インダストリアル・ハイエナジー・トリオ!マリア・アンド・ザ・ミラーズ
2009年に結成されたインダストリアル・ハイエナジー・トリオ、マリア・アンド・ザ・ミラーズ。2011年にはエレクトリシティ・イン・アワ・ホームズ、プロジェクト:コマキノらを排出した<Parlour Records>よりリリースしたシングル「Omar」、EP「Travel Sex」がNME、Wire、The Quietusといった媒体で軒並み高評価を獲得。同年にはレイ・デイヴィスがキュレーターを努めた<Meltdown Festival>に出演、また<V&A Museum>で開催されたポストモダニズム展にてベスト・エレクトロ・アクトとして“Artrocker Awards”にノミネートされる。
2012年には、ハイプ・ウイリアムス、カット・ハンズ、クリス&コージーといった名だたる面々と競演、またファウスト主催の<Avantgarde Festival>のステージにも立つ。そして2012年11月7日、日本独自編集盤となる「Vision Quest」をリリース。
この作品はデビュー以来UKでリリースされてきた楽曲をコンパイルし、初となるCDフォーマットで発売される。またUKノイズミュージックシーンの奇才ウイリアム・ベネット(ホワイトハウス/カット・ハンズ)、ダブステップ界の気鋭Vindicatrixらによるリミックスも収録されている。
バウ・ワウ・ワウを彷彿とさせるルックスにギャング・ギャング・ダンスやレインボー・アラバマのようなエレクトロとトライバル・ビートの融合。スロッビング・グリッスルやDAFといったインダストリアル~EBMからUKガラージの影響も色濃く感じるフロア対応ノイジーポストパンク。ダンス・ミュージック~インディー・ロックと、シーンを跨いで多いに注目を浴びるヒップ&エキサイティングな存在である。
タグ : UK/US INDIE
掲載: 2012年11月10日 11:49