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リップ・リグ・アンド・パニック、紙ジャケ仕様で奇跡の再発

ファンク/ジャズ/パンクそしてワールド・ミュージックを融合したユニークなサウンドで80年代のポストパンク・シーンを彩った、リップ・リグ・アンド・パニックのアルバム3タイトルが遂に再発!国内盤のみ紙ジャケット仕様でのリリース。

 

『ゴッド』

本作は1981年リリースのデビュー・アルバム『GOD』のオリジナル・マスターテープのリマスターで、アルバム未収録曲をボーナストラックとして収録。狂ったように鍵盤の上を飛び跳ねるマーク・スプリンガーを筆頭に、元ポップ・グループのギャレス・セイガーによる咆哮サックス/ヴォーカル、ファンクからの影響がうかがえ異様にうねるパーカッシヴなリズム隊、スリッツのアリ・アップとネナ・チェリーのヴォーカル……すべてがはちきれんばかりに、勝手に暴走してゆくような、気のふれる瞬間の熱病のような、そんなクールネスに収束してゆくさまが圧巻な大名盤。

 

『アイム・コールド』

本作は1982年リリースのセカンド・アルバム『I AM COLD』のオリジナル・マスターテープのリマスターで、アルバム未収録曲をボーナストラックとして収録。ネナ・チェリー(ヴォーカル)の父=ドン・チェリーも参加した本作は、15人編成のフリーキーなインプロ・セッションで、氷が砕け散って火花を散らすように、見事なまでにスリリング! ファースト作品以上にパンク・ジャズの潔いスノッブさ、背筋の伸びた凛としたミュージジャン・シップとブリストル特有のボヘミアン気質をたっぷりと感じさせてくれる、こちらも名盤。

 

『アティチュード』

本作は1983年リリースのサード・アルバムにして最後の作品『ATTITUDE』のオリジナル・マスターテープのリマスターで、アルバム未収録曲をボーナストラックとして収録。ロフト・ジャズ・パンクが、言葉通りの意味で最もポップかつダイレクトに提示される「BEAT THE BEAST」を始め、前作に比べて格段にコンパクトでファンキーかつダンサブル、そしてUKソウル/クラブ・ミュージック~プレ・マッシブ・アタック寄りの楽曲がずらりと並ぶラインナップ。ポスト・パンク~ジャズ・ファンクだけでなく、90年代以降のブリストル・シーンへの影響も感じさせる素晴らしい内容です。

タグ : 紙ジャケ/高音質(ROCK/POP) リイシュー

掲載: 2013年06月02日 16:56