ザ・ポウジーズのケン・ストリングフェロー、6年振りのソロ・アルバム
2011年、充実のアルバム『Blood / Candy』をリリースし、来日したことも記憶に新しいUSパワーポップ・バンド、ザ・ポウジーズの中心メンバーの一人であり、ビッグ・スターなどの活動でも知られるケン・ストリングフェローが6年振りにリリースするソロ名義のフル・アルバム(ミニ・アルバムとしては2008年にリリースあり)。
ブリュッセルの伝説的なICPスタジオで録音、LAのプロダクション・チーム“The LAB”によるミックス。シアトルのザ・ヘッド・アンド・ハート(サブ・ポップよりリリースあり)のチャリティ・ローズ・シーレンが参加。ヨーロッパではベン・リー、ファウンテンズ・オブ・ウェイン、ファラーなどのリリースで知られるLOJINXからのリリース、日本では本人の強い希望により、Target Earthよりのリリース。
彼がこれまで関わった様々なバンド、そしてルーツを総合したようなバラエティに富んだ内容で、その優れたソングライティングが堪能できる傑作となっている。
【プロフィール】
シアトルをベースとするパワーポップ・バンド、ザ・ポウジーズを1986年に結成、1988年に『Failure』をポップラマよりリリース。その後1990年にゲフィンより『Dear 23』でメジャー・デビュー、メジャー2作目にあたる1993年の『Frosting On The Beater』はオルタナ/グランジ世代のパワーポップとして高い評価を得、一躍人気バンドとなった。その後もポウジーズは断続的に活動を続けることになるが、ケン・ストリングフェロウはアレックス・チルトンの伝説的なバンド、ビッグ・スターへの参加、R.E.M.、ラグワゴンのサポートメンバーなどをはじめ、様々なプロジェクトに関わるようになる。ソロ・アルバムとしては1997から現在まで3枚のアルバムをリリース(ミニ・アルバムを含めると4枚)、今作は5枚目のソロ・アルバムとなる。現在はポウジーズのほか、ヨーロッパ圏で活動する自身のバンド、ディシプリンズでも活動中。
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掲載: 2012年11月20日 15:32