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【追悼】お洒落な名匠マーヴィン・ハムリッシュ氏の代表作を

007私を愛したスパイ

2012年8月6日、ハリウッドを代表する作曲家、マーヴィン・ハムリッシュ氏が亡くなられました。享年68歳。ご冥福をお祈りいたします。
数々の永遠の名サントラを生んだおしゃれな巨匠の、今でも入手可能な代表作をご紹介いたします。

 

<<サウンドトラック名盤より>>


『007私を愛したスパイ』(1977)


主題歌 カーリー・サイモン、監督 ルイス・ギルバート、ボンドは ロジャー・ムーア、ボンド・ガールは バーバラ・バック、キャロライン・マンロー/モダンでソフィスティケイトされたボンドものの最高傑作!としてファンの多い大ヒット作。音楽もバリーではなく『追憶』『スティング』のハムリッシュが担当、カーリー・サイモンの主題歌も一段とタおしゃれなスロー・バラード。サントラの中の、ディスコ・ロック・アレンジがかっこいい「ボンド77」も人気のナンバー。70年代サントラ・ファン必聴。

 

『アイス・キャッスル』(1978)

主演 リン・ホリー・ジョンソン、ロビー・ベンソン。 目が不自由になってしまったフィギュア・スケート選手の恋と挑戦を感動的に描いた79年作品。メリッサ・マンチェスターが歌った主題歌「この愛に生きて(スルー・ジ・アイズ・オブ・ラブ)」はアカデミー主題歌賞ノミネート。感動的なラブ・バラードです。ほかには、カジュアルにドラマを演出したハムリッシュの肩の凝らないインストゥルメンタル、そしてアラン・パーソンズ・プロジェクトによる「ヴォイジャー」も収録。ラブ・ストーリー系の感動的なサントラを聴きたい方におすすめ。

 

『追憶』(1973)

70年代の大人のラブストーリーのスタンダードのサントラ名盤中の名盤。監督 シドニー・ポラック、主演 バーブラ・ストライザンド、ロバート・レッドフォード。1937年の大学時代から、50年代後半までの、脚本家の男性と、活動家の女性の恋愛の20年間を描くラブストーリー大作。監督は過去に恋愛モノ傑作『雨のニューオリンズ』もある名匠シドニー・ポラック。コメディエンヌ/エンタテイナーから、より感動的なドラマをものにしたエンタテイナーとしての位置をバーブラ・ストライサンドはこの作品で獲得する。なんといっても、作品を一級にしたのは音楽。流麗でロマンティックなタッチのマーヴィン・ハムリッシュのメロディをバーブラ・ストライザンドが歌った名曲中の名曲”THE WAY WE WERE”、そして、ハムリッシュならではの美しいストリングス・ナンバーと、ラウンジ感覚のジャズ・ナンバー。ムード・ミュージック&イージーリスニング・アルバムとしても逸品。映画音楽のスタンダード名盤の一枚。

 

『コーラスライン』(1985)

ミュージカル・サントラの名盤!!某ビールのCMでも使われている「ワン」はラストに収録。ダンスに賭ける若者たち、という題材らしい元気よさ、そして名匠(「007私を愛したスパイ」とか「追憶」とか「スティング」もこの人)のマーヴィン・ハムリッシュによる音楽が心をうきうきさせてすばらしい。晴れの日に聴きたい爽快ミュージカル。

 

『スティング』(1973)

軽快なラグタイム・ナンバーが楽しい名作。監督 ジョージ・ロイ・ヒル、主演 ロバート・レッドフォード、ポール・ニューマン、ロバート・ショウ、チャールズ・ダーニング。1936年。サギ師ふたりが、手にしてしまったのは、ニューヨークの首領に届けるアガリだった。大物を敵に回してしまった2人は、世紀の大博打にうって出る・・『明日に向かって撃て』チームが、さらに練られた脚本で、完璧な娯楽映画に挑戦。音楽は、洒落モノ巨匠、マービン・ハムリッシュですが、テーマには往年のラグタイム・ピアノの巨匠スコット・ジョプリンの名曲「ジ・エンタテイナー」と「ソラス」をハムリッシュが編曲。ほんわかと和めるというか、古きよきアメリカのラグタイム・ピアノ・ナンバーをベースに、楽しく、粋に、軽く、アメリカ風にしゃれるという感じ。少年の心を忘れない大人のちょっとした悪ふざけ?的映画そしてサントラ。「ジ・エンタテイナー」は、皆さん、どこかで聴いたことあるはずの名曲中の名曲です。

 

『泳ぐひと』(1968)

監督 フランク・ペリー/シドニー・ポラック、主演 バート・ランカスター、マージ・チャンピオン。 近隣のプールを泳ぎ継いで、自宅に戻ろうとする会社重役を主人公に、すべてが不条理に満ちた異色の傑作。音楽は、この人のサントラの新たなCD化の少なかったマービン・ハムリッシュ。美しく、少しシリアスながら、さすがメロディメイカーなメイン・メロディから、ボッサの有名なナンバー「イージー・フォー」ほか、アート系作品とはいえ、心地よく聴きやすい、薫るようなオーケストラ・スコアを提供。この感じ、CDで聴けるのは珍しい。ちょうど、グルーシンの『愛すれど心さびしく』あたりを思わせる感動です。名盤。

 

<マーヴィン・ハムリッシュ音楽担当のお薦め作品のDVD/ブルーレイです>

 

 

 

 

 

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タグ : 訃報

掲載: 2012年08月09日 18:01