LFJ2011「タイタンたち」~シェーンベルク編
■アルノルト・シェーンベルク
(Arnold Schoenberg, 1874年9月13日-1951年7月13日)
オーストリアの作曲家。調性を脱し無調音楽に入り十二音技法を創始した。
若い頃はブラームスに傾倒していたが、のちにツェムリンスキーに師事し、師の影響でワーグナーの音楽にも目覚めた。また、ツェムリンスキーと共にマーラーの家に出入りして音楽論をたたかわせたり、彼の交響曲について好意的な論文を記述したこともある。ブラームスとワーグナーという異なる傾向を結びつけるような音楽を書いた。初期は後期ロマン主義の作品を書いていたが、その著しい半音階主義からやがて調性の枠を超えた新しい方法論を模索するようになる。美術をはじめとする芸術一般にも興味をもち相互に影響しあった。
出典:フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』より抜粋