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DHM作曲家シリーズ~テレマン・バッハ・モーツァルト

      DHM(ドイツ・ハルモニア・ムンディ)テレマン・バッハ・モーツァルト

古楽レーベルの名門DHM(ドイツ・ハルモニア・ムンディ)の誇る名録音を極めて安い価格で提供しているBOXシリーズにテレマン・バッハ・モーツァルトが登場。クイケンのブランデンブルクや無伴奏ヴァイオリン、レオンハルトのミサ曲ロ短調等同局屈指の名演が揃ったバッハBOX、古楽演奏の走りとなったコレギウム・アウレウムの録音を中心にまとめたモーツァルトBOXとファン垂涎の内容が並び立つ中、今回の目玉はテレマンと言っても良いでしょう。かの作曲家を語る上で欠かす事のできない作品でありながら、巨大な構造故録音の少ない傑作「忠実な音楽の師」 をカメラータ・ケルンが全曲録音した(DISC-1~5)をはじめとして、テレマン演奏史を垣間見るような名録音が目白押しなのです!今回も完全限定生産です。お早目のご購入を検討下さい

 

DHMのレコーディングの中から、生前にはJ.S.バッハやヘンデルを凌ぐ人気があったテレマンによる作品の名演を集めたボックスで、ケルンを中心に活躍する名手を擁する「カメラータ・ケルン」(数多くのテレマンの室内楽作品を録音)による演奏を中心としたものでまとめられています。【Disc1~5】は、1728年から翌年に掛けて25回、2週に一度、4ページ体裁からなる楽譜として、音楽愛好家などのために定期的に刊行された作品をまとめられたものとして知られる「忠実な音楽の師」です。比較的小さい編成やソロのための作品がほとんどで、チェンバロをはじめとする独奏楽器、ガンバ、リコーダーなどの作品やアリアなどの声楽曲もあり、当時の音楽生活を彷彿とさせる内容の、まとまった貴重な録音です。【Disc6】は、珍しいテレマンのカンタータ。オーケストラの「コレギウム・ムジクム・フライブルク」は、トーマス・ヘンゲルブロックが中心となって集められたメンバーによる録音のためのアンサンブルでしたが、その後のフライブルク・バロックオーケストラ設立へのきっかけとなった演奏です。【Disc7&9】は、様々な楽器のテクニックが曲に取り入れられた作品。カメラータ・ケルンがバロック時代の真の演奏語法によってテレマンの真髄を見事に表現した名盤で、多彩な音響構造と音色、そして和声と旋律の豊かさに特徴付けられ、各楽器のそれぞれの歌を歌わせる独自の魅力に溢れています。【Disc8】は、コレギウム・アウレウムによる古風な響きによる演奏。バルトルド・クイケンや大御所ヨハネス・コッホもソロとして参加しています。【Disc10】には、フランスの様々な古楽器アンサンブルに参加しているフラウト・トラヴェルソ奏者ジョスリン・ドービグニーによる独奏を収録。名技性、即興性、旋律美など、洗練された表現力のエッセンスともいえる名作で、古楽器ならではの甘く趣のある響きでこの作品の魅力を存分に楽しませてくれます。

 

『ドイツ・ハルモニア・ムンディ/テレマン作品名演集』

 

【Disc1~5】『忠実な音楽の師』

 

【Disc6】『カンタータ「一日の時」(全曲) 』

 

【Disc7】『組曲ニ長調TWV.55:D23』『組曲イ短調TWV.55:a2』『組曲ニ長調TWV.55:D6』

 

【Disc8】『3つのヴァイオリンのための協奏曲へ長調』『フルートとヴァイオリンのための協奏曲イ長調』『2つのホルンのための協奏曲変ホ長調』『ヴィオラ・ダ・ガンバと弦楽のための組曲ニ長調』

 

【Disc9】『ブロックフレーテ協奏曲 へ長調』『オーボエ協奏曲 ホ短調』『フルート協奏曲 ニ長調』『ブロックフレーテとヴィオラ・ダ・ガンバのための協奏曲 イ短調』『ファゴットと2つのヴァイオリンのための協奏曲 ニ長調』

 

【Disc10】『無伴奏フルートのための12の幻想曲』(全曲)

 

録音: 1962~1997年

 

DHMのレコーディングの中から、バッハの名演を集めたボックスです。【Disc1&2】は、レオンハルトとS.クイケンが1972年に結成したピリオド楽器によるオーケストラのパイオニア、ラ・プティット・バンドが20年以上の演奏活動の中で培ってきた奏法と解釈によって、初めて録音した「ブランデンブルク協奏曲」の名盤です。バルトルド、シギスヴァルト、ヴィーラントのクイケン3兄弟、寺神戸亮、鈴木秀美ら、各々の楽器のトップ・アーティストたちが現代のスタンダードたる名演を繰り広げています。「第2番」ではトランペットではなくナチュラル・ホルンを使用しての演奏。【Disc3&4】は、コレギウム・アウレウムにとって最初期の録音。「フーガの技法」は演奏する楽器の指定のない未完の大作ですが、ここではコレギウム・アウレウムのメンバーによるヴィオールを主体とした小編成によるもので、非常に柔らかく暖かい音色が特徴です。【Disc5&6】教会音楽の通常の観念を超えた汎宗教的な精神で作曲された「ロ短調ミサ」。これは同曲の名演の誉れ高いアルバムで、ヤーコプスら古楽のトップ歌手を配した声楽と、S.クイケン率いるラ・プティット・バンドの器楽とが自然でしなやかに調和した、オリジナル楽器ならではの名演奏です。レオンハルトは意識的に厳粛になることなく、作品に、音楽に、すべてを語らせてその普遍性を表現しています。【Disc7&8】は、名手シギスヴァルト・クイケンが約20年の歳月を経て、満を持して録音に望んだ再録音盤です。この新録音では、作曲家バッハと演奏者クイケンの間の豊穣な音楽の対話が高く飛翔し、端正な中にも微妙な揺らぎをたくし込んだ演奏が旧録音を遥かに凌ぐ説得力と感動をもたらしています。【Disc9】では、ピリオド楽器演奏開拓者として、それを志す人々の師として、今もなお精力的に活動を続けているクイケン三兄弟によるもの。1974年にレオンハルトのリードのもとでこの作品を録音していましたが、本アルバムはそれから20年後1994年、彼らと長年演奏を共にしてきたコーネンと自分たちが主体となって、心新たに満を持して取り組んだものです。前作での解釈を改め、数多い実演と透徹した研究から生み出された至高の名演が繰り広げられています。【Disc10】の、有名なメヌエットを含む鍵盤曲、歌曲など様々な小品を集めたこの「音楽帖」は、バッハが2番目の妻アンナ・マグダレーナの献身的な愛に応えて彼女に贈ったものです。映画「アンナ・マグダレーナ・バッハの日記」でバッハ役をつとめたレオンハルト、透き通った声のアメリングとテルツ少年合唱団という素晴らしい組み合わせによる魅力的・貴重なアルバムです。

 

『ドイツ・ハルモニア・ムンディ/J.S.バッハ作品名演集』

 

[Disc1&2] 『ブランデンブルク協奏曲BWV.1046~1051』(全6曲)

 

[Disc3&4] 『フーガの技法BWV.1080』(全曲)

 

[Disc5&6] 『ミサ曲ロ短調BWV.232』(全曲)

 

[Disc7&8] 『無伴奏ヴァイオリンのためのソナタとパルティータBWV.1001~1006』(全曲)

 

[Disc9] 『音楽の捧げ物BWV.1079』(全曲)

 

[Disc10] 「アンナ・マグダレーナ・バッハの音楽帖」より」

 

DHMのレコーディングの中から、モーツァルトの名演を集めたボックスです。【Disc1】は、スミソニアン博物館の貴重なオリジナル楽器を使用したもので、快活で生き生きとした2台のソロ楽器とオーケストラの掛け合いが印象的な演奏です。【Disc2~6】は、1962年にドイツで結成された(録音は1961年より開始)古楽器によるオーケストラ コレギウム・アウレウムによるもの。できるだけ作曲当時の響きを再現するという意味合いでも非常に重要な楽団でした。バロック音楽だけでなく、ウィーン古典派へとそのフィールドを拡げて行き、レコード演奏史の重要なページを飾りました。特にモーツァルトは彼らの重要なレパートリーで、小編成のオリジナル楽器による演奏はリスナーの大きな支持と高い評価を得ました。彼らのふくよかな響きとロマンティックさは懐かしささえ感じることができましょう。【Disc7】では、名曲を聴く喜びと共に、オリジナル楽器奏者の二人の大御所、ヴァイオリンのシュレーダーと鍵盤楽器のインマゼールの、これぞオリジナルの音色や響きを堪能できるアルバム。【Disc8】は、ピアノの名手でウィーン古典派・モーツァルトに精通する巨匠デームスの、当時のフォルテピアノによるモーツァルトの協奏曲。フォルテピアノ(ドイツ語でハンマーフリューゲル)の演奏にも精通したデームスの演奏は、ウィーン古典派、特にモーツァルトの演奏には定評があります。これらの協奏曲はデームスの持ち味と実力が見事に発揮された名演として絶賛されたものです。【Disc9】では、死者のための音楽と祝典的な晴れやかな音楽という両極の感情を、テルツ少年合唱団が澄んだ声質で見事に歌い分けています。ソロもボーイ・ソプラノ、ボーイ・アルトで歌っており、モーツァルトが思い描いていた音楽、音の響きや音色まで、そのままを聴いているという実感を味わえる演奏です。未完成のまま残された「レクィエム」ですが、ここではフランツ・バイヤーによる補筆版での演奏で、バイヤーはこの演奏でヴィオラ奏者として参加しています。【Disc10】は、ピアノ三重奏というジャンルの発展をリードし、ベートーヴェンへと続いた重要な作品群を、ザルツブルクの古楽器名手たちモーツァルト・トリオが快演したアルバムです。

 

『ドイツ・ハルモニア・ムンディ/モーツァルト作品名演集』

 

[Disc1] 協奏交響曲変ホ長調K.364 2つのヴァイオリンのためのコンチェルトーネ ハ長調K.190

 

[Disc2] ディヴェルティメント第10番ヘ長調K.247 ディヴェルティメント第7番ニ長調K.205 セレナード第13番ト長調K.525「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」

 

[Disc3] 交響曲第33番変ロ長調K.319 交響曲第35番ニ長調K.385「ハフナー」交響曲第36番ハ長調K.425「リンツ」

 

[Disc4] 交響曲第38番ニ長調K.504「プラハ」交響曲第39番変ホ長調K.543 ヴァイオリンと管弦楽のためのロンド ハ長調K.373

 

[Disc5] 交響曲第40番ト短調K.550 交響曲第41番ハ長調K.551「ジュピター」

 

[Disc6] セレナード第10番変ロ長調K.361(370a)「グラン・パルティータ」

 

[Disc7] ヴァイオリン・ソナタ第32番ヘ長調K.376 ヴァイオリン・ソナタ第24番ハ長調K.296 ヴァイオリン・ソナタ第33番ヘ長調K.377

 

[Disc8] ピアノ協奏曲第21番ハ長調K.467 ピアノ協奏曲第27番変ロ長調K.595

 

[Disc9] レクィエム ニ短調K.626 (バイヤー版)

 

[Disc10] クラヴィーアとヴァイオリンとチェロのためのソナタ K.10~15 ピアノ三重奏曲第1番変ロ長調K.254

 

録音: 1969~1986年

掲載: 2013年01月07日 13:29