今年の夏に聴きたい!インディ系<海ボーイズ&ガールズ>
怒涛の盛り上がりを見せたNY/ブルックリン・シーンが一段落した今、注目を集めているのはLA/カリフォルニア・シーン!サーフ・ポップやリヴァーヴィー・サウンドで夏気分を全面に押し出した音作りをするアーティストがLAを中心に多数出現、USインディ・シーンを席巻中です。プライス・オフ・アイテムも多数!今、聴きたい夏アルバムばかりです。
ノー・エイジやウェイヴス等イノヴェイティヴなアーティスト輩出で注目を集めるLAシーンからの急先鋒、デビューアルバム。オールディーズ/ガールズ・ポップから60sウェストコースト・ソフトサイケの薫りも漂う、ブリージー・リヴァーヴィ・ポップ。いかにもマイペースな雰囲気を醸し出しているカリフォルニアの男女デュオです。
Matadorからのシングルが話題となったメンフィス出身の6人組から超・超ハイレベルなファーストアルバムが届きました。ラヴィン・スプーンフルもかくやと思わせる60sカリフォルニア・サウンド直系のメロウネス&スウィートネスが、とってもまぶしいんです!バーバンク好きも絶対納得の音色がいっぱい!
ニュージャージーから登場、ガールズとのツアーで一躍人気を集めた4ピースのファーストです。ゆらゆら揺らめくギターのアルペジオと脱力系Vo.が深いリヴァーヴと相まって、なんとない心地良さ。まどろみながらこのサウンドのなかを漂いたい…海辺の木陰を想わせる、チルアウトなシエスタ・サウンド。
シングルにおける特有のブライトネスに加え、アルバムでは優しい宵闇を想起させる一面も表出。気楽さと奥深さが織り成す味わいが、不思議と心にいつまでも名残りを残す名盤。これぞサーフ・ポップ解体&再構築。ナチュラルなリヴァーヴもたまりません!口笛ソング「Let's Go Surfin」を口ずさみながら、この夏、渚にて。
MGMT meets ブライアン・ウィルソン!?クラシカルなカリフォルニア・ポップにローファイなフレイヴァーをかぶせた奇跡のベッドルーム・ポップ。サーフ・ポップ、ソフト・サイケ、シューゲイザーなど様々なリスナーにアプローチするDIY版『ペット・サウンズ』!
スペインはバレンシア出身、ポップの魔法を優しく振りまく5人組のデビューアルバム。シンプルながら巧みのワザでポップのきらめきを詰め込んだその音色は、まるで夢みたいなバンド・サウンド。もちろんお部屋で聴くのも良しですが、ビーチも森もバッチリ似合う、全ての音楽好きを魅了する1枚です!
ザ・ドラムス大推薦!ブルックリンの青春ローファイ・ポップ・デュオによるデビューアルバムです。60sフォーク・サウンドをベースにパンクやシューゲイザーの要素を取り入れたスタイルで、キラキラ光りつつも荒削りでガチャガチャしたギターの音色が愛らしい!ユーモアに富んだメロディ・センスにも注目。
カリフォルニアとロンドンを行き来して活動中の4ピースによるファーストアルバム。フワッフワのシンセに華のあるストリングス・アレンジ、そして素朴な歌声…この組み合わせがとってもジョイフル。09年秋にリリースの本作が、トロピカル~サマー・フィーリングのシーンの流れに先鞭をつけたと言っても過言ではありません。
ザ・ドラムスに対するUKからの回答と言うべき瑞々しきサマー・フィーリング・ギターポップ。キュートな女子ボーカルとそれにぴったり寄り添う混声コーラス、ワクワク楽しげなジャングリー・ギターが踊ります!ベルセバやカメラ・オブスキュア好きには文句ナシにジャスト。
宅録感が顕著だったデビューアルバムから一転、バンドサウンドに重点を置き、テーマ&方向性もしっかり定まった充実内容のセカンド。サーフ・ヴァイヴとガレージ感横溢の快作です!共同プロデューサーとしてソニック・ブーム、ミキシングはデイヴ・フリッドマンと役者も揃い踏み。2010年のキング・オブ・エポック・メイキング!
ザ・ドラムスともお友達、フロリダ出身の4ピース。初期ビーチ・ボーイズを土台にパワーポップやアフロ等キャッチー上乗せなトッピングで、乗ってけサーフィン!ドラムスよりもエレキ度高め、ディック・デイルやリンク・レイの血も確実に感じさせてくれます。軽快アフロ・ポップ・チューン「Harmonix」がオススメ!
LAからじわじわと広がった、いわゆるGlo-Fiと呼ばれる白昼夢系アシッド・ポップ・ムーヴメントを代表する存在=ウォッシュド・アウトのデビュー・ミニアルバム。アンニュイでスウィートなブリージン・ディスコ!温度感あるビートと浮遊するシンセ・タッチ、トドメにファジーなボーカルで椰子の木陰でお昼寝気分。今年のインディ・マスト・アイテム!
シミアン・モバイル・ディスコやリトル・ブーツを擁するUKの名門レーベル=THIS IS MUSIC LTDが自信を持って送り出す男女デュオが日本先行デビュー!プリンストンのメンバーでもあるジェシーの手による楽曲は、シンセを基調にしたラブリーなベッドルーム・ポップ。ボッサ・ムードがサマー・フィーリングを高めています!
トゥー・ドア・シネマ・クラブのケヴの実兄であるパディ・ベアード率いる4ピース、日本上陸盤。こまやかな感性で練り上げられたサウンドは、独特の甘味を持ちながら、どこまでも涼しげで軽やか。現アイルランド最高のインディ・ポップが聴きたかったら本作はマストです。この盛夏には、クーラー代わりにコワルスキをどうぞ!
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