ワイルド・ハニー、飛躍的な成長を遂げた新作
ゾンビーズやスコット・ウォーカー、ミシェル・ルグランと言ったルーツなレジェンド・ミュージシャン/バンドから、スフィアン・スティーヴンス、イェンス・レークマンと言った現在のシンガーソングライターも引き合いに出される深みと愛嬌を兼ね備えたポップなサウンドを展開したデビュー・アルバム『EPIC HANDSHAKES AND A BEAR HUG』がここ日本でもロングセラーとなったワイルド・ハニー。
今回はあのステレオラブのティム・ゲインをプロデューサーに迎え、その元来の才能が更に開花したと言えるマジカルなポップアルバムに仕上がっています。甘酸っぱく清涼感のある、タヒチ80のグザヴィエにも似た歌声と、サニーな眩しさと等身大のポップさが、60年代ソフトロックから脈々と受け継がれるサイケ感、美ハーモニー、そしてボサノバやジャジー・エッセンス、近年のインディ・フォーク感覚とのミックスにより、更に研ぎすまされたポップ・チューンが満載!確実にステレオラブを彷彿とさせる音響的要素も加味されており、ニヤリとする部分も多い事でしょう。
1曲目の「An Army Of Fat Synths」から眩し過ぎるキラキラとした清涼感溢れるピュア・インディ・ポップを展開!様々なアコースティック楽器と、女性コーラス多用の曲展開等、とにかく温かみ溢れるポップ・アルバムとなっています。日本盤ボーナストラックとしてスペインのANA LÓGICAと言うアーティストとのスプリット7インチでリリースした「My Girlfriend Ronnie」と言う名曲を追加収録!
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掲載: 2013年07月17日 17:04