エドガー・ジョーンズによる<BEST SUMMER ALBUM of 2012>
「俺が好きな音楽はこんな音楽」といわんばかりに独自の捻りをもって、広大な音楽の歴史・バックグラウンドを自らの表現として披露してきた男にもまだ未開の領域があった!
エドガーのキャリア史上最も肩の力が抜けた最もシンプルでライトメローな(!?)50年代~70年代初頭までのアメリカ音楽を愛する気持ちが率直に表れたアルバム。フィル・スペクターのウォール・オブ・サウンド、ラヴ、バーズ、ラヴィン・スプーンフルなどのフォークロック/ウェストコースト・サウンド、リー・ヘイゼルウッド、トニー・ジョー・ホワイト、サザン・ソウル、果てはマルコス・ヴァリを思い起こさせるブラジル音楽風味の楽曲など、今作もリヴィジョニストによるミックステープ仕様なアルバム構成。
ある意味(ずいぶん時間がかかった)原点回帰 -今作の名義はエドガー・ジョーンズではなく、デビュー時の名前・サマータイム名義ある意味集大成- 何十年来の友人でもあるレーベルオーナー曰く「エドガーが作った最良の作品の一つ」。
しかし、エドガーの表現としては今まで一度も聴けなかったタイプの曲ばかりの新展開。全体の印象としては“THE FREE PEACE THING”の反動か“Mellw Side of EDGAR JONES”といった感じのスロー、ミディアムテンポの良曲揃い。女性ヴォーカル、スパニッシュ・ギターリスト!、二曲のみドラマーを迎え、ほかのすべてのパートを本人が演奏。ソロデビュー作『Soothing Music for Stray Cats』を今でも愛聴されている方もきっとアルバムの最後には大笑いすることでしょう。
■日本先行発売
■ペイパースリーヴ ダブルジャケット仕様
■ボーナストラック4曲追加収録
タグ : UK/US INDIE
掲載: 2012年07月19日 21:29