ビーチ・ボーイズ・ファミリーの作品を紙ジャケ&Blu-spec CDで再発
ブルース・ジョンストン、カール・ウィルソン、デニス・ウィルソン、テリー・メルチャーがリリースした5枚のアルバムが、紙ジャケット&Blu-spec CD仕様で再登場。またこの発売に合わせ、ビーチ・ボーイズのビギナーからマニアまで納得させるコンピレーション『ビーチ・ボーイズ・ソングブック』も発売。
■完全生産限定盤
■歌詞&対訳付
■紙ジャケット仕様
■Blu-Spec CD(TM)
■2012年最新DSDリマスタリング
カール・ウイルソン『ヤングブラッド』
ジェフ・バクスター(スティーリー・ダン~ドゥービー・ブラザーズ)をプロデューサーに迎え、1983年に制作されたセカンド・ソロ・アルバム。ニッキー・ホプキンス(ジェフ・ベック・グループ~クイックシルヴァー・メッセンジャー・サーヴィス)、ティモシー・B・シュミット(ポコ~イーグルス)、バートン・カミングス(ゲス・フー)、ビリー・ヒンチー(ディノ・デジ&ビリー)、ジェラルド・ジョンソン(スティーヴ・ミラー・バンド)ほか、豪華ミュージシャンが参加。タイトル曲の「ヤング・ブラッド」はリーバー&ストーラー作のコースターズのヒット曲のカヴァー。シングル「ホワット・ユー・ドゥ・トゥ・ミー」(ジョン・ホール・バンドのカヴァー)がビルボードHot 100の72位(AC 20位)とスマッシュ・ヒットとなっている。ボーナス・トラックとして、「ギヴィン・ユー・アップ」のシングル・ヴァージョンを追加収録。解説:長門芳郎
テリー・メルチャー『ロイヤル・フラッシュ』
1976年に自身のイクイノックス/RCAから発表したセカンド・ソロ・アルバム。ブライアン・ウィルソン、ブルース・ジョンストン、ヴァン・ダイク・パークス、ハリー・ニルソン、ジェリー・イエスター(MFQ~ラヴィン・スプーンフル)、チャッド・ステュアート(チャッド&ジェレミー)、ビル・ハウス、トニー・マーティン・ジュニアほか参加。リーバー&ストーラー作のコースターズのカヴァーやパメラ・ポランド、アルバート・ハモンド作品を除く5曲がテリーのオリジナルだが、テリー本人によれば、後にビーチ・ボーイズで全米NO.1となる大ヒット曲「ココモ」は本作の「L.A. to Mexico」を発展させたものだという。解説:長門芳郎
デニス・ウィルソン『パシフィック・オーシャン・ブルー』
1977年に発表した最初で最後のソロ・アルバム『パシフィック・オーシャン・ブルー』に未発表に終わった幻のセカンド・アルバム『バンブー』をパーケージした2008年リリースのレガシー・エディションの音源を採用。今回はオリジナルの『パシフィック・オーシャン・ブルー』LPをもとにした紙ジャケット仕様でリリース。Disc-1とDisc-2をパッケージした2枚組仕様。Disc-1にはオリジナルLPの12曲をオリジナルの曲順で収録。さらにボーナス・トラックとして、ブートレッグでも出回ったことのない未発表曲を収録。Disc-2には、幻のセカンド・アルバム『バンブー』制作時のセッションを中心に未発表トラックを収録。ラストの「ホリー・マン」はFOO FIGHTERSのドラマー、テイラー・ホーキンスがデニスの未発表曲に新たにグレッグ・ジャコブソンと共作した詞をつけ、歌った新録ヴァージョン。オリジナル・アルバムのプロデュースはデニス本人とグレッグ・ジェイコブソン。未発表テイクのミックスを手がけたのは、デニスのオリジナル・エンジニアであるジョン・ハンロンとグレッグ・ジェイコブソン、ジム・ガルシオ。レガシー・エディション同様に豪華40Pカラー・ブックレット(英文ライナー訳、ディスコグラフィ、レア写真他を収録)付き。解説:萩原健太
ブルース・ジョンストン『サーフィン 世界をまわる』
1963年にリリースされた2ndアルバム。プロデューサーは盟友テリー・メルチャー。ヴォーカル曲5曲、インスト曲7曲からなるサーフィン・サウンドのアルバムでカヴァー1曲以外の全曲がブルース・ジョンストンのオリジナル。内2曲はテリー・メルチャーとの共作。レコーディングには、ハル・ブレイン、リオン・ラッセル、グレン・キャンベル、ビリー・ストレンジ、スティーヴ・ダグラス、ハニーズらが参加。日本でも1964年にブルース・ジョンストン楽団名義でLPが発売され、「夕陽の渚(Makaha At Midnight)」が日本独自にシングル・カットされた。同曲に日本語の歌詞を付けた弘田三枝子のシングルも出ている。ボーナス・トラック3曲収録。解説:土橋一夫
ブルース・ジョンストン『歌の贈りもの』
1977年に発表された名盤の誉れ高いソロ・アルバム。収録曲はソングライターとしての名声を獲得することになったバリー・マニロウのグラミー受賞曲「歌の贈りもの」、ビーチ・ボーイズのアルバムで披露した「ディズニー・ガール」、「ディードリー」、ブルース&テリー時代の作品でクロディーヌ・ロンジェのカヴァーもある「サンキュー・ベイビー」ほか。ラストの「パイプライン」はシャンティーズのサーフィン・ヒット曲のエィスコ・アレンジ・カヴァー。プロデュースを名プロデューサー、ゲイリー・アッシャー、ヴォーカル・アレンジをミレニウムのカート・ベッチャーが担当。レコーディング・メンバーはカート・ベッチャー、ジョン・ホッブス、ジョー・シャーメイ、エド・カーター、ゲイリー・マラバー(スティーヴ・ミラー・バンド)、ゲイリー・パケット(ユニオン・ギャップ)、チャッド・ステュアート(チャッド&ジェレミー)ほか。 ボーナス・トラック2曲収録。解説:土橋一夫
『グッド・ヴァイブレーション~ビーチ・ボーイズ・ソングブック』
ビーチ・ボーイズの初期サーフィン/ホット・ロッド時代から70年代前半までのオリジナル・ヒット~代表曲を様々なアーティストのカヴァー・ヴァージョンで収録した日本独自企画による決定版コンピレーション。 アンディ・ウィリアムス、ジョニー・リヴァース、リップ・コーズ、シルヴィ・バルタン、ペトゥラ・クラーク、アストロノウほか、長い歴史を誇るソニー・ミュージック(Columbia、RCA etc)が所有する幅広いカタログを中心にクオリティの高い作品を厳選して収録。日本初CD化レア音源を含むビーチ・ボーイズ名曲の傑作カヴァー作品集。全てのポップス・ファン必携の1枚。
タグ : 紙ジャケ/高音質(ROCK/POP) リイシュー
掲載: 2012年06月22日 10:18