TOWERMOV_NET VOL.3
2011年、毎月タワーレコード全店で配布されるSAとタワーレコードによる
コラボ・フリーペーパー「TOWERMOV」のオンライン専用ページ「TOWERMOV_NET」!
「TOWERMOV」では読めない独自企画を展開します!
【ミュージックビデオ】
レコーディング風景、台湾でのライブ映像&オフショット、
新宿LOFTのライブ映像で構成したミュージック・ビデオ!
5/7に開催された「MAVERICK KITCHEN VOL.3」の映像もチラッと使われてます。
詳しくはこちら
【レコメンド・ディスク】
SAのメンバーがオススメする作品を本人のレビューと一緒にご紹介!
2回目はドラムのSHOHEIさんです!
“音楽は世界を救う!”
“音楽にできること”
“No Music,No Life.”...
昔っからよく聞く言葉。
ミュージシャンとして、音楽を愛する者として何度も考えてきたことだ。音楽は単なる娯楽なんだろうか? 人それぞれの価値観はもちろんあるけど、俺にとって音楽は何度も自分を救ってくれた、人生においてとても大事なものであることは確かだ。
今回は音楽が“かけがえのないもの”だと教えてくれたCDを紹介するよ。
Mamady Keita/Sewa Kan『Live @ Couleur Cafe』
まずはMamady Keita & Sewa Kanの『Live @ couleur cafe』ね。ママディ・ケイタっていうのはギニアの天才ジャンベ奏者。この人のドキュメンタリー映画で『ジャンベフォラ 聖なる帰郷』っていうのがあるんだけど、簡単に内容いうと、昔ママディがまだ子供の頃、フランスに侵略されちゃうんだよ。貧乏な国だったんだけど、タイコを禁止されたり、文明を持ち込まれて近代化されたりするんだ。で、この人はその国では一番ドラムが上手くて、そこの国民にとって英雄なわけだよ。そして“俺は自由と貧困を選ぶ”っつって亡命するわけ。20年後独立してまた貧乏な国になっちゃうんだけど、そこでママディが村に帰ってきてライブ(祭りみたいな感じ)をやって国が生き返るっていう映画。
これは映画だから演奏シーンが少ないんで、このフランスのライブ盤を紹介。CDもいいけど俺的にはDVDもオススメ。間違いなくこの人たちにとって、音楽、ドラムは“かけがえのないもの”で、そしてフランスでのライブで彼らは完全に勝利する。
喜納昌吉 & チャンプルーズ『喜納昌吉&チャンプルーズ』
同じくとてつもない生命力を感じる一枚。喜納昌吉&チャンプルーズの1stアルバム、『喜納昌吉&チャンプルーズ』。沖縄だよ、沖縄。こちらもまた何度も侵略され、そして一度も楽器を捨てなかった人たちだ。薩摩藩に侵略され日本になり、その国の敗戦で今度はアメリカにされ、72年にまた日本になった。このアルバムは77年の作品だ。ライブ録音なんだけど、アメリカ時代からこのバンドは自分たちのライブハウスを経営して、毎晩ライブをやっていたんだって。客は沖縄人と、これからベトナムへ行く、またはベトナムから帰ってきたアメリカ兵だ。背景を想像して聴けば、そこはまさにカオスだよ。いろんな悲しみを全部受け入れて、それでもこの人たちは歌って踊って生きてきたんだ。
俺もこの偉大な音楽に習って、せめてパンクスだけでも救えたらなと思うよ。
Michael Jackson 『バッド』
そして最後に、いつも俺を救ってくれたアルバム、マイケル・ジャクソンの『BAD』です。“だって好きなんだもん”としか言いようがないわ。全曲最高なんだけど、いま聴くなら「Man in the mirror」だな。今は日本だけじゃなく、これから世界中で膿みが大放出していくと思うから、しっかり自分を見つめ直して世界を素晴らしい世界に変えていこう。で、なんでパンクを選んだかって?そりゃあパンクが一番シンプルで手っ取り早いからだよ!
【TOWERMOV】
SA×TOWER RECORDS コラボ・フリーペーパー「TOWERMOV」
SAとTOWER RECORDSによるコラボ・フリーペーパー「TOWERMOV(タワモヴ)」!
2011年、毎月タワーレコード全店で無料配布!
VOL.4 は5月28日(土)より店頭配布開始!
※無くなり次第終了となります。
【KIDZ IGNITE】
SA最新シングルがCD+DVDで登場!CDはオラオラ系やスッ飛ばしR&Rなど、彼らの真骨頂サウンドが詰まった層が厚い仕上がりに。台湾のフェス<SPRING SCREAM>でのライヴ映像などが楽しめるDVDをセットにした、前進がテーマの作品です!