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日本時間11月14日、ドイツ デュッセルドルフのISSドーム・アリーナにて「2022 MTV EMA (Europe Music Awards)」が開催された。

「MTV EMA (Europe Music Awards)」は年間の最も優れたミュージック・ビデオやアーティストを決定するヨーロッパ最大級の音楽授賞式。29回目の開催となり、ドイツのホスト開催が6回目を迎える今年2022年は、シンガーのRita Oraと俳優／映画監督のタイカ・ワイティティが司会を務め、チャート上位のアーティストによる衝撃的なパフォーマンスや、20のカテゴリーでファンの人気を博したアーティストが表彰された。また、ウクライナのバンド KALUSH ORCHESTRAがウクライナへの支援を力強く表明し、感動的なパフォーマンスを披露した。

今年の大賞「最優秀ビデオ賞」を手にしたのは、Taylor Swiftの“All Too Well (10 Minute Version) (Taylor's Version)”。彼女は、「最優秀アーティスト賞」、「最優秀ポップ賞」、「最優秀ロングフォームビデオ賞」も獲得と上位賞4部門を独占し、その夜の女王となった。また、Nicki Minajは“Super Freaky Girl”で「最優秀楽曲賞」と「最優秀ヒップホップ賞」を受賞し、Harry Stylesは「最優秀ライブ賞」を受賞した。

スペシャルなパフォーマンスで彩られた授賞式は、エレクトロニック・ミュージックのパイオニアであり、デュッセルドルフ出身のKRAFTWERKからインスピレーションを得た要素が各所に散りばめられ、照明、グラフィック要素、巨大な頭部構造など、デジタル且つ現代的な雰囲気が特徴的だった。加えて、「EMA」のホストであるRita Oraとタイカ・ワイティティも、印象的で華やかなファッションで登場し、特別感の溢れる様子となった。

ホストのRita Oraは自身も「最優秀ルック賞」を受賞し会場を沸かせたほか、「ビデオ・フォー・グッド賞」はSam Smithの“Unholy Feat. Kim Petras”が、「最優秀コラボレーション賞」はDavid GuettaとBebe Rexhaの“I'm Good (Blue)”、またGuetta自身も「最優秀エレクトロニック賞」を獲得、そして、「EMA」の新部門「最優秀メタバース・パフォーマンス賞」では、「BLACKPINK X PUBG MOBILE 2022 IN-GAME CONCERT : [THE VIRTUAL]」と今年もバラエティに溢れ、どの部門においても歓声と祝福に包まれた。

今年のオープニングを飾ったのは、「最優秀コラボレーション賞」を獲得したDavid GuettaとBebe Rexhaのヒット曲“I'm Good (Blue)”。Guettaは巨大なライザーからDJを、Bebe Rexhaはステージにスイングして登場した。

「最優秀ロック賞」を受賞したMUSEの“Will Of The People”では、鏡の仮面をつけた人々やパルクール・ダンサーがステージを彩り、炎のステージを。World StageのヘッドライナーであるGORILLAZ（「最優秀オルタナティヴ賞」受賞）はTHUNDERCATと共に、デュッセルドルフの象徴的な音楽コンサート・ホール Tonhalleから“Cracker Island”を披露した。

ONEREPUBLICは、今年日本でも一大ムーブメントを巻き起こした大ヒット映画『トップガン マーヴェリック』の劇中歌“I Ain't Worried”を演奏。巨大な戦闘機のアフターバーナーが登場し、世界的スーパースター トム・クルーズによる特別映像のイントロがドイツの地に流れた。

GAYLEは、紙吹雪が舞うティーンエイジャーのベッドルームのシーンで、チャート・トップのヒット曲“Abcdefu”を披露し、アワード・ショーにデビュー。Lewis Capaldiは、スクリーンのグラフィックで水に浮かんでいるように見える“Forget Me”のストリップ・バック・バージョンを披露し「EMA」デビューと、新たな風を感じるひと幕も。

「MTV EMA Generation Change Award」の受賞は、ウクライナの人道危機の影響を受けている人々のケアと権利のために戦っている、Lina Deshvar、Anna Kutova、Anfisa Yakovinaという3人のたくましいウクライナ女性たちが受賞。難民のためのシェルターの提供、障がいを持つ子供や青年、若者を育てる家族の避難とケア、家族から引き離された女性や家族へのアートとグループ・セラピーの提供など様々な活動が称えられ、受賞に至った。

アワード・ショーのラストは、ナイジェリアのDJ／プロデューサーのSPINALL、ÄYANNA、NASTY Cらによるステージ。ダンサーたちが、ステージ上の照明効果がファンキーなパターンに変化する追跡装置をつけたローラー・スケートで脇を固め“Power”を披露し、この夜を締めくくった。

また今回、世界に誇るベスト・アーティストを決定する「ベスト・ローカル・アクト賞」では、視聴者投票によりTOMORROW X TOGETHERが「ベスト・アジア・アクト賞」を受賞。メンバーから以下のコメントが到着している。

　

Hello we're TOMORROW X TOGETHER!
We are incredibly excited to be named MTV EMA's Best Asia Act 2022! Amazing!
As always, big thanks to our fans MOA for the support you've given us.
This is a big achievement and we couldn't have done it without all of you!
There are good things coming,keep on eye out! Thank you MTV EMA and Love you MOA! Bye!

2022年のMTV EMA Best Asia Actに選ばれてとっても嬉しいです！
いつも僕たちを支えてくれるファン、MOAの皆さんに大きな感謝を伝えたいです。
すべての皆さんのおかげでこのような賞をもらうことができました。
これからも素敵なことがたくさんありますので、注目してくださいね！Love you MOA! Bye！

―― TOMORROW X TOGETHER

　

「2022 MTV EMA」主要部門受賞は以下の通り。

■最優秀楽曲賞／BEST SONG
Nicki Minaj “Super Freaky Girl”

■最優秀ビデオ賞／BEST VIDEO
Taylor Swift “All Too Well (10 Minute Version) (Taylor's Version)”

■最優秀アーティスト賞／BEST ARTIST
Taylor Swift

■最優秀コラボレーション賞／BEST COLLABORATION
David Guetta & Bebe Rexha “I'm Good (Blue)”

■最優秀ライブ賞／BEST LIVE
Harry Styles

■最優秀ポップ賞／BEST POP
Taylor Swift

■最優秀新人賞／BEST NEW
SEVENTEEN

■最優秀K-POP賞／BEST K-POP
LISA（from BLACKPINK）

■最優秀ラテン賞／BEST LATIN
ANITTA

■最優秀エレクトロニック賞／BEST ELECTRONIC
David Guetta

■最優秀ヒップホップ賞／BEST HIP HOP
Nicki Minaj

■最優秀ロック賞／BEST ROCK
MUSE

■最優秀オルタナティヴ賞／BEST ALTERNATIVE
GORILLAZ

■最優秀R&B賞／BEST R&B
CHLÖE

■最優秀ロングフォーム賞／BEST LONGFORM VIDEO
Taylor Swift “All Too Well (10 Minute Version) (Taylor's Version)”

■ビデオ・フォー・グッド賞／VIDEO FOR GOOD
Sam Smith “Unholy Feat. Kim Petras”

■No.1ファン賞／BIGGEST FANS
BTS

■最優秀“MTV PUSH”賞／BEST PUSH
SEVENTEEN

■最優秀メタバース・パフォーマンス賞／BEST METAVERSE PERFORMANCE
BLACKPINK X PUBG MOBILE 2022 IN-GAME CONCERT : [THE VIRTUAL]

■最優秀ルック賞／BEST LOOK ‘PERSONAL STYLE’
Rita Ora

■ジェネレーション・チェンジ／GENERATION CHANGE
Lina Deshvar、Anna Kutova、Anfisa Yakovina

■ベスト・アジア・アクト／BEST ASIA ACT
TOMORROW X TOGETHER

　

▼番組情報
「2022 MTV EMA Pre-Show」
12月3日（土）19:30～20:30（日本語字幕版）


「2022 MTV EMA Main Show」
12月3日（土）20:30～22:30
12月12日（月）25:00～27:00（日本語字幕版）