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10月24日公開映画『ボクは坊さん。』の主題歌担当、吉田山田インタビュー

『ボクは坊さん。』公開を記念して、主題歌を担当された吉田山田さんにインタビューをしてきました!

ボクは坊さん。

―今作の書き下ろしの依頼がきて、どうでしたか?

吉田さん『デビューした頃に書き下ろしをさせていただいた事があって、作品と作品のコラボレーションだと思うので、すごくプレッシャーでありながらも、楽しい作業でした。自分の心と向き合って、今の伝えたい事、歌いたい事はなんなんだろうっていう風に、いつもとは少し違う、その作品を受けて、自分が心のどの部分が動くのかを、自分で確認してから、じゃあ自分は何が歌いたいのかっていうのを、曲にしていくので、いつもより楽しいんですよね。シンプルに。
もちろん、日常生きてきて、それが作品じゃなくても友達と話していたりとか、美味しいもん食べたりとか、色んな事に心が動いて、それが作品になるんですけど、1つのメッセージとして、たくさんの方が関わって作り上げた作品を観て、監督さんであり、俳優さんたちであり、色んな人とコラボレーションしながら、曲を作れるっていうのは、いつもより少し楽しいので、ありがたいし、楽しみでした。』

「涙の海」は映画『海の金魚』の主題歌。

―どういう風に作り方が違いましたか?

吉田さん『最初お話をいただいて、映像を見る前にスタッフさんから、作品の内容と主題歌を歌わせていただけることになりましたと話をいただいた時点で、僕の中では結構イメージがわいてきて、あえて一番最初の第一校というか、スケッチをする段階ではその時あがっていた映像は見ないで作ろうと思って、あらかじめ作ってから映像を見させてもらいました。』

―作品を観て、曲や歌詞の変化はありましたか?

ボクは坊さん。

吉田さん『そこまで、どこが変わったというほどではないです。僕は作品を見てしまうと、その作品にすごく引っ張られてしまいがちなので、吉田山田として何が歌えるかという事が、段々わからなくなってしまうので、頭の隅でずーっとその作品の事を考えてるっていう事が僕には丁度良くて、少し距離感を保ちながらの曲作りになりました。』

―作品から曲に影響されている部分はどうこでしょうか?

吉田さん『思春期、若さ、青春みたいなところが、テーマとして大きくあって、その時の独特のフラストレーションだったり、不安だったり迷いだったり、でも誰もがそれを経験しているのに、この作品は住職という、重味のある、歴史のある職業に自分がつかなければいけないと。
僕らも高校で出会って、高校を卒業して一年足らずでミュージシャンを目指し始めたんですけど、何をもってミュージシャンなのかってすごく難しい事で、自分がそうだって思えばそうだし、多分、住職の方も何をもって、素晴らしい住職なのかってのは誰も答えをもってないんですけど、そんな事を迷いながらも人はずっと生きていくって事に僕は共感したし、僕もその自分の経験を懐かしみながら、作ったところがありますね。』

―曲が出来て、監督やスタッフからの感想はありましたか?

吉田さん『一番ラフの段階で、まず監督さんと僕らの間に入ってくれたスタッフさんがすごく感動してくれて、すごくいい曲だって言ってくれて、監督さんにも聞いていただいて、細かいこういう風にならないかというお話はあったんですけど、もうすごく喜んでくれているっていうのは聞いていたので、さらに創作意欲がわいてきましたね。』

―この作品は言葉をすごく大事に描かれていると思うのですが、吉田山田さんはどういった事を大切に曲を作っているのでしょうか?

ボクは坊さん。

吉田さん『映画も、音楽も、アプローチが全然違うんですけど、何かしらのメッセージがあって、言いたい事を、例えば愛してるっていう言葉をただ愛してるっていう五文字で言っても、伝わらない事があって、だから、映画は2時間とか、全部見終わった後に例えば細かい言葉はひとつひとつ覚えてなくても、何か帰り道に心に残った雰囲気だったりとかあって、じゃあ作り出す時に、全体の雰囲気が良ければいいって作ってるとそうはならないんですよ。
僕らは曲を作っていて、この一文字、ここの部分をどうするかっていう事にこだわって作っていて、こだわりぬいてこそ、一番最後に聞き終わった時に何か大きなテーマだったりとか、印象が残るんだと思うんです。
逆にこだわってないところがないんですけど、映画の主題歌を歌わせていただくって事だと、この歌詞のこの部分を印象に残したいというよりも全部聞き終わった後にその映画であり、この曲であり、もう一回観たい、もう一回聞きたいって思ってもらえる曲が作れたらなと思ったので、そこを重要視して作ったかもしれないですね。』

―作品の感想は?

ボクは坊さん。

山田さん『僕は結構洋画を見る事が多いんですよ。久しぶりに邦画を観て、冒頭で会話もなく、お寺の様子が淡々と描かれていて、ぽくぽくって木魚の音とか、映画の世界観が、これは映画なのか、ドキュメンタリーなのかっていう。冒頭の映像がこの映画にしかないものがあるなーって見ながら背筋がピンとなるというか。
特別な空間じゃないですか、あの雰囲気にひたりつつ、でも途中から主人公が本屋さんでバイトしてる雰囲気になったりとか、不思議な映画だなって日本でしか描けない雰囲気がつまっている作品だと思いました。海外の方が観てもおもしろい作品だろうなーってのは思いましたね。』

吉田さん『僕は本屋さんでのシーンの山本美月さんがかわいい。皆さんまず、そこに注目してもらいたいってところと(笑)
日々っていう曲をリリースした時に、世代を問わず、色んな年齢の方が自分と重ねて聞いてくださった事と同じように、この映画の中にもどこかで、見てきて元風景とか、ちっちゃかった思い出が景色の中にも含まれてる気がして、見終わった後に懐かしいっていう気持ちになるんじゃないかなっていう、僕はそういう気持ちになりましたね。』

以上、短い時間でしたが、吉田山田さんインタビューありがとうございました!

【担当こぼれ話】
吉田さんが山本美月さんの方言について、かなり可愛いと熱弁していましたが、実は各キャラクターの方言の使い方には裏設定があるんだとか。
作品の中で出てくる言葉はどれも素敵なものばかりなので、ぜひその辺りにも注目してみてください。

 

・「Today,Tonight」好評配信中
http://recochoku.jp/song/S1002178882/
※外部サイト「レコチョク」へ移動します。

・吉田山田ツアー2015冬~光と闇~
■スケジュール
2015年11月1日(日)大阪・大阪シアターBRAVA ! 
問い合わせ先:キョードーインフォメーション 0570-200-888
2015年11月8日(日)愛知・愛知県芸術劇場 大ホール 
問い合わせ先:サンデーフォークプロモーション 052-320-9100
2015年11月22日(日) 広島・BLUE LIVE HIROSHIMA 
問い合わせ先:キャンディープロモーション 082-249-8334
2015年11月23日(月・祝) 福岡・ももちパレス
問い合わせ先:キョードー西日本 092-714-0159
2015年11月28日(土) 北海道・札幌PENNY LANE24 
問い合わせ先:ウエス 011-614-9999
2015年12月12日(土) 宮城・仙台Rensa
問い合わせ先:キョードー東北 022-217-7788
2015年12月13日(日) 新潟・新潟LOTS
問い合わせ先:FOB新潟 025-229-5000
2015年12月19日(土) 東京・TOKYO DOME CITY HALL 
問い合わせ先:ディスクガレージ 050-5533-0888

スタイリスト:山口淳
ヘア&メイク:森宗大輔
Text:Naomi Jomori

タグ : 勝手に!?映画祭

掲載: 2015年10月09日 13:06

更新: 2015年11月10日 11:29

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