エクスペリメンタル・ポップ・グループ、ブレイズ新作
今年リリースした『UNTOGETHER』が高い評価を得たブルー・ハワイの女性ヴォーカリスト、ラファエル・スタンデルプレストン嬢を含むカナダの3人組エクスペリメンタル・ポップ・グループのセカンド・アルバムが完成。
チェアリフトなどを輩した<KANINE RECORDS>からリリースしたファースト・アルバム『NATIVE SPEAKER』リリース時は、アニマル・コレクティヴ・フォロワーのバンドとして評価されていたが、本作『FLOURISH // PERISH』では革新的な変化をみせている。
『NATIVE SPEAKER』のリリース後18ヶ月におよぶツアーを経た後、モントリオールのスタジオで約1年をかけて制作された。サウンドはぐっとエレクトロニック且つタイトになり、先鋭的なエディット感に彩られ立体感を帯びた音像へと到達。張り巡らされた図太いベースラインと、ミニマル且つタイトなリズムに浮遊感と揺らぎに満ちたヴァリエーション豊かなキーボードの音色、そしてラファエルの圧倒的な表現力のヴォーカルのエフェクティヴなレイヤーが融合し、エモーショナル且つリリカルなエレクトロニック・サウンドへと変貌。
同郷の盟友グライムスやブルー・ハワイとも共振し、ブロードキャストやギャング・ギャング・ダンス、ビーチ・ハウス、スクール・オブ・セヴン・ベルズ等先人たちのような実験的ポップ感覚をも飲み込んだような圧巻の完成度!
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掲載: 2013年08月19日 12:11