EMIクラシカル・トレジャーズ Vol.2
タワーレコード “クラシカル・トレジャーズ”(EMI音源) Vol.2 全6タイトル
2008年6月、EMIミュージックのご協力によりリリースを行ないました“クラシカル・トレジャーズ”シリーズの第2弾を発売します。第1回は、デュシャーブルの『幻想交響曲』、プレートルの『新世界交響曲』、マンロウの『中世ルネサンスの楽器』など好評の5タイトルでした。
今回は、邦人作曲家・演奏家に焦点をあてた4タイトルを中心にした全6タイトルの発売です。まず、日本の室内楽演奏史において燦然たる金字塔“巖本真理弦楽四重奏団”によるシェーンベルク作品『浄夜』『弦楽四重奏曲第2番』の録音。2009年は巖本真理没後30年を迎えますが、彼女が残した名演の一つをリリースします。また、「現代日本チェロ名曲大系」と題した第1&2集は、邦人作曲家によるチェロ作品(協奏曲からソロ作品まで)を収録。協奏曲、室内楽に分けてそれぞれCD2枚組としてリリース、初CD化を含むアルバムです。そして、同時代・現代音楽の演奏家として最前線で活躍を続ける“高橋アキ”によるファン待望の「高橋アキの世界」をラインナップしました。未CD化の1枚も加えた完全収録での3枚組です。それぞれのスタイルをもった前衛・実験音楽をそれぞれに応じて弾きこなす高橋アキの技巧は、一聴に値します。
その他、フルート界の第一人者、ゴールウェイとデボストのデュオによる「テレマン」は、まさに夢の協演というにふさわしいもので、豊かな音楽を聴く至福の 1枚。そして、コロンブスが活躍した時代のスペインと新大陸のヴォーカル作品を収録したヒリヤード・アンサンブルの1枚は、P.ヒリアーが離れた後の新生ヒリヤード・アンサンブルによる録音で、優れたスペイン・ルネサンス音楽が堪能できる1枚です。初CD化を多く含む全6タイトルのラインナップ、いずれもオススメです。