板垣恵介がどーしても出会っちまった映画達 刃牙・板垣の素ッッ!!
週刊少年チャンピオン(秋田書店)にて連載中の『範馬刃牙』30巻発売を記念し、
板垣恵介先生が影響を受けた映画を、自身の熱いコメントつきで掲載した特集ページを開設!題して・・・
『板垣恵介がどーしても出会っちまった映画達 刃牙・板垣の素ッッ!!』
板垣作品に登場する多彩なキャラクター達を描き出す過程で、多大な影響を与えたであろう至極の映画達を・・・
強くなりたくば喰らえ!!!
飽くまで食らえッッ
飽き果てるまで食らえッッ
喰らって喰らって喰らい尽くせッッ
(範馬勇次郎の台詞より)
板垣恵介先生より今回の映画選についてのコメントも頂きました!押忍ッッ!
「以下に挙げる映画は"お薦め"ということではない。飽くまで板垣個人が強く影響を受けたものとして受け取って頂きたい。」
「ランキングではなく、観た順。思いつくままに書き連ねた為、後になって強烈に浮かび上がる作品もあるだろう。そう、こうしている間にも次々と………。」
※商品上部に記載されているのが板垣恵介先生によるコメントです。
※一部コメント・取り扱いのない作品もございます。ご了承下さい。
『アルゴ探検隊の大冒険』
強いって素晴らしい。大きいってすごい。
最初にこの感情を体験させてくれたのは間違いなく。この作品。
強さに対する憧れという作家性の原点となった。
そして、映画を心から素晴らしいと思った瞬間を迎えたのも、この作品。
今見ると人形劇にしか見えないようなこの作品が後へ続く、多くの影響を与えてくれた。
1963年作品。『シンドバッド7回目の航海('58)』を筆頭に多くの特撮ファンタジーを手掛けてきた製作シニア&特撮ハリーハウゼンの代表作であり、ストップモーション・アニメの歴史に名を残す最高傑作。
【ストーリー】
ギリシャ神話に材を取り、幸福をもたらす"黄金の羊の毛皮"を求めて旅立つジェーソン一行の大冒険。青銅の巨人テイロス、七首の竜ハイドラ、怪鳥ハーピーをはじめ、ハリーハウゼンの生み出すクリーチャーたちは皆素晴らしい。中でも7体のガイコツ剣士と3人の男が繰り広げる剣闘シーンは圧巻。
東映、仁侠映画の数々(『網走番外地』『唐獅子牡丹』等々)
11歳~15歳という多感な約4年半という期間、週に5本は見続けた。
この時間が小池一夫劇画村塾で学んだキャラを立てるという理論を
疑問の余地なく理解出来た要因だと思う。
かなうものなら“健さん”になりたかった。
漫画家イコールキャラ屋という認識は、
この時期に育まれたんじゃないかと思う。
1965年4月公開作品。網走番外地シリーズ記念すべき第1弾。
【ストーリー】
親分の為の傷害事件が原因で服役した任侠やくざ橘真一は、強盗犯・権田の脱獄計画に巻き込まれ、やがて大雪原に死を賭けた逃亡劇が始まる。北海道のダイナミックな自然の中、手錠のままの脱獄に命を賭ける男達のドラマがスリルたっぷりに展開。
昭和残侠伝の第2作目。
【ストーリー】
心ならずも斬った相手の未亡人に捧げるひそかな愛情と、敵対しつつも結ばれていく男同士の友情。
『燃えよドラゴン』
強さに対する憧れを持った人間で当時「ブルース・リー」に影響を
受けなかった人間はいなかっただろう。
徒手空拳での強さをここまで精錬させたものとしては明らかに空前だった。
刃牙の世界での中国拳法への強い思い入れは、
ブルース・リーによるものが大きい。
そして、刃牙VSピクル戦のトリケラトプス拳のシーンは、
ブルース・リーのインタビューを収めたドキュメンタリー映画の中で
彼が見せた虎拳、鶴拳を見たときの衝撃が明らかである。
麻薬と陰謀が渦巻く要塞島に、ブルース・リーの怒りが炸裂する!
【ストーリー】
3年ごとに武術トーナメントが開かれる香港の小島。そこは、かつて少林寺の修道僧であった麻薬密売組織の支配者ハンが麻薬と暴力で君臨していた。一方、少林寺で修行を続ける若者リーは、ハンの部下に殺された妹の復讐のため、そして麻薬密売の内情を暴くため、ひとり悪の要塞島に乗り込む。ブルース・リーが、アメリカと香港の合作で、まさに世界を席巻したカンフー映画の傑作。
『ジャイアンツ』
広大なテキサスに誇りと情熱を賭けた激動の人間像。
【ストーリー】
第一次世界大戦が終わって間もなく、テキサスの大牧場主ビックのもとに一人の女性が嫁いできた。彼女の名はレスリー。その美しさゆえに東部ヴァージニアでも名の知れた、リントン家三姉妹の次女である。新天地での新婚生活に思いを馳せるレスリーだったが、彼女を待っていたのは生まれ育った東部とはあまりに異なる生活だった---。
大西部の雄大な自然を背景に、30年に渡る一家の歴史を描いた一大叙事詩。本作品が遺作となったジェームス・ディーンの存在感は、主演エリザベス・テイラーの美しさとともに鮮烈な印象を残す。
『ロッキー 1』
世界中を興奮と感動で包んだ、記念すべき第1作!
【ストーリー】
フィラデルフィアのしがない4回戦ボクサー、ロッキーに突然チャンスがやってくる。世界ヘビー級チャンピオンのアポロが人気取りのため、格下の相手と戦うことを宣言したからだ。かくして、薄汚れた下町の中、ロッキーのトレーニングが始まった……。
『竜二』
主人公の竜二演ずる金子正次は、本物のヤクザにしか見えなかった。
強さと弱さが混在している、リアルなヤクザがそこにいた。
自分たち一般人がヤクザになろうとするときの葛藤は想像出来るが、
この映画はその逆。ヤクザが堅気になろうとするときの
不安と戸惑いと難しさとカッコよさがあることを教えてくれた。
【ストーリー】
三東会の幹部、花城竜二は拘置所に入れられてから3年、妻と娘には会っていなかった。どうしても2人と暮らしたいと思った彼は足を洗い、堅気の世界に身を置くことを決心する。家族は新たな人生を歩みはじめるが・・・。
金子は本作の公開直後に癌で逝去、本作は映画界で語り継がれる名作となった。
『スカーフェイス』
髙橋ヒロシさんが一番影響を受けた映画だったというコメントを見て、
手に取った。本当に驚いた。ブルース・リーが本物の達人が
映画俳優になったんだと思わせるように、トニー・モンタナ役を演ずる
アル・パチーノは本物のギャングにしか見えなかった。本物たちだけが持つ、
本物感を見せてくれた。正義だろうが悪だろうが一流はカッコいいと確信させる作品だった。
ラストシーン、マシンガンをぶっ放す時にアル・パチーノが銃弾の集中砲火を浴びる。
その、激痛に歪む表情のセクシーさ……………………………。
擂台賽編以後、刃牙が打たれた際、激痛を隠さなくなったのは、この作品がキッカケ。
1983年製作作品。
【ストーリー】
1980年春、キューバから何千もの人間が自由を求めてアメリカを目指した。その中に、太陽が降り注ぐマイアミに一攫千金を夢見る男がいた。彼の名は、トニー・モンタナ。彼の野望と情熱は、白い粉’コカイン’の一大大国を築き上げていくこと。無一文から暗黒街のボスにのし上がっていくが、頂点に上り詰めた彼を待ち受けた末路とは・・・。
『タイタニック』
作家コメントでの創作物への感想は作家のポテンシャルが測られる。
だから映画に対するコメントは控えていた。
しかし、これを見た時にどんなに笑われてもいいからこの映画を
讃えたいという衝動が抑えられなかった。
作家コメントには「タイタニックには、映画の全てがある」って書いたんだ。
もう世間から何を想われても構わないと思ったんだ。
「アバター」ジェームズ・キャメロン監督による、世界中を感動の渦に巻き込んだ、映画史に残る永遠の名作。アカデミー賞11部門受賞。
【ストーリー】
1912年、処女航海に出た豪華客船タイタニック号。新天地アメリカを目指す画家志望の青年ジャックと上流階級の娘ローズは船上で運命的な出会いを果たす。身分違いの恋を乗り越え強い絆で結ばれていく2人。しかし不沈を誇っていた豪華客船は皮肉な運命に見舞われる……。
『ザ・ロック』
【ストーリー】
侵入も脱出も不可能な連邦刑務所として名を馳せたアルカトラズ島、別名ザ・ロック。海兵隊のハメル准将(エド・ハリス)を中心とするテロリストがアルカトラズ島を占拠。観光客を人質に、兵器庫から奪った最新兵器を装備し、政府に1億ドルの要求を突きつけた。タイムリミットは40時間。厳戒態勢の下、極秘指令でこの鉄壁の要塞に挑むのはFBIの化学兵器専門家、グッドスピード(ニコラス・ケイジ)と、知られざる史上唯一のアルカトラズ脱出者メイソン(ショーン・コネリー)。500万人の命は今、二人の男に託された!!
『クリムゾン・タイド』
【ストーリー】
冷戦後の国際情勢は、ロシアの反乱軍が核ミサイルを奪取し、米国と日本を攻撃するとの脅迫で再び緊迫。この事態に核兵器を搭載した米の原子力潜水艦アラバマが緊急出動した。艦長はたたき上げのラムジー大佐(ジーン・ハックマン)。副艦長は新任のエリート、ハンター少佐(デンゼル・ワシントン)。目的海域に達したアラバマは本国からの指令受信中に魚雷の攻撃を受け、通信が途絶える。指令の確認を優先とする副艦長と即時攻撃を主張する艦長は激しく対立し、艦内は緊張が走る・・・。
刃牙vs勇次郎、史上最強の親子喧嘩、遂に開幕ッッ!!
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