嶺川貴子他参加!モレーノ・ヴェローゾ、14年ぶりのスタジオ作品
<Moreno+2>名義のアルバム『タイプライター・ミュージック』から14年ぶりとなるスタジオ録音アルバムが遂にリリース。近年はカエターノ・ヴェローゾやジルベルト・ジル、ガル・コスタ、高野寛の作品に至るプロデューサーとして、またホベルタ・サーなど多くのシンガーに楽曲を提供するコンポーザーとして活躍するモレーノ・ヴェローゾが、自作曲を中心に作り上げたアルバム。ドメニコ、カシン、ペドロ・サーといった盟友たち、アート・リンゼイやダニエル・ジョビン、かねてから交流を深めてきた嶺川貴子が5曲で、さらに高野寛が4曲で参加。前作よりも開放的な空気感のなか、変わることのないピュアなメロディと歌声が浮かび上がるシンガーソングライター作品。
【Moreno Veloso】
1972年11月生まれ、カエターノ・ヴェローゾの長男。ギター、チェロ、パンデイロなどを演奏するマルチ奏者、ヴォーカリスト。1997年、父カエターノの名盤『リーヴロ』にオリジナル曲「How Beautiful Could A Being Be」を提供。2000年、ドメニコ、カシンとのトリオ<モレーノ+2>名義でアルバム『タイプライター・ミュージック』を発表。ブラジル・ネオ新世代の旗手として注目を集め、2001年に来日。その後も度々来日しさまざまな編成でライブを行う。2011年に来日記念盤『ソロ・イン・トーキョー』を限定リリース。近年はアドリアーナ・カルカニョット、ホベルタ・サーなどに楽曲を提供。またプロデューサーとしても、父カエターノ・ヴェローゾのアルバム『セー』『セー・ライヴ』『ジー・イ・ジー』『MTV Ao Vivo zii e zie』『アブラサッソ』『アブラサッソ・ライヴ』、ジルベルト・ジル『Gilbertos Samba』、ガル・コスタ『Recanto』『Recanto Ao Vivo』、高野寛の2014年新作のプロデュースも担当。現在はバイーア州在住。
掲載: 2014年05月21日 19:17