NYブルックリン出身のエクスペリメンタル・ロック・トリオ、イェーセイヤー
自らのサウンドを<Middle Eastern-psych-snap-gospel(ミドル・イースタン・サイケ・スナップ、ゴスペル)>と称るように、ギター、ベース、ドラムを基本編成としながらも、中東の民族音楽要素に西洋的なサイケデリック感を注入しつつ、リスナーの心を揺さぶるスピリチュアル・ソウル・ミュージックを奏でる。単純なポップ・ソングとは一線を画する、カラフルでエクスペリメンタルなアレンジ、どこまでも続くかのような覚醒的なループにメランコリックでアンセミックな歌心溢れるメロディも独自のオリジナリティに溢れる。
メンバーはクリス・キーティング(Vo/Kb)、アナンド・ワイルダー(G/Kb)、アイラ・ウルフ・トゥートン(B)の3人。2007年に『All Hour Cymbals』でデビュー。翌2008年にはBECKのツアー・サポート(MGMT、Man Man等と)でキャリアを積み、2010年にはMUTE移籍第一弾のセカンド・アルバム『Odd Blood』のリリース、フジロック・フェスで初来日を果たした。本作でもその独自のサウンド世界は健在で、既に公開されているリード曲「Henrietta」、 「Longevity」でもそれが確認できる。全曲セルフ・プロデュース、ミックスはDan Carey。
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掲載: 2012年08月07日 16:55