フォールズ、サード・アルバムが完成

イングランド、オックスフォード出身の5人組、フォールズが前作『トータル・ライフ・フォーエヴァー』から約3年ぶり、3作目のアルバム『ホーリー・ファイア』をリリース。

2010年にリリースされた前作はイギリスのみならず、日本の多くの音楽専門誌の2010年年間ベスト・アルバムにランク・インし、本国イギリスのみならず、ここ日本でも注目を集めた作品となった。ただの奇抜で面白くてエネルギッシュなエレクトロ・ポップを奏でるグループという印象を前作で一気に払拭し、その新たなサウンドは世界中に熱心なファン達を獲得した。

彼らが本作を制作するにあたりプロデューサーとして迎えたのはナイン・インチ・ネイルズやキラーズを手掛けた、フラッド＆アラン・モウダ―のプロダクション・デュオで、ロンドンのAssault and Batteryスタジオでレコーディングが行われた。アラン・モウダ―はフォールズの前作のミックスを手掛けている。

アルバムからのファースト・シングル“インイヘラー”は、独特のリズム感は顕在だが、前作までの彼らとは違う意味でラウド感が際立っている。もはやラウド・ロックとも言えるくらいの重厚な仕上がり。アルバムを聴けば聴きこむほど、史上最高にヘヴィかつブルージーな作品となっている。