clearレーベル初のコンピ発売記念
タワレコメンに選出されたヒツジツキや、Lighter 190E、sleep warp、きくこ、fifi、SCARLET、etc...、期待のバンドを多く輩出しているclearレーベル。レーベル設立4周年記念をして全13バンド14曲がセレクトされたコンピレーション盤『clearer2012』がリリース。価格はたったの¥1,000。今後のシーンを担うバンドたちの音源をこの機会にぜひ!
□収録曲
1. sleep warp / ソラニピストル
2. Lighter 190E / ドライブ・レコーダー
3. SCARLET / REFLECT
4. ヒツジツキ / 花とピストル
5. 屑星 / 予感とイメージ
6. fifi / triangle
7. きくこ / 重力
8. カミヒカルス / シャラリラ
9. ザ・クレーター / ブラックユーモア
10. soulit / Spilt milk
11. Landscape-A / 逆光
12. SPIRAL / 新しい日々
13. ToySpeaker / snow place
14. sleep warp / エメラルディ
●clearレーベルカタログ
●レーベルオーナーによるclear、4年間の歴史(というか個人史?)
18歳で上京し、ライブハウスから始まり、レコード会社の宣伝や、時には音楽業界から離れようとした時期もあり、マネージャーになって本当にこの業界の大変さを知り、それでも続けたくて、もがいてきて。あるタイミングが訪れ、ライブハウスでイベントを始めてみたのが始まりでした。
2007年9月20日、渋谷のライブハウスでイベントを開催。
出演バンドは、sleep warp 、ピロカルピン、The Cold Tommy、Yvonne Sisters、イロジカルプレインという5組でした。sleep warpは、一番最初に試聴サイトで曲を聴いたバンドで、とにかく衝撃が走って「絶対呼びたい!」って思って。思えば、このバンドと出会った事で会社を始めたようなものです。11月にはSPIRAL、12月にはLandscape-Aと出会いました。もう二つとも無いけど。(笑
ToySpeakerともこの頃に知り合い、Taeの歌声にはホントにビビったなぁ。あと、容姿にも。。。
前の会社を退社後、名古屋に帰ったりしながら、2008年、とりあえず手元にあった少しのお金で会社を作ってみました。不謹慎ですが、「1,2年やってダメだったら潰せばいいや」くらいの気持ちで始めてみました。とりあえず、ライブイベントをやりつつ、CDを作ったりして。
sleep warpの1stはマジで金かけたなぁ。あのジャケットの銀色のバンド名、あれ実はすごい高い印刷なんです。。。屑星とは、clearを作る前に、たまたまツアーで来てた下北沢Mosaicでのライブを見てCDを買ったのがきっかけか。それから東京来るときには、よくうちに泊まってたな。soulitは音源を試聴してイベントに誘ったら、ギターの寺谷さんが「あなたがどういう人か会ってから検討したい。」と言われ、その勢いにビビりながらも、負けるものかと真剣に打ち合わせしたのが鮮明に記憶に残ってます。その頃にSPIRALのイベントにザ・クレーターが出演。ドラムの下瀬さんはずいぶん前に知り合い、おれに「会社やんなよ」と焚き付けたうちの一人。実は18歳の頃から接点があったのを知った時は縁の恐ろしさを感じた。そうこうしているうちに年末。12月19日にsleep warp主催イベントで出演したのは、1000say、プリングミン、winnieの3組。ここに某雑誌編集長が連れてきたのが、SCARLET の束紗さんだった。数日後、メシを食いに行って意気投合。年越しのZher the Zooでのライブを見て、ここでも衝撃を受けた。今でもclearの歴史の中でSCARLETと出会った事が大きかったなぁと思い、10年を経た彼らの音楽を尊敬しています。
2年目は辛かったなぁ。ホントお金なくて。(笑
会社経営とか全然わかってなかった。
fifiのライブを初めて見たのは、2周年イベントの直前の3月24日のCRAWLでのイベントか。うちなんかにデモテープ送ってくれて、しかもすぐイベント出てくれて、しかもすぐCDを出したな。ペース早いな。(笑
SCARLETのツアー先で出会った、フーバーオーバーのマネージャー木村さんの縁で「面白いバンドがいるんだけど」と紹介されたのが、きくこ。確かに面白いと思いましたよ、木村さん。のちに足立さんが加入するのだが、エンジニアとして参加している縁があっての事。うちのイベントにも出てた[Champagne]白井くんの絡みもあり、これまた不思議なもんです。カミヒカルスは、ToySpeakerのあつよしさんとCLUB 251高塚さんからのダブル紹介で、これもかなりの縁の強さ。いきなりメンバーが抜けたりと大変でしたが、今は4人で良い雰囲気になっていて安心しています。そうそう、ヒツジツキも高塚さんの紹介でした。彼らはセルフマネジメントがしっかりできているので、彼らのサポートという形で関わらせてもらってますが、今やタワレコメンに選ばれてから飛ぶ鳥落とす勢い。もともと実力あったから当然です。で、最後に現れたのが、Lighter 190E 。事務所でスタッフが試聴してた曲を聴いて、「次いつライブ?そのバンド」「今日です。」で、すぐMarbleへ行き、ライブを見て、とにかく良かったという感想を話した。今思うと、気持ち悪いね、おれ。(笑
最初はいつダメになってもおかしくなかったですけど、振り返るとclearはこの4年で縁があった人たちのおかげでやれてます。
バンドは出会いもあれば別れもあるので、今作品は解散してしまったバンドの曲も入ってます。それもひっくるめてclearなので、その証として形にしました。
僕を知る人、僕の知る人、すべての人の手に渡ったら嬉しく思います。そして、また4年後のオリンピックの年にでも次の作品が出せたらいいと思ってます。
-浅野俊介-