注目アイテム詳細

現代エクスペリメンタル・ロック・アルバムの金字塔!ライアーズ最新作

Liars

 

ヤー・ヤー・ヤーズやブラック・ダイスと共にポスト・パンク新世代の旗手として、2000年代のブルックリン・シーンを牽引したフリーキーかつアヴァンギャルドなアート・ロック・バンド、ライアーズ。この10余年の間にロサンゼルスやベルリンなど活動拠点を転々とし、それに伴いサウンドも目まぐるしいトランスフォームを重ねてきた彼らが、現代最強のエクスペリメンタル・ロック・バンドへと進化し、最新作を<Mute>からリリース。

トム・ヨークやデヴェンドラ・バンハートらがリミックスを手掛け、ピッチフォークにてBest New Musicを獲得し話題となった『Sisterworld』を経て、インダストリアルなダーク・ウェイヴ路線を邁進した『WIXIW』に続く7作目となる本作は、「前作『WIXIW』とまったく逆の方向性の作品になっている。」とメンバーが語るように、正反対ともいえるライアーズ史上最も突き抜けた作品に仕上がっている。

また先行シングルとして話題の「Mess On A Mission」は、ブロック崩しの効果音のような電子音のギミック、淡白なドラム・ビートからの巨身アンガス・アンドリューのファルセットと相まって熱気を帯びていく、ライアーズの十八番といえるパンクでレイヴな変態アングラ・ディスコを展開。インダストリアルやゴシックの意匠も先駆けて打ち出してきたその先鋭性は、それこそデムダイク・ステアやザ・ナイフと並べて語られるような、同時代的なインディ・ロックの文脈に照らし合わせて評価されるべきだろう。

ビートを軸にミニマル、ジャーマン、インダストリアル、エレクトロなど様々なカラーのサウンドが飛び交う、大胆に変貌を遂げた今作はライアーズの最高傑作と言える充実な完成度です!

 

 

 

タグ : UK/US INDIE

掲載: 2014年03月04日 12:53