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思い出話を分かち合うような、心揺さぶられる感動体験がここに!

Bruce Springsteen

 

 近年は大物アーティストが固定の舞台で長期間のステージを展開する機会も多いが、〈ボス〉ことブルース・スプリングスティーンはやはりひと味違う。このたびついにパッケージ化される『Springsteen On Broadway』は、コンサートでもミュージカルでも一人芝居でもない、ボスにしかできない特別なパフォーマンスだ。第72回トニー賞の〈特別賞〉も受賞したこのプログラムは、もともと自伝「ボーン・トゥ・ラン ブルース・スプリングスティーン自伝」を元に制作されたもの。ブロードウェイのウォルター・カー・シアターという全960席の劇場にて2017年10月から1年以上に渡って全236公演開催され、今年の12月15日で千秋楽を迎えることになる。

 導入部分となる語りの〈イントロダクション〉を楽曲ごとに挿みながら繰り広げられるパフォーマンスは、すべてボスひとりによるアコースティック・ギターまたはピアノの弾き語り(2曲でのみ妻のパティ・スキャルファも参加)。第一部(CD1)で披露されるのは“Growin' Up”や“My Father's House”など幼少期や無名時代をテーマにしたナンバーが中心。それに対して第二部(CD2)では、“Born In The U.S.A.”や“The Ghost Of Tom Joad”など自分自身よりも(アメリカ)社会について歌った楽曲の比重を増していく。かつてない親密さと距離感で迫るダイナミックな歌と演奏のマジックに魅了されること請け合いだ。

掲載: 2018年12月17日 17:08