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ヨンシーを支える若き俊才、ウルヴル

Ulfur

『ウルヴルの音楽にはインスパイアされる。そのサウンドスケープや想像力のセンスはこのアルバムを唯一無二のものにしている』ヨンシー(シガー・ロス)

ノイズ・バンド、スウォーズ・オブ・カオスのメンバーでもあったウルヴルだが、前作のソロ第1弾では名義をKLIVE(クライヴ)と名乗り、地元レイキャビックのレーベル、キミ・レコーズ、さらにボーナス・トラックを追加してヨーロッパではミル・プラトー(ヴァーティカル・フォーム)からリリースしたが、本作は名義を本名のUlfur(ウルヴル)に変更。サウンドも繊細なプロセッシングを信条としたプログレッシヴなプライヴェート・ミュージックから、チェロやヴァイオリン、ヴィオラといったストリングス、さらにサックスやフレンチ・ホーンといったブラス、ウォーター・パーカッションまで使用した壮大でオーケストラルなサウンドスケープへと大きく変化している。

ゲスト・ミュージシャンは、ムーム、ベンニ・ヘム・ヘム作品の常連、オーラヴル・ビョル・オラフソンがドラムやヴィヴラフォン、パーカッションを担当。ビョークのアルバムにも参加するシグルン・ヨンスドッティルがクラリネットで、マウンテン・マンのメンバー、アレクサンドラ・サウザーモニングもボーカルで参加。さらにレイキャビックで唯一のヴァイオリン専門店を営業するリペア職人もチェロで参加する。ミックスは前出のアレックス・ソマーズ、アートワークは「21世紀のひとりヒプノシス」とも言われ、ヨーロッパで注目されるグラフィック・デザイナー、タチアナ・プラコヴァが担当。

 

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タグ : UK/US INDIE

掲載: 2012年02月20日 18:57