ドラゴンフォース、通算6枚目のスタジオ・アルバム
イェンス・ボグレンをプロデューサーに迎え、スウェーデンにあるFascination Studioにてレコーディングされた今作は、過去カール・グルームと共同プロデュースで作品を作り上げてきた彼らにとって、初めて外部のプロデューサーを迎え入れて制作した作品だ。イェンスとの仕事に関して、ギタリストのハーマン・リはこう語っている。
「イェンスと仕事をすることで、楽曲に対して、そしてサウンドのダイナミズムに対して、今までとは違った見方が出来るようになった。今までは自分達のスタジオでアルバムをレコーディングしてきたけど、今回スウェーデンでレコーディングしたことでより制作過程に集中し、俺達自身を駆り立てることができたんだ。イェンスはまさしく俺達を駆り立てていたね。彼は休日ってものをまったく信じていないんだ!」
あのドラゴンフォース特有の疾走感に満ちたスピード・メタル・サウンドと、日本人の心をくすぐるメロディ・ラインが炸裂する今作。デモ音源としてアルバム発売に先駆けて公開された「ディフェンダーズ」でもその類稀なるスピード&メロディが増量されていることを見せつけてくれたのだが、今作にはサプライズとして、3曲でトリヴィアムのマシュー・キイチ・ヒーフィーが参加している。また、バンドにとって初の試みとも言えるカヴァー曲も収録、そのカヴァーした曲は、なんとジョニー・キャッシュの「リング・オブ・ファイアー」。この名曲をドラゴンフォース流にアレンジしたその興奮度は凄まじい物がある。
最新作発表直後となる2014年10月には、LOUD PARK 14への出演のため来日も決定、ドラゴンフォースが再び日本を大きく揺るがすことになるのだ…。
DVD付スペシャル・エディションとなる今作には、通常盤にも収録される日本盤用ボーナス・トラックに加え、スペシャル・エディション用のボーナス・トラックも追加した全16曲を収録。またボーナスDVDには、アルバムのメイキング映像(日本語字幕付)に加え、LOUD PARK 12に出演した時のライヴ映像を1曲収録。
タグ : ハードロック/ヘヴィメタル(HR/HM)
掲載: 2014年07月08日 12:49