ポール・ギルバート、MR.BIG Year第1弾を飾る新作
オリジナル・タイトルの由来はギリシャ神話のシジフォスの寓話からとられている。出口のない報われない物語として知られるこのシジフォス神話、だが一方でアルベール・カミュは、この物語を反対から見て「一方では幸せなこと」と哲学的考察を書き記している。
ポール・ギルバートは自分の人生を、ジシフォスと重ね合わせ、彼にとって、坂の上に押し上げていかねばならない石のひとつがギタリストとしての生き方であり、ずばりギター道であると語る。
これまでの作品とは一味違う、哲学的タイトルを掲げた本作は、前作『ヴィブラート』で提示した、変革の予兆を具現化した特筆すべき作品となることは疑う余地もない。
タグ : ハードロック/ヘヴィメタル(HR/HM)
掲載: 2014年06月11日 14:25