ブリット・ポップの伝説蘇る!キャストがオリジナル・メンバーと共に再結成
伝説のギターポップバンド、ザ・ラーズのベーシスト、ジョン・パワーがザ・ラーズ解散後、自らがギター・ボーカルを務め、元シャックのピーター・ウィルキンソン(ベース)を中心に、リアム・タイソン(リードギター)とキース・オニール(ドラム)により1992年に結成。
1995年にはジョン・レッキー(ストーン・ローゼズ、レディオヘッド、ミューズ、ザ・ヴァーヴ、クーラ・シェイカー、スウェードなどの名盤をプロデュースした生ける伝説のプロデューサー)をプロデューサーに迎え、100万枚以上も売り上げたデビューアルバム「オール・チェンジ」をリリース。1997年には2ndアルバム「マザー・ネイチャー・コールズ」をリリースし、この2作は英国でプラチナ・ディスク獲得。デビューシングルから10枚全てのシングルが連続でTOP20入りを果たすなど、英国国民の誰もが知るバンドとなった。1999年に3rdアルバム「マジック・アワー」、2001年に4thアルバム「ビートルート」のリリースを最後に約10年に渡ったキャストとしての活動に終止符を打つ事を決意、解散した。
2005年には突如ザ・ラーズが再結成を発表。ジョン・パワーはザ・ラーズのメンバーとして復帰。音源のリリースこそされなかったものの、英国ではツアーを行いサマーソニック2005でも来日も果たした。2010年にジョン・パワーはキャストをオリジナル・メンバーで再結成することを突如発表。同年デビュー・アルバム「オール・チェンジ」にBサイド、デモ等を収録した、2枚組デラックス・エディションアルバムを発売。年末には英国ツアーを行い、地元リバプールのライヴは2days ソールドアウト、2011年には英国恒例の夏フェスにも出演も果たした。
最近の英国誌のインタビューで「5年前にはキャストの曲を演奏しようとすると吐き気まで催していたんだ。でも自分の中で何かが変わった。また音楽が好きになったよ。それらがどんなにアンセミックだったのかって事をすっかり忘れてたよ」と語るジョン・パワーは、オリジナルメンバーで新作のレコーディングに入る事を決め、ジョン・レッキーを再びプロデューサーに迎え、キャスト結成から20年目となる2012年、10年以上の時を経て5枚目となるニュー・アルバム『トラブルド・タイムズ』をリリースする。
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掲載: 2012年02月07日 20:28