美青年パフューム・ジーニアス、光と希望に溢れたセカンド・アルバム

20代という若さで経験するには重すぎる痛みや苦しみを経験し、それを昇華させるかのように無我夢中で書き続けた楽曲を収録したデビュー・アルバム『ラーニング』。母親のベッドルームで全て録音されたと言う同作は、そのリアルな歌詞とガラスのような歌声で、音楽シーンに強烈な印象を残し、主要メディアの年間ベスト・アルバムに多数選出された。

2年ぶり2枚目となる本作は、今にも壊れそうだったデビュー時のはかなさは影をひそめ、力強さや逞しさに満ち溢れた感動作!美しすぎる歌声や叙情的なピアノの旋律は健在ながらも、楽曲の広がりやアレンジが壮大な作風へと移行。ミュージシャンとしての確かな成長が感じられる作品が完成した。